業務日誌

健康じてんしゃ店の業務日誌です

2017

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2017–05–01

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ふとみれば

蝶さんが休憩に来ていました。

2017–05–02

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自転車が重いという症状

ロードバイクなど、スポーツ自転車の修理依頼で難しいといつも思うのが「異音」消しです。
それに対して、今日の日記は、一般の自転車で難しい修理依頼のお話です(写真の自転車とは関係ありません)。

「ちょっと、この自転車な、重いんや」と、おばさんが来店されました。

「重い」という症状で修理を受ける場合、「タイヤの空気圧が低い」、「回転部分に抵抗がある」、などなど、点検しても問題のない事が多く、いつも悩ましい作業依頼となります。

今日の自転車も特に重くなる直接的な原因は見当たりませんでした。
ただ、あちこち具合の悪いところがありました。
それらは、
・チェーンなど各部に注油。
・変形している前カゴを修正。
・傾いていた後カゴを真っ直ぐに固定。
・片方のネジが無くなってガタガタしていたサークルロックを固定。
・音鳴りしていたローラーブレーキに専用グリスを注入。
・ブレーキレバーの角度を修正。
・その他、いろいろ細かいところを修正
以上の作業を行って、気になるところを全てスッキリさせました。

作業の後、おばさんに試走をお願いしました。
しばらくして店に戻って来られたおばさんに「どうですか?」と尋ねたところ、
「うん、気持ちよく走れるわ。歪んでいたカゴも直してくれたんやね。」
と喜んで頂きました。

2017–05–04

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ゴールデンウィーク

開店早々、近所のおじいさんがパンク修理で来店されました。
しかし、ゴールデンウィーク期間中とあってか、まるで街から人が消えたと思えるほど、店の前を行き交う人はいつもより少ない日でした。

2017–05–05

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今日は

ゴのんびりした営業日。
気分転換に、自転車に乗って駅周辺を走ってみました。

2017–05–06

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今日も

のんびりした営業日。
気分転換に、自転車に乗って駅周辺を走ってみました。

2017–05–07

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なんとかする

ロードバイクのボトムブラケットをフレームから外す作業がありました。

いつものように専用工具と300mmのモンキーレンチを使って緩めようとしましたが、ビクともしません。
モンキーレンチのハンドルを持ちかえて、何度かやり直してみましたが、全く動く気配がありませんでした。
そこで、オーナーのお客さんに手伝っていただくようにお願いしました。

お客さんには、自転車が動かないように支えていただき、 私は、左手で専用工具がずれないように押え、右手に全体重をかけてモンキーレンチのハンドルを回しました。
しかし、悲しいかな、ビクともしません。
そこで、自転車オーナーの連れのお客さんにも応援していただくことに。

オーナーのお客さんは自転車を支え、私は専用工具がずれないように押さえて、連れのお客さんが全体重をかけてモンキーレンチのハンドルを回すという、3人がかりで作業しましたが、悲しいかな、ダメでした。

もうこうなれば、営の「利」は後回し。自転車屋としての意地にかけて「とにかく何とかしよう」と思いました。

同じような状況で、ソケットタイプの専用工具に300mm以上のスピナーハンドルを使用する方法を過去に試した経験があります。
その場合、ソケット差込み部分の幅だけスピナーハンドルが部品から離れるため、部品に対して大きな力をダイレクトに伝えることが出来ないのです。

そこで、専用工具を手で押さえる必要がない策を施して、モンキーレンチをセット。
そして、手ではなく、脚を使って、そのハンドルを思い切り蹴り落としたところ、ようやくボトムブラケットを取り外すことに成功しました。

今日は、疲れましたが、諦めずにやって良かった~

2017–05–11

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色気

新しく在庫することにした黄色い自転車を店の前に置いてみました。
かなり目立ちます。

2017–05–12

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つれない返事

納車予定の完成車を組み立てている時、左側のペダルがクランクに装着できず、作業がストップしました。
別のクランクでは、ペダルは問題なく装着できたため、クランクのネジに不具合があるのかなと考え、タップを入れようとしましたが、それも無理でした。
「もしや」と思って、左クランクに右ペダルを入れてみたところ、スルスルっとネジが回って装着できました。

納車前の自転車なので、本来なら立腹すべき事ですが、私の気持ちは、それを越えてしまって、
「スゴイ、スゴイ、これ珍しい貴重なクランクや~」
と、妻にその事を説明しました。
そうしたら、
「なにがそんなにスゴイのか、全く理解できん」
と、つれない返事。

そんな事で騒いだ私は、まだまだ経験が浅いと、妻の無関心な反応を見て反省。その後、メーカーに代替品を手配しました。

2017–05–15

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自転車屋泣かせ

パンク修理でお客さんが来店されました。
別の自転車屋さんで見てもらって穴が無かったと言われたが、やはり翌日には空気が抜けると、お客さん。
それを聞いてから作業を始めます。
空気で膨らましたチューブを水の中に通して、丁寧に穴を探します。
一周回して調べましたが穴は見つかりませんでした。
さらに、もう一度調べてみます。
チューブの表面に付いた気泡を根気よく指先で点検。
すると、ひとつの気泡を指先で弾いた時、同じ場所からゆっくり気泡が現れました。
前に調べた自転車屋さんに同情してしまいそうなぐらい小さな穴を見つけて、パンク修理は難しいと、改めて考えさせられました。

2017–05–16

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商売は不思議

4日前の事です。

発注していた商品が届けられ、それらを検品してみると、悲しいかな私が注文したサイズとは違う商品が入っていました。( ← 発送ミス)
同商品は、すでに在庫しており、滅多に販売することがないサイズだったため、「返品しますね~」と卸問屋さんに連絡。
その結果、担当の営業さんが回収に来るまで、店の在庫商品となりました。

「早く、営業さん来ないかなぁ…」と思っていたら、2日前に 2個を販売。
さらに、なんと今日も 2個を販売。
あっと言う間に残りの在庫が 1個だけになってしまいました。

これまで 1年あまり商売をしてきましたが、単なる偶然としては説明できないような不思議な事を何度も経験しています。

2017–05–21

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重なる時は…

「空気が少ないんですけど… 」と、お客さんが来店されました。

前後のタイヤを指で押してみると、後ろ側のタイヤが極端に柔らかくなっていました。
「パンクしているかもしれませんね」
私はそう言って、自転車を店内へ持ち込み、タイヤの表面をチェック。
溝は十分にあるタイヤでしたが、一部裂けている場所を見つけました。
廉価なタイヤによく見られる状態です。

最初は空気が少ないという依頼が、パンクの疑いからタイヤ交換となり、想定外の展開に「しょうがないですね」とお客さん。

早速、車体から後車輪を外す作業を開始します。
ところが、その途中、スポークが 1本無いことに気づきました。
さらに、リムバンドも傷んでおり…
お客さんにそれを説明して、修理料金の追加を了解していただくことになりました。

と、そこへ、マウンテンバイクのパンク修理が入ります。

私は作業の手を止めて、マウンテンバイクを預かり、
「先のお客さんの修理が終わるまで、待っていただけますでしょうか?」
と、お願いしたところ、快く承知していただけました。

この状況に、焦る気持ちを落ち着かせるため、フーッと息を吐いて作業を再開しました。
ところが、新たな問題を発見!
それは、ハブ軸がガタガタ、ゴリゴリで、完全にグリスが枯渇している状態でした。
「うぉー」と、心の中で叫びました。

もう、これ以上、修理料金の追加をお客さんには言いにくく、さらに、次のお客さんが待っていらっしゃる状況で、どうすべきか至急判断する必要がありました。

私は、自転車屋。部品の不調を見過すわけにはいきません。
そこで、営の「利」は後回し。グリスアップと玉当たり調整をして、ハブ軸の不調を直すことにしました。
手間のかかる作業のため、待っていただいているマウンテンバイクのお客さんには申し訳なかったのですが、やるべき作業を完全にやり終えて、無事、タイヤ交換は終了しました。

その後、マウンテンバイクのお客さんに、
「お待たせしました。遅くなってすみません」と謝ったところ、
笑顔で返答されました。

「ぜんぜん大丈夫ですよ」

2017–05–22

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重なる時は…

イエローの子供自転車にスタンドを取り付けている時、ピンクの自転車のおばさんが前後パンクで来店されました。
作業中である私の状況を察していただいたのか、
「預けておくから、直しておいてね」と言われ出かけられました。

やや焦りながら、イエローの子供自転車の作業を再開したところで、ふと入口を見れば、自転車に跨ったおじさんが、無言でこちらを見ています。
数分後、子供自転車のお客さんのお会計を終えてから、「おまたせしました」とおじさんの接客対応します。

「これ、空気抜けるんやけどな~」とおじさん。
来店された順番では、ピンクの自転車のおばさんが先なのですが、それを言える状況ではなかったので、先におじさんの修理を受けることにしました。

おじさんの自転車は、前チューブに問題があり、交換することになりました。その作業が終りかけたところで「後ブレーキから音がするんや~」と。

そこへ、別のお客さんが車で来店されました。
ピンクの自転車の修理が気になっている私は、この時、まったく気持ちの余裕がありませんでした。( ← これがまずかった)

おじさんの自転車のブレーキ音消し作業をしながら、車で来店されたお客さんの話を聞けば、タイヤ交換の依頼でしたが、残念ながらお客さんが求められているタイヤの在庫はありませんでした。

さらにそこへ、女性のお客さんがクロスバイクに乗って来店されました。

後回しになっているピンクの自転車のパンク修理を気にしながら、入口にはクロスバイクの女性がいらっしゃり、ブレーキの音消し作業をしている状況で、車で来店されたお客さんは、私にどんどん話しかけられます。

「じゃぁ、いつ入荷しますか?」
「調べてみないと分からないです。」

私は作業中だったため、手を止めて電話やパソコンに向かうことが出来ませんでした。

ようやくブレーキの音消し作業を終えて、気になっていたピンクの自転車を作業台の前に持ち込んだところで、車のお客さんは「時間かかりそうですね」と言われて帰られました。
クロスバイクの女性のお客さんも、「忙しそうだから後日また来ます」と言われて帰られました。

その後、ピンクの自転車の前後パンク修理がほぼ完了したところで、おばさんが店に戻って来られました。

この度の私の接客対応は、まずかったと反省しています。

「態度が冷たい」
「相手にされなかった」

後で思い返してみれば、車で来店されたお客さんについては、そう言われてもしょうがない対応だったと思います。

ちょっと、落ち込んでいます… はぁ~

2017–05–23

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今日は

のんびりした営業日でした。

2017–05–25

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待っていただくという事

例えば、交差点に差し掛かった時、信号が黄色になればアクセルを踏んで加速するように、また、スーパーのレジでは、最も短い列に並ぶように、人は、「待つ」ということを避けるように行動するものです。

昨日、ジーパンを 3本新調しました。その際、すそ上げを頼んだのですが、仕上がりまで40分かかると聞いて、「そんなに待てないなぁ」と思ってしまいました。(結局、40分後に受け取りましたが)

自転車の修理では、作業が終わるまでの時間、お客さんに待っていただいております。
作業をしている私にとって、30分、40分はあっという間に過ぎるのですが、待っていただいているお客さんにとっては長く感じられていらっしゃるはず。

今日は、そんな事を考えながら修理作業をしました。

2017–05–26

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今日は

のんびりした営業日でした。

2017–05–27

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おかげさまで

「自転車を通じて、生活を支援させていただくお手伝いをしたい」

私はそう考えて、スポーツ自転車ではなく、一般車を扱う自転車店を営んでいます。
どんな些細なことでも、お客さんの立場になって相談を聞き、時には営の「利」を後回しにしてでも、できるだけ低料金で修理作業を受けるようにしています。

昨日、「音がするんですけど…」と来店されたお客さんは、ドロヨケが変形してタイヤに接触していました。
同じ用件で、今日来店されたお客さんは、写真の落ち葉がドロヨケとタイヤの間に入っていました。
そんな些細なことでも、直して差し上げれば大変喜んでいただけるのです。

最近では、自転車の修理をすることが、自分の役割と思うようになりました。
おおげさに言えば、生きる「目的」です。
そして、自分にとってそれが楽しいことなので、「自利利他」になっているのかもしれません。

しかし、楽しいだけでは店は成り立ちません。
事実、一般自転車の修理による売上だけでは、開業 1年目の現在、とても生活できない厳しい現実があります。

「のんびりした営業日」が続けば、気持ちが落ち込むのですが、不思議なことに、そのようなタイミングで「救いのお客さん」が来店されるのです。

「救いのお客さん」とは、スポーツ車のお客さんです。

今年の 1月は、売上が少なく、「どうしよ~」と思っていたら、そのタイミングでカーボンのロードバイクを購入いただきました。

今月も、売上が少ない営業日が続いていたのですが、先日は、ロードバイクのホイール交換、マウンテンバイクの駆動系パーツ交換、そして今日は、ロードバイクのSTIレバーを交換する仕事をいただきました。
いずれも、一般の自転車とは比較にならないほど高額な料金です。

いつも、自分に正直な気持ちで一般の自転車修理を受けることができるのは、スポーツ自転車のお客さんのおかげ、つまり「生かされている」と感謝しています。

2017–05–28

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五月晴れ

昨日に続いて、朝から気持ちよく晴れた営業日。
いつもより多くのお客さんに来店いただきました。

2017–05–29

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実車を見てみるまでは

お客さんから、電話やメールでお問い合わせをいただく場合、それに対する返答には気を使います。

お問い合わせで多いのが、「メンテナンスはいくらですか?」という内容。
それだけでは、あまりにシンプルなので、この場合はいろいろなケースを想定してから返答しています。

カギの交換料金についての質問を受けた時、
お客さん曰く、一般車で、普通のカギという事でしたが、実際に来店されたお客さんの自転車を見てみると…、
電動アシスト自転車で、フレームに直付けタイプの専用ロック。おまけに、固定されたチャイルドシートを取り外さないと、カギに工具が届かない状態でした。

今日メールをいただいたお客さんは、作業内容と必要な部品、そして、その手配の段取りまで、実に丁寧で細かいご依頼でした。
さらに、持ち込まれる自転車のスペック表まで確認することができました。
メーカーのスペック通りであれば、問題無く作業は完了しますが、やはり作業をする者として、この目で実車を見るまでは(以前に見た?)不安です。

2017–05–30

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今日は

のんびりした営業日でした。

2017–05–31

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おでかけ

定休日ということで、妻と一緒に京都へ行ってきました。
目的は、西本願寺の「花灯明」。
夜、ライトアップされたお寺を特別に参拝・拝観できる行事です…続きはこちら >>

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