2020–02–04

ブリヂストン社の自転車に付属している説明書には、かならず適正空気圧( 3気圧)の範囲で内で使用して下さいとあります。

スポーツ自転車に使われるバルブには、圧力計の付いたポンプを使用して適正空気圧を測る方法があります。
ところが、一般の自転車には、そのような方法がないのです。

スポーツ自転車の仏式・米式バルブ用のポンプに英式用の口金を付けて空気圧を測った場合、空気圧ゲージは実際より大きい数字を示すため、正確な空気圧を測ることはできません。

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一般用自転車の英式バルブを米式バルブへ変換するアダプターです。
虫ゴムのあるプランジャ部分を外すため、米式バルブと同じ構造になります。

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26インチの普通の自転車のバルブに変換アダプターを装着しました。

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パークツール社のフロアポンプで空気を入れます。

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適正空気圧になりました。
しかし、パークツールの空気圧ゲージの精度に問題はないのでしょうか?
そこで、確認することにしました。

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WONDER社のゲージでタイヤの空気圧を測定します。
口金をバルブに押し当てると、タイヤ内部の空気が逆流してゲージへ流入し、空気圧が示されました。
逆流した分、わずかに適正空気圧より下がった数字が示されました。
その後、お互いに何度か同じ工程を繰り返して、2つの圧力計に誤差がない事が確認できました。

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最後に、WONDER社のゲージで正確に適正空気圧まで空気を入れます。

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上の図は、ブリヂストン社の説明書にある空気圧の簡易測定の方法です。
適正空気圧のタイヤは、本当に 9~10cmになるのか実験してみます。

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刷毛を使って、バルブ部を中心にタイヤのトレッド面を水で濡らします。

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後輪が回らないようにブレーキをかけた状態を維持して、上写真のように妻が乗車しました。

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タイヤが回転しないように気を付けながら、そーっと自転車を脇に移します。
段ボールに残ったタイヤ接地面の長さを測定したところ、145mmという結果。
厚みのある段ボールの上で計測したので、凹んだ分誤差が出たようです。

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そこで、測定方法を変えました。
写真のようにコピー用紙をタイヤの前後から入れて接地面の長さを測定。
結果は、11cmでした。
ブリヂストンの説明書(9~10cm)をオーバーしています。
妻の体重は、40キロ半ば(自己申告)ということなので、決して重い方ではないと思います。

真夏の路面温度は60度を越えるため、3気圧という適正空気圧は、熱膨張による空気圧上昇を見越した数字なのかな?
タイヤのサイズや体重で、計測結果は大きく変わるのかもしれませんね。

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