業務日誌

健康じてんしゃ店の業務日誌です

2017

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2017–02–02

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男は黙ってサンツアー

30年ほど前のロードバイクが持ち込まれ、 ハブのグリスアップ、その他いろいろメンテナンスを依頼されました。
見れば、コンポはサンツアーのスプリント。
記憶が正しければ、同社の上位コンポのハブは、「カップ&コーン」ではなく、シールドベアリングだったはずです。( ← 私が所有していたシュパーブプロがそうだった)
それをお客さんに言ってからハブの側面を見てみると、「SHIELD BEARING」とありました。
「男は黙ってサンツアー」なんてマニアックな会話をして、お客さんが帰られた後、ずっと黙っていた妻が一言、

「何を言ってたのか、ぜんぜん分からへんなんだ…」

2017–02–03

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いらっしゃらない時に限って…

「パンク修理をお願いします」と、女性のお客さんが来店されました。
「時間が無いので後で取りに来ます」と言われましたが、そういう時に限って単純なパンク修理では直らないことが多いものです。

「もし、パンク修理出来なかったら、チューブ交換になりますが、どうしましょうか?」と尋ねたところ、
「直ぐに直ると思ってきたんですけど…」との返事。
そこで、「もしパンク修理が出来ない場合は作業を中断しておきますね」と言って、自転車を預かりました。

さて、タイヤを外してチューブを調べてみた結果はというと、
以前にパンクで貼られたパッチが耐えきれずに裂けていました…

2017–02–04

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妻が店にいると

妻が店にいてくれるようになって、暇な時でも寂しくなくなりました。
また、いろいろと手伝ってくれるので、とても助かります。
最近怠けていたチラシのポスティングもやってくれます。
今日は、防犯登録の記入を手伝ってくれました。

妻がいてくれると、 トイレもゆっくり入れます。

2017–02–06

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母親

冬の風が吹き荒れる中、女性のお客さんが来店され、ブレーキの修理で自転車を預かりました。

作業中、ふと見れば、チャイルドシートの上に温かそうな座布団がありました。
それを見て、お子さんを思うお母さんの愛情を感じました。

2017–02–07

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難病

ロードバイクが持ち込まれました。
フロント変速時に、アウターからインナーギヤへチェーンが移動した時、リヤ変速機のテンションプーリーからチェーンが外れてしまう症状でした。
スプロケットのギヤ板に対して、変速機のケージが斜めになっている事を発見。
ディレイラーハンガーを修正することで直りました。
文章で書くと簡単なのですが、解決するまでに結構遠回りしてしまいました。

2017–02–09

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心を込めて

写真の自転車を納車しました。
商談の時に、「丁寧に心を込めて組み立てています。」と話しました。

2017–02–10

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防犯登録協会から

日頃、通販で購入された自転車の防犯登録をよく受けます。

先日、「通販で購入した自転車の防犯登録はされていますか?」という問い合わせが、防犯登録協会からありました。
そして今日、協会から紹介された 2台の自転車の防犯登録を受けました。

2017–02–11

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臨時休業

2月12日(日)は、臨時休業させていただきました。

2017–02–13

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何じゃぁこれは…

ペダルがガクガクするということで、高校通学の自転車が持ち込まれました。
見てみれば、左右のペダルをつなぐクランク軸がグラグラしていました。
そこで、左側クランクを外します。

すると、悲しいかな、それと同時に、反対側のクランクも外れました。← 普通は外れない …
写真の部品が割れていたのが原因で、悲しいかな、フレームの中に割れた片側が残っていました。← イヤ~な予感 …
フレームのネジの部分も傷んでおり、これまた悲しいかな、簡単には外れそうにありません。← 絶望的な気分 …
そこで、マイナスの貫通ドライバーを部品に引っかけて、ハンマーでコツコツと叩いてみます。← 半分諦め気分で …
そうしたら、僅かに部品が回りました。← 希望の光が …

その後、少しずつコツコツと叩きながら時間をかけて、フレームの内部に残った部品を取り外すことに成功しました。

ヨカッタ~

2017–02–14

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明日の準備

明日は定休日ですが、出張にて仕事の依頼を受けています。
開業の時に作業台の下に設置したコンプレッサーを再び屋外へ持ち出す機会があるとは、全く予想しませんでした。
そんなことを考えながら、コンプレッサーにハンドルを取り付けて、準備完了。
慣れない場所での作業となるので、気持ちが落ち着きません。

2017–02–16

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3つの条件

マウンテンバイクを修理しました。
バキッと割れたブレーキレバー(写真下)を新品に交換する作業でした。

スポーツ自転車店の立場で作業を受ける場合、新品のブレーキレバーを準備する際に、「Vブレーキに対応したレバー比」、「グリップシフトに対応した形状」を考慮することになります。

私の場合は、下町の自転車屋なので、上の項目にもう一つ厳しい条件が加わります。 それは…

「限りなくリーズナブルな価格のブレーキレバーであること」

写真上のブレーキレバーは、それら 3つの条件をクリアした商品でした。
趣味ではなく、生活に使う自転車の修理料金が高い場合、「新車を買った方が安い」とキャンセルになることが多いのです。

2017–02–18

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受注発注の商品

シマノ社のメトレアというクランクをクロスバイクに取り付けました。
アーバンスポーツをコンセプトにする同商品、注文した卸屋さん曰く、「受注発注の商品です。」というぐらい販売が少ないそうです。
洗練されたデザインと仕上げの美しさ、コンセプトは魅力的なのですが、いざ販売となれば難しいのかもしれません。
シマノ社より30年ほど前に発売されたロードバイクコンポ「サンテ」を思い出します。

2017–02–20

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一体化

空気が抜けてしまった自転車が持ち込まれました。

「いくらかかりますか?」とお客さん。

修理料金は、タイヤを外してチューブを見ないと分からないのですが、最悪チューブ交換した場合の料金まで説明しました。
それから作業を開始。
ところが、リムからタイヤを外すのが大変で、通常ではないことが分かります。
やっとのことでホイールから外したタイヤは、チューブと固着していました。
原因は、パンク修理剤。
どんなに引っ張っても、タイヤからチューブは離れません。
タイヤ・チューブ交換までの料金を言っておけばよかったのかなぁ…

2017–02–21

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自転車の気持ち

自転車の気持ちが分かることがあります。

苦しそうだなぁと思ってパンク修理を始めると、 タイヤの中でチューブがグチャグチャになっていた… ということは少なくありません。
そんな時は、「苦しかったやろ」と、チューブをきれいに伸ばしてやります。

今日持ち込まれた自転車は、オートライトのヘッドが破損しており、その交換依頼でした。
業務用で酷使されているようで、ライト以外にも傷んでいる箇所があちこちありました。
そこで、気になるところをチェックしてみると、リヤブレーキを固定しているバンドの固定ボルトが大きく緩んでいるのを発見。

「あぁ、これを見つけてもらうためにうちの店に来たんやな」と、その自転車にそっと語りかけました。

2017–02–25

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対照的

婦人用の自転車が修理で持ち込まれました。
時々、ペダルを踏んでも空転して進まないという症状でした。
修理代金(応急処置ではない)をお客さんにお伝えると、その修理はキャンセルとなりました。

その後、クロスバイクが持ち込まれました。
走行中、ペダルを回す脚を止めることが出来ないという症状で、数日前に修理の予約を受けたお客さんでした。
原因は、ラチェット破損(写真左の部品)。
フリーボディを新品に交換しました。

いろいろな点で対照的な 2台でした。

2017–02–26

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営業時間の変更

明日から、店の営業時間を 10:00~19:00 に変更します。

2017–02–27

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今日は

とてものんびりした営業日でした。

2017–02–28

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なんでこんな高いん?

写真は、アルミーユ ミニという名の自転車で、20インチの小径ホイールは、お年寄りの方を対象にしたスペックとなっています。

修理で来店されるお年寄りのお客さんは、展示しているアルミーユ ミニをご覧になって、
「あっ、この自転車、アレ、ほら、アレが付いているんやね?」
と言われます。
「アレ」とは、モーター、つまり、電動アシスト自転車ということなのですが、残念ながらアルミーユ ミニは普通の自転車です。

ではなぜ、電動アシスト自転車と間違われるのかと言えば、お客さんが見られているのは、自転車の細部ではなく、プライスカードだったのです。
そこに表示された40800円(税別)という価格が、ご自身が持たれている自転車の価値観と比べてあまりに高価なので、「これはきっと電動アシスト自転車なんだろう」と思われたわけです。

「ほんなら、なんでこんな高いん?」
その返答にいつも困る私です。

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