2021–12–15

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明治以降も、近くに鉄道が開通して駅舎が建てられたことで、町の中心部として賑わってきた寺家町商店街。
しかし、主な交通手段が鉄道から自動車へ変わり、買物の客足は幹線道路面にある郊外の量販店へ。
旧街道沿いで今も営業を続ける個人商店を見ると、自分の店もがんばろうと思えるのです。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

アーケードを抜けました。
うだつの上がる古い建物を沿道に見ると、ありし日の西国街道を偲ぶことができます。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

現代の街道、国道 2号に合流。
しかし今は、南に並行する明姫幹線に主要街道の座を譲っていますね。
最短時間、最短距離で走るなら現代の街道が最適ですが、全国チェーン店が軒を並べる沿道の風景は、どこも同じように見えて街の個性が感じられません。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

再び、昔の街道に戻りました。
明治以前の人馬が行き交うだけなら、この道幅で十分だったということですね。

写真は、完全な状態で保存されている14~15世紀頃の宝篋印塔(ほうきょいんとう)と案内板にありましたが、そんな大昔のものが道端にポンとあるなんて凄いことだと思います。

ちなみに写真の宝篋印塔は、百人一首にもある平安時代の歌人、和泉式部のお墓(全国各地に多く伝わる中のひとつ)だそうです。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

上写真は、青丸の付近です。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

沿道に、お寺や神社が多く見られるのも古い街道の特徴ですね。
写真は、教信寺(野口城跡)。
黒田官兵衛の妻、光(てる)ゆかりの地と案内板にありました。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

この先、西国街道は大規模な商業施設とマンション群で途切れており、北側へ迂回しました。
広域な視点で見れば、大きく途切れることなく旧街道で長い距離を移動できるので、これは街中サイクリングにとって素晴らしいことだと言えます。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

JR東加古川の駅前通りまでやって来ました。

兵庫 播磨 姫路サイクリング

駅前通りから150mほど進んだところの公園で休憩しました。
姫路を発って22kmの地点です。

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