業務日誌

健康じてんしゃ店の業務日誌です

2018

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2018–06–01

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ぐんぐん

店先に置いている植木さんの若葉は、暖かい太陽の光を浴びて、日々グングンと伸びております。
フサフサになったら店内へ移して、西日を遮ってもらいたいと思っています。

2018–06–02

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無料はラッキー

若い女性のお客さんが来店されました。
「音がするんですけど、直して下さい。」

私は、音の原因を探るべく、お客さんの自転車を店内へ持ち込もうとしたところ、「私、手ぶらなんですけど、いいですか?」とお客さん。
「あっ、ハイ、分かりました。」
女性の客さんの話し方があまりにストレートだったので、私は思わずそう返答しました。
簡単な事なので料金はかからないだろうと思われていたところに、自転車が店内へ運ばれたので、お客さんはそう尋ねられたのだと思います。

2年前の話です。
ご高齢のおばあさんが来店されました。
「チェーンが外れてしまって困っています。お金が無いんですけど直してもらえませんか?」
聞けば、おばあさんの自宅まで徒歩で帰宅するには距離があり過ぎると判断。
「お金はいいですよ。」と言って、私は無料で直しました。

商売と言えども、お客さんから料金を頂かない事はしばしばあります。
そんな時は、私の行いが「無料で得した。ラッキー♪」とその場でストップするのではなく、オリンピック聖火のように、次の人へ、次の人へと、感謝の気持ちとなって手渡されていくようにと願っています。

2018–06–05

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エいアい

オバさまが来店され、美容室の場所を尋ねられました。
店の名前を聞いても分からなかったので、グーグルマップで調べてみることにしました。

検索キーワードに、オバさまが探されている店の名前を入力してみると、すぐに地図上に店の場所が表示されました。
その店の場所をクリックすると、店のローカルページが表示され、ストリートビューで店舗に間違いないか確認。電話番号も控えていただきました。

最近、テレビのCMや新聞で、グーグルの広告をよく目にします。
地図検索サイトでは、現在のところグーグルマップが最も影響力があるそうで、その勢いはカーナビにも及んでいます。

グーグルマップの店名をクリックして表示されるローカルページは、マイビジネスという無料のサービスで提供されています。
私も、店の広告に利用させてもらっていますが、その効果に驚いています。
先日、マイビジネスについて詳しい方からご教授いただく機会があり、これまで分からなかった事をたくさん質問しました。

そこで得られた回答は、グーグル検索、店のローカルページを管理しているのは、人工衛星と人工知能、つまり、AI。
だから、こちらが望む100パーセントの操作は出来ないという結論でした。

AI恐るべし…

2018–06–08

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今日は…

のんびりした営業日でした。
個人的に気に入っている試乗車が雨で濡れないように、店内へ避難させました。

2018–06–09

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ココロ美人

若い女性のお客さんが来店されました。
「駐輪場に置いていたら空気が抜けてしまって、たぶん、盗られたんじゃないかと思います。」

空気を入れるバルブを見れば、写真の部品が無くなっていました。
「あらら、残念な事ですね。直ぐに直りますから。」
私はそう言って、自転車を受け取りました。

「ありがとうございます。」
若い女性のお客さんは、明るい表情でそう言われました。
これには少し驚かされました。

人は、他人から被害を受けたなら不機嫌になり、それは、態度や表情、言葉に現れるものです。
ところが、その若い女性のお客さんはそのような様子が全く見られません。 それどころか、感謝の言葉を口にされるのですから…

容姿端麗なお客さんでしたが、それ以上に心の美しい人だなぁと思いました。

2018–06–11

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サービス業

「鍵の調子が悪い」という年配の女性のお客さんが来店されました。
自転車を受け取って、直ぐに修理は完了。
「300円です。」とお会計をお願いしたところ、500円硬貨をお預かりしてから、お釣りを受け取ってもらうのに時間がかかりました。

昨日は、ハンドルの調整をして300円のお会計をお願いしたところ、「えっ、お金かかるの?」と驚かれました。

私の商売は、モノではなくサービスを売ることが多いため、その対価にお客さんの反応は様々です。

2018–06–12

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正露丸?

「音がするんやけどなぁ」
やや年配のおじさんが自転車を持って来店されました。

異音の原因は、後ハブ軸のベアリング部だと直ぐに予想できました。
早速分解して出てきたベアリングは、まるで茶色い正露丸(写真)。
カップ、コーン部分を洗浄して、グリスを充填してから新しいベアリングに入れ替えて、異音は消えました。

今回のような症状で持ち込まれる自転車は少なくありません。
同種の後ハブが使われている自転車を組み立てる時は、たっぷりグリスを補充し、ベアリングの玉当たり調整を万全にすることで、少なくとも私の店のシールが貼られた自転車では同症状が起きにくいようにしています。

2018–06–13

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おでかけ

昨日の定休日は、梅雨の中休みを利用して宮島へ行ってきました…続きはこちら >>

2018–06–16

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安全に対する意識

私の店では、インターネットで販売された自転車の依頼でも、快く受けています。
一番多い依頼は、防犯登録です。(販売証明書と身分証明書を提示していただきます)

今日、インターネットで購入されたという自転車は、「ペダルが取り付けられない」という依頼でした。
その自転車の右クランクには、左ペダルが半分ほど斜めにねじ込まれており、反対側のクランクねじ部も悪戦苦闘した様子がうかがえました。

自転車のペダルは、左右が専用になっているため、持ち込まれた自転車のクランクねじ部分は、左右とも傷んでしまっている状態。
そこで、写真のタップを通してネジを整え、左右のペダルを取り付けることが出来ました。
さらに、ハンドル部分に目を移すと、アウターケーシングのルーティングがグチャグチャで、ハンドル(正確にはステム)も簡単に動いてしまう状態。
おまけに、前ホイールの固定は緩く、変速調整もされておらず、とても危険な状態でした。

たかが自転車と思われますが、公道を走る軽車両ゆえ、運転者は安全に対する認識をしっかり持つ必要があります。
しかし、インターネットにて未完成で販売される自転車の組立は、一体誰が責任を持つのでしょうか?

2018–06–17

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今日は…

のんびりした営業日でした。

2018–06–18

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修理の話

「ペダルが回せなくなりました。」

ブリヂストンのベルトドライブの自転車が持ち込まれました。
ベルト用のシマノ内装 3段ハブのプーリー側ベアリングリテーナーが破損しているのが外側から確認できました。

ブリヂストン社のベルトドライブは、プーリーが「ねじ込みタイプ」なので、一度締めつけたプーリーは取外すことができません。
破損したリテーナーを交換する場合、玉押しを緩めようとしても、そのプーリーが邪魔をしてスパナが入らないのです。

そこで、変速ユニットを分解。
内部ユニットを固定するEリングを見ましたが、特に問題ありませんでした。
遊星ギヤのユニットを外し、プーリー部分がスライドする状態にして玉押しにスパナを合わせました。
かかりが浅いので、部品を痛めないように慎重にスパナを持つ手に力をこめますが、なぜか全く玉押しは緩みません。

「普通は緩んでガタが出て、それが原因でベアリング部が破損するのに、なんでやねん」とブツブツ考えながら、悪戦苦闘の末に緩んだのが写真の状態。
ハブ軸のスライド部にベアリングがはまり込んで損傷しており、遊星ギヤのユニットがスムーズにスライドしていなかったので、その部分を整形。
ベアリングリテーナー、玉押しは部品交換して、修理は無事に終えることが出来ました。

2018–06–23

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安全に対する意識

昨日、高校生の女の子が自転車の修理で来店されました。
自転車と衝突したそうで、前フォークと前輪が歪んでいました。
このまま乗るのは危険だと説明して、部品を交換するために自転車を預かることになりました。

今朝は、いつもより早く自宅を発ち、卸屋さんに立ち寄って部品を仕入てから、開店一番に修理作業にかかりました。
大きく歪んだ前フォークを外してみると、ステアリングコラム根元にクラックがありました。
実は、同じようにフォークが曲がった自転車が修理で持ち込まれることは、しばしばあります。
お客さんには、「危険だから乗らない方がいい」と話すのですが、修理交換を依頼されることは少ないのが現状です。

もし、そのような自転車を子供が通学で乗っていて事故に遭ってしまったなら…
他人の子供とはいえ、高校生の通学自転車は親の立場で考えてしまいます。

2018–06–25

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夏になって

今日、エアコン冷房の電源を入れました。

2018–06–28

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非効率なやり方

「交通事故で自転車が壊れました。私はどうすればよいですか?」

開店して 1時間ほど経った頃、若い女性のお客さんから電話がかかってきました。
通常の出張修理なら、営業時間が終ってからお客さんの自宅へ出向くのですが、交通事故という緊急事態であれば、そういうわけにはいきません。
営業的に店を離れにくい状況でしたが、自分の都合は忘れることにして、車を運転してお客さんのいらっしゃる場所まで出向きました。

営利目的の事業としては非効率な事をやっていると自覚していますが、これが私のやり方です。

2018–06–30

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駐車場が近くなった

店の自動車を置いている駐車場は、店舗から南へ200メートルも離れたところにあります。
いくら地方の町といえども、新幹線のぞみが停車する姫路駅から徒歩10分以内にある駐車場だから、月極賃料は安くありません。
営業中に緊急事態で出動する場合、店舗から200メートル離れた駐車場まで移動するのは、暑くて疲れ、時間がもったいないです。
今日は、出張修理の依頼が入っており、店の営業を終えてから駐車場まで急いで移動する予定になっています。
でも、遠く離れた駐車場との行き来は今日まで。
明日からは、店舗から直ぐ近くの駐車場になります。
しかも、姫路駅に近づいたにもかかわらず、賃料はこれまでより安いのです。
とてもありがたいことです。

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