2014–04–10

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「店内のテーブルで休憩してくださいね。セルフでコーヒーを用意していますので、よろしかったらどうぞ」

女性スタッフのそのお言葉に甘えて、テーブル席に腰をかけます。
バッグから、妻に持たせてもらった「おにぎり」を取り出し、店内に設置されている紙コップにミネラルウォーターを入れ、買ったばかりの「はっさく大福」をケースから出します。

真っ白なやわらかいお餅の中に、甘酸っぱい八朔と白あんが入っており、とても美味しく頂きました。

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妻と息子のおみやげの分も買って、さて出発しようとヘルメットを被りかけたところで、お店のご主人が現れました。
その昔、ロードバイクに乗っていたと、店主の柏原さん。
以前の店舗は狭かったので、こちらの店舗(広くて家賃が安い!)へ 3~4年前に移転されたそうです。
しまなみ海道を自転車でツーリングされている方が、客室の広いテーブル席を気軽に休憩で利用してもらいたいということでした。
確かに、因島大橋を望めるガラス張りの客室は明るく、パンフレット類も豊富に揃えられていて、ミネラルウォーターやコーヒーの無料サービスもあって、店舗の外観からは想像できない居心地の良さです。
おまけに、名物の「はっさく大福」が補給食として購入できるのだから、休憩・補給ポイントとしては理想的かもしれません。

「実は、はっさく大福の他に、うちの隠れ名物 ”いちご大福” もあるから食べてみる?」と店主の柏原さん。
そう言って、ガラスケースの中に陳列している中から「これ、これ」と、特別な一個を取り出しました。

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特別に大きなイチゴが入った「ジャンボいちご大福」です。
一見しただけで他を圧倒する巨大な「いちご大福」は、4Lサイズの因島産の苺を入れているそうで、その苺も現物を見せてもらいました。(写真右側の苺)
早速、ご主人が選りすぐったジャンボいちご大福をいただきます。
ひと口食べると、その大半が甘酸っぱい苺なので、これまで経験したことがない食感にニンマリ。
すごいジャンボいちご大福でした。

「このグローブみたいな巨大な苺に餅を包むのが難しかった……」と店主の柏原さん。
「うちはギュウシは使ってないよ。餅屋だから、奥でもち米をセイロで蒸して餅をついている」

そうおっしゃる柏原さんは、職人の顔になっていました。

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しまなみ海道、2つめの島、因島をスタート。
反時計方向に島を走ります。
公式ルートは、因島に入って約  2キロ走った地点で、県道を離れて左折します。
交通量の多い県道を避けるのが目的なのか、その理由はよく分りませんが、この度のツーリングは公式ルートをトレースしたかったので、ブルーのラインに導かれるまま進路を内陸へ。
そうしたら上り坂になりました。
おまけに、向い風がキツイ …

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沿道のあちこちに柑橘類の実が生っている光景が目に入りました。
これは、はっさくかな?

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因島運動公園の横を通過します。
この辺りが、因島に入って 2度目の坂道のピーク。

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因島運動公園からの坂道を下って、再び海に面した県道に合流します。
そこからしばらく市街地の中を南に向かって走っていると、逆光の向こうに巨大な橋脚が見えてきました。
しまなみ海道で渡る 2つめの橋「生口橋」です。

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サイクリングマップのガイドには、生口橋は「鳥が羽を広げたような美しい斜張橋」と書かれていました。

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