2017–09–20

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唐招提寺の拝観を終えて、秋篠川自転車道路の対岸を平城宮跡方面へペダルを漕ぎました。
次は、奈良観光の中心エリアへ向かいます。

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約30分かかって、近鉄奈良駅近くまでやってきました。

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興福寺に到着。
興福寺国宝特別公開2017阿修羅 -天平乾漆群像展- が開催されていたので拝見しました。

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続いて、東大寺へ。

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参拝、観光の人の多さに驚き、疲れてしまったので、中門の前で引き返しました。

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東大寺では、ご本尊の盧舎那さまを拝むことは出来ませんでしたが、とりあえず、奈良に都がおかれていた当時にあった 6宗のうち、1300年経った現在まで受け継がれている 3宗、つまり、法相宗の薬師寺と興福寺、律宗の唐招提寺、華厳宗の東大寺を巡礼することができました。

南都仏教は、学問としての意味合いが色濃く、庶民のためではなく国政のためのものであったと、私は本で学びました。
ゆえに、最澄さん、空海さん、法然さん、親鸞さん、日蓮さん、道元さんのような開祖からにじみ出る人間臭さは感じられません。その事が、多くの観光客を招いている理由のひとつなのかもしれません。

創建当時の姿を少しずつ取り戻している薬師寺を拝観して思った事は、創建当時は仏教と無縁だった庶民、そして1300年後に写経勧進による現世利益を願う庶民を対比して、複雑な気持ちになりました。
唐招提寺と観光エリア中心にある興福寺、東大寺を訪れて、どちらも中国から訪れた方々にとって縁のある古寺であることに気が付きました。
前者の唐招提寺では、授戒のために苦労の末に渡日された鑑真さんに思いを馳せました。
それに対して後者の興福寺、東大寺では、鑑真さんの故郷である中国からの観光客の多さに驚きました。
東大寺にも鑑真さんは長く過ごされたそうで、どちらも中国と縁のある古寺ですが、唐招提寺と東大寺を訪れる中国人の数を見て、その差に観光ビジネスを見ました。

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