業務日誌

健康じてんしゃ店の業務日誌です

2017

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2017–06–03

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ネット通販

ホームセンターや大手量販店の台頭により、個人が経営する自転車小売業は、その店舗数が減っています。
しかし、インターネット普及による自転車の通信販売が存在感を増す昨今、ホームセンターや大手量販店の優位がいつまでも続くとは考えられません。
この世は、全てが移り変わり、永遠不変のものはないのですから。
アメリカの小売業では、ネット通販の台頭で実店舗の存在すら危ぶまれているそうです。

今日は、4件の作業依頼があり、 その内の 2件は、ネット通販による部品のお持ち込みでした。
私はそれを大いに歓迎していますし、お客さまにも勧めています。
スマートフォン、ネット通販というキーワードを考え、それを利用して、時代に柔軟に適応することで生き延びていきたいものです。

2017–06–04

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欲望ではなく…

クロスバイクのお客さんが来店されました。
ブレーキを見てみれば、前後のシューが写真のような状態でした。
前側は、間違った種類のシューが取り付けられ、後側は、なぜか座金が露出していました。
早速、シマノ社のVブレーキ用の新品ブレーキシューに交換。
ところが、ケーブル類の汚れがひどく、ブレーキレバーがスムーズに作動しません。

日々、自転車の修理をやっていると、非常に調子の悪い状態を見過すことが出来ない気持ちになります。
それは、「直したい」という欲望なのですが、金銭的な欲望ではありません。
レバーをスムーズに作動させるには、ケーブル類も新品に交換すれば話が早いのですが、それはせずに、少し手間をかけて問題解決させ、ブレーキシューの交換料金のみいただきました。

私の「直したい」という欲望は、つまり工具を持った作業に集中、無我夢中になっているところから発しているように思います。

営の「利」は後回しになりますが、自分の欲望、いや、願望とお客さんの「利」が両立しているので、理想的な仕事かなと考えています。

2017–06–05

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キツイ

店舗の西で民家が建てられています。
おかげで、少しだけ西日が和らぐのですが、それでも今の時期はキツイ。

2017–06–06

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スポーツ自転車の修理

スポーツ車の作業依頼が数件ありました。

「通販で購入したロードバイクですが、持込みでブレーキを取り付けてもらえますか?」
「大歓迎ですよ~♪」
電話での問い合わせの後、持ち込まれたのは、メリダ社のロードバイクと、シマノ社のブレーキ BR–5800でした。
ブレーキ交換の他にも、シフト調整とその操作方法、ポジションについてのアドバイスもさせていただきました。

「クロスバイクなんですが、修理は出来ますか?」
「何でも出来ますよ~♪」
電話でのお問合せの後、持ち込まれたのは、ビアンキ社のクロスバイクでした。見てみれば、後チューブのバルブ根元が大きく裂けています。
「交換しないといけませんね」
「もしかして、直ぐに出来ます?」
「チューブの在庫はありますので、すぐに出来ます」
「おー! ブレーキシューも大丈夫ですか?」
「フロントが摩耗していますね。交換しましょうか? 在庫はありますので」
「おー!」

ジャイアント社のクロスバイクのお客さんが来店されました。
フロントホイールを指しながら、「これ、曲がってるんですよ」とお客さん。
「直しましょか?」
「えっ、直るんですか?交換しないとダメって言われたんですけど…」
パッと見た感じ、交換するほどではなかったので、ニップルレンチを手に取って、ささっと直しました。

スポーツ自転車の場合、修理を断られたり、部品の在庫が無かったと言われるお客さんが少なくありません。
ゆえに、快く対応するといつも喜ばれます。

2017–06–07

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自営業

梅雨入りの今日は、定休日。
もし今日が営業日なら、来店されるお客さんが少なかっただろうと思うと、休日に雨が降るとホッとするのが、自営業の悲しいところです。

2017–06–08

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今日は

のんびりした営業日でした。

2017–06–09

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点検

ジオス社のミニベロが持ち込まれました。
「オイル等、点検をお願いします」と、お客さん。

早速、自転車を受け取って、作業台の前に置いたところで、ヘッドにガタがあることに気付きました。
ヘッド、つまり、ハンドルが回転するベアリング部分の調整に不具合があり、小さくハンドルをゆするとカクカクして、持ち上げた前輪を床に落とすと、ガビーンと反響する音がしていました。
その他にも、フロントディレイラーが「H」側にオーバーストロークしていたり、リヤディレイラーのインナーケーブルが緩んでいましたが、それ以外は特に問題ありませんでした。
最後に適正圧まで空気を補充して点検完了。

「この雰囲気なら、スポーツ自転車の作業を頼みやすい」という感想をお客さんからいただきました。

2017–06–10

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今日は

のんびりした営業日でした。

2017–06–11

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点検

オルベア社のロードバイクの点検がありました。
家族から譲ってもらったということでしたが、180cmのお客さんの体形に対して、フレームサイズがやや小さめ。
そこで、ハンドル、ブラケット、サドルの位置を調整させることで、応急処置します。
次にブレーキを見たところ、STIレバー高さの位置が左右で違うことを発見。
作動については、問題ありませんでした。
その後、駆動系をチェックします。
まず、チェーンの傷みが激しいため、シマノ社 CN–6701 新品チェーンへ交換。
スプロケットロックリングの固定確認、前後ディレイラーの調整もしました。
最後に、ホイール振れ、スポークテンション、クランク、ペダル軸の固定を確認して点検終了しました。

2017–06–12

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お花

近所のお花屋さんからお花を頂きました。
どんなお花が咲くのか、楽しみです。

2017–06–13

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コンポの入替

ビアンキ社のロードバイクのコンポを入れ替えました。
営業開始と同時に、週末に発注していた写真のフロントディレイラーの他、いくつかの部品が入荷。
お客さんの持込み部品と合わせて、作業の段取りを確認します。
約 5時間の作業の間、パンク修理など一般の修理は一件もなく、組み立てに集中することが出来ました。

2017–06–14

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おでかけ

定休日の今日は、妻と一緒に姫路市街地北部にある広峰山へハイキングに行ってきました…続きはこちら >>

2017–06–15

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咲いた咲いた

花が咲きました。
夕方になると花が閉じました。
明日も咲くのかな?

2017–06–16

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オーバーホール

マウンテンバイクのオーバーホールを受けました。
交換部品は、ケーブル類、チェーン、グリップ、タイヤ、チューブ、それから、お客さんのご希望でペダルも交換しました。

一般自転車の売り上げが少ないタイミングにおいて、ありがたいご依頼です。

2017–06–17

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紛失

うら若き女性が来店されました。
「姫路駅近くの駐輪場に置いている自転車の鍵を落としてしまって…」
そう言う彼女は、今にも泣きそうな表情です。
本来なら盗難車の可能性も考えないといけないのですが、今回は「これはなんとかせねば」と思いました。
ところが、そういう時に限って店の留守を頼む妻が用事でいません。
「さて、どうしようか」と考えていたら、
「私が駅から運んできます」とお客さん。
そして、1時間ほど経って、カギのかかった自転車が運ばれてきました。
再び来店されたお客さんを見て、なんだかホッとしました。

2017–06–18

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注目

赤いお花は、ハイビスカス。
道行く人に注目されています。

2017–06–19

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韓国からのお客さん

TREK社のロードバイクの修理がありました。
韓国からのお客さんで、日本を旅行中とのことでした。
28年前に私が韓国をツーリングしたことを話したところ、「まだ生まれていませんね」という若いお客さんでした。
ロードバイクは、フロントブレーキの調子が悪く、左右のアームが擦れ合うローラー部分がスムーズに動かない状態でした。
その部分は注油することで問題解決しましたが、作業中に右側アームを固定するナットが欠落していることを発見。
ピッチが細かいナットのため代用品が無く、下位グレードでしたがロードバイク用のブレーキを取付けました。

それにしても、分かりにくい場所にある下町の小さな自転車屋だというのに、なんで私の店を訪れて下さったのだろう?
質問するの忘れてた。

2017–06–20

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ホイール交換

GIANT社クロスバイクのリヤホイールを交換しました。
最初は、破断した 1本のスポークを交換したのですが、ホイールの振れ取り作業中に別のスポークも破断したため、ホイール交換となったわけです。
通常、クロスバイクのエンド幅は135mmですが、同社の場合は130mmでロードバイクのホイールを共用できます。
ただ、リヤディレイラーがローギヤにある場合、スポークとのクリアランスが僅かだったため、やや手間がかかりました。

2017–06–22

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2ヶ月遅れ

ホイールが入荷しました。
同商品をお客さんから注文いただいたのは、3月下旬のことでした。
その時、卸屋さんから聞いた入荷予定日は、4月下旬ごろ。
それから、さらに 2ヶ月も遅れて、今日ようやく入荷したわけです。
同商品のメーカーについては、これまで何度も予定納期の遅れを経験したことがあります。
予定納期が遅れては、どうお客さんに説明したらよいのやら…

2017–06–23

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現場の窮状

リヤホイールのスポーク交換の修理が入りました。
半分近くのスポークが破断している状態だったので、全交換することにしました。
車体も激しく傷んでいるその自転車は、ヤマト運輸さんの業務用。
酷使されている自転車は、配送現場の窮状を物語っています。

2017–06–24

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配達

営業を終えてから、修理で預かっていた自転車をお客さん宅まで届けました。
写真は、帰宅したところ。
ものすごく重い子供乗せ自転車で、車に載せるのが大変でしたが、妻に手伝ってもらって助かりました。

2017–06–25

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余分にあった工具が役に立つ

私の店には、写真のスプロケットリムーバーが 2つもあります。
30年前ならともかく、現在のスポーツ自転車を扱うなら 1つあれば十分です。
では、なぜ 2つもあるのかと説明すれば、悲しいかな、開業準備のドタバタで 2つも購入してしまった…のであります。

ところが、なんと、今日、30年前のホイールが持ち込まれて、スプロケットを取り外す作業がありました。
現在の仕様とは異なるフリーハブからスプロケットを取り外すには、2つのスプロケ回しが必要です。
「うお~っ、アレが役に立つ! 」と心の中で叫びながら、ロフトの奥深くに隠していた写真左側の工具を取り出しました。

余分なモノを買ってしまったと思っていた、その工具が役に立って、この喜びを妻に話したかったのですが、
「なにがそんなにウレシイのか、全く理解できん」
と、つれない返事をされそうなので、別編ページを制作しました…続きはこちら >>

2017–06–26

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延命処置

ダウンヒルバイクのリヤホイールのメンテナンスを依頼されました。
タテ方向の振れ幅が大きく、スポークテンションのばらつきもあるため、全てのニップルを完全に緩めて、最初から組み立てることにしました。
まずは、スポークに僅かな張力がかかる程度まで、全てのニップルを均等に締めていきます。
ところが、リム自体がタテ方向に変形しており、ニップルを均等に回したにもかかわらず、スポークにかかる張力が大きく異なる状態になります。
10年以上も前のホイールのため、補修部品は入手困難とオーナーさんより聞いていたので、私が何とかしないといけない状況…
そこで、タテ振れはある程度無視して、スポークの張力が均等になるように、何度も何度もテンションメーターでチェックしながら、通常の何倍も手間をかけて、なんとかホイールの延命処置を完了させました。

2017–06–27

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新車購入の商談

私の店は、間口 2間(3.6メートル)しかありません。
店舗面積は、8坪と、これまた狭く、文字通り街の小さな自転車屋です。
展示している自転車は、屋外に 1台と店内に 5台の、合計 6台。

「自転車は売っているんですか?」
「えっ、これだけしかないんですか?」

展示台数が少ないので、商談に話が進まないことも少なくありません。
「もっと安い自転車はありませんか?」と言われると、自転車屋として認めてもらえたようで嬉しくなります。
そんな時は、ホームセンターや自転車量販店の場所を丁寧に説明します。

2017–06–30

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チェーン

「チェーンを交換してほしい」とお客さんが来店されました。
(写真とは関係ありません)
他店で、「サビは自分でとれるから」と言われたそうです。
その本意はよく分かりませんでしたが、茶色く錆びたチェーンはやや伸びた状態。
しかし、交換するほどでもないので、チェーンの張りの調整と注油をしておきました。
安い料金で直ぐに作業が終ったので、お客さんに喜んでいただきました。

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