2020–05–29

「自転車を組んだら、1センチ四方の金属製プレートが 2枚余りました。片方は平面で、もう片方は曲がっています。ワッシャーのような穴は開いていません。
これらのプレートは何に使うのですか?」

電話での問い合わせだったので、最初は「? ? ?」でしたが、よく考えた結果、写真の「バックアッププレート」ではないかと思い付きました。

業務連絡も兼ねて説明したいと思います。

同部品は、シマノ社の直付フロントディレイラーに使用します。
先代の上位モデルから採用されており、インナーケーブルの張力でディレイラー本体が内側へ歪むのを防止するため、サポートボルト(写真の赤矢印)によってフレームに対して突っ張る仕組みになっています。

サポートボルト先端がフレームを傷めないように、接触部分に貼り付けるのが、問い合わせのあったバックアッププレートです。

上写真のバイクは、アダプターに直付ディレイラーをセットしているため、サポートボルトが直接フレームに接しないので、バックアッププレートは使用していません。
それでもセッティング時では、サポートボルトがアダプターにしっかり突っ張った状態で、チェーンガイドとチェーンリングを揃える必要があります。

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