健康じてんしゃ店

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長閑な日
2019–03–01

3月に入って、春の到来を感じさせる長閑な営業日でした。
ただ穏やか過ぎて、心中穏やかではない営業日が続いていますが。

忙しく仕事に集中している時は、空腹感がなく昼食を忘れることもあるぐらいなのに、のんびりしている時はやたらと空腹感に襲われます。
今日の夕方は、写真のお菓子の誘惑と闘いながら過ごすことになりました。

人にとって幸せとは、心の安楽を知ることだと思います。

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2万円以下の通学車
2019–03–02

昨日、パンク修理の作業中に別のお客さんが来店されました。
その方は、店内の展示している自転車を見て、「 1万円ぐらいの自転車はありませんか?」と言われ、その後直ぐに店を出られました。

今日、開店して間もなく、親子のお客さんが来店されました。
「この子の通学用自転車なんですけど、2万円以下で何かありませんか?」とお母さん。
私は、近くにある量販店をいくつか紹介しました。

そんな私の店にとって、10万円前後もする電動アシスト自転車は、別世界の乗り物に思えます。

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修理の料金
2019–03–03

メーカーの定価がある商品の売価は、仕入時の原価に自分が定めた利益率と消費税を足すことで、悩むことなく決められます。
それに比べて修理の料金は、定価のない補修部品、工賃、相場など、いろいろな要素のバランスをもとに決めるのですが、 利欲な商品と違って修理というのは、高いと直ぐにキャンセルになるので、どうしても工賃を安く設定してしまいます。

これまで、多種多様な修理に対応するために、少しずつ補修部品の在庫を増やしてきました。
ところが、それらの修理料金をまだ設定していなかったものが少なからずあり、今日はそれらの修理料金を決めるべく、仕入原価と睨めっこしていました。

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走る倉庫
2019–03–04

街の自転車屋の営業車といえば、軽トラックというイメージがあるかもしれませんが、私の店の営業車は、軽四のワンボックスです。

現在、店内には納車待ちの自転車が 3台あります。展示在庫している自転車と合わせると、狭い店内にスペースの余裕はありません。
そこへ、運送屋さんのトラックから、新たに 2台の新車が入った大きな段ボール箱が運ばれてきました。
明日も 2台入荷する予定になっています。
雨が降っている屋外に仮置きする場所はありません。

そんな時、役に立つのが営業車の荷室です。
雨が降ってもワンボックスだから大丈夫。夜間はガレージに入れるので、ダブルロックで防犯的にも安心。
店から直ぐ近くにある駐車場から車を店の前に移動して、写真のように仮置きしました。

走る倉庫です。

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いっぱい
2019–03–05

今日は、2台の自転車を組み立てました。
自転車を置くスペースが一杯になりました。

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作業中断
2019–03–07

ロードバイクのフロント変速調整をしている時、インナーギヤ側へ変速させる解除レバーを操作したところ、なんだかヘン。
「?」と思って、続けてレバーを操作しましたが、何もなかったような状態になりました。
ところが、しばらくして再び同じ症状が起こったので、手を止めてよく見ると写真の部分が元の位置に戻っていませんでした。
解除レバーを操作する度に起こるのではなく、10~20回に 1度の割合で起こる不具合のようです。
直ぐに卸屋さんに連絡して、代品を手配してもらいました。
明日、届けられますように…

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クレーム対応
2019–03–08

昨日手配した代品は午前中に届けられました。
昨日のクレーム品と今日届けられた新品の両方を手に取って見比べてみると、明らかに解除レバーが押す部分の戻り具合が違いました。
直ぐにクレーム対応していただいた卸屋さんに感謝です。

この度は、私が正規代理店の卸屋さんから仕入れた商品だったので、クレーム対応がスムーズでした。
もし不具合品が、通販で購入された商品だった場合、製造メーカーは直接対応しないため、購入した通販業者を通してクレーム対応してもらう事になります。

実店舗で商品を購入いただくメリットはここにあります。

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掃除
2019–03–09

私は運動のために、およそ 2キロの行程を毎朝歩いています。
ちょうど 1キロ歩いたところに、住んでいる地域の氏神さまが祀られている神社があり、境内周辺に捨てられているゴミを掃除するのが日課です。
今朝、氏神さまの神社に到着して、その光景に我が目を疑いました。鳥居を中心に参道にゴミが散乱しているではありませんか!
今朝はゴミの日でもないし、ゴミの中には汚物とタバコの吸い殻が多くあったので、鳥のいたずらとは思えない惨状でした。
これまで、社務所の神職さんとは軽く挨拶した程度でしたが、今朝の一件でいっしょに掃除をして神職さんと初めて言葉を交わしました。
「神社はゴミ捨て場ではない」と神職さんは嘆かれていました。

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寄付しました
2019–03–11

これまでお預かりしていた募金 4408円と、売上金 10000円を合わせて日本赤十字社へ寄付しました。
ご賛同、ご協力いただきました皆さまに感謝します。

今日は、東日本大震災から 8年。前回の寄付から半年が経ち、このタイミングで 2回目の寄付を行うことにしました。
寄付の種類は、赤十字の活動資金を選択しました。

大切な家族を亡くすのは大変悲しいものですが、遺族は今をしっかり生きなくてはいけません。

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エプロン
2019–03–12

ブリヂストンさんよりエプロンを頂きました。
うれしがりの私は、早速身に着けて店の中をウロウロ。
きっと妻が見ていたら,バカにされていたかもしれません。
エプロンは、寒い季節は良いのですが、夏は暑いので、直ぐに身に着けなくなると思いますが…

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電アシ旅ぶら
2019–03–13

季節が逆戻りしたかのような冷たい風が吹き荒れた今日、電動アシスト自転車に乗って、妻と一緒に奈良町をぶらぶら観光してきました…続きはこちら

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ようやく
2019–03–15

先日の電アシ街ぶら/ならまち編の定休日誌をようやく仕上げました。
いつもなら、来店されるお客さんは数人なので、有り余る時間を存分に使って、営業時間中に定休日誌が仕上がるはずでした。
…が、昨日と今日は、珍しく忙しいために(よろこばしいこと)、全くホームページの制作仕事に手が回りませんでした。
そこで帰宅してから写真の整理を開始して、今日ようやく日付が変わる前にアップすることができました。

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KKD
2019–03–17

自転車に関わらず、乗り物を組立整備する仕事において、ボルトを締付ける作業は気を使います。
KKD(経験と感覚と度胸)と言えたのは昔の話で、素材にアルミやカーボンが多用されるようになったスポーツ自転車では、ボルトの締付けトルクの管理は必須といえます。

今から十数年前、シマノ社のクランクに「HOLLOWTECHⅡ」の技術が投入された時、それまでの私のKKDが通じない事を痛感させられました。
それは、左クランクを固定するボルトの締付けトルク。
現行商品のシマノ社マニュアルには、クランクアームを固定するM6サイズのボルトに対して過大とも思える締付けトルク12–14N・m と指示されています。( 当初は、12–15N・mでした )
ある程度経験のある整備工なら、ボルトのサイズ、素材、手に伝わってくる感覚で、適正な締付けを判断できるものですが、M6サイズのボルトを 12–14N・mに締付けるためには、KKDに頼るのではなく、トルクレンチを使用した方が賢明です。
実際に、締付けトルク不足でボルトが緩んでしまっているロードバイクを何台も見ているので、シマノ社のマニュアル指示は正しいと思います。

もうひとつ、KKDが通じない作業があります。
それは、ブリヂストン社の電動アシスト自転車の写真の部分。
トルクレンチで締めているボルトは、先の話と同じM6サイズですが、マニュアルに指示されている締付けトルクは、4–5N・mとなっています。
皿ばねワッシャーを併用しているので、長期間の使用でもボルトは緩まないのかもしれませんが…。
M6サイズのボルトの締付けトルクが 4–5N・mとは、私の感覚では少ないような気がします。
( 追記 : ナット側の素材に焼入れ処理をしていない事を考慮した締付けトルクとなっているそうです。)

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いつも通り
2019–03–18

いつも通り、のんびりした営業日に戻りました。
夕方、自転車の修理でお客さんが来店されました。
「こちらの店は、いつからあるんですか?」
「3年前からです」
「職場の人と話していて、" 姫路駅近くには自転車屋さんが無いよね "って言ってたんですけど、こんな近くにあって良かったです。ここなら歩いて来れます。」

創業して 3年経っても、まだまだ認知されていないんだなぁと思いました。

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自分の都合
2019–03–19

開店時間から数分経った時、電話の呼び出し音が鳴りました。
電話の向こうから焦った声で、名前・要件より先に、いきなり住所から話されはじめたので、直ぐに出張修理の依頼だと予想できました。
あいにく留守役の妻は不在だったので、私は入口に鍵をかけ、張り紙をして、お客さんが指定された場所(近所)まで営業車を走らせました。

営業時間中に入口を施錠して店を留守にするというのは、経営の厳しい事業者として大変辛いものです。
しかし、これまで同じケースを何度か経験してきたので、この度は気持ちにゆとりを持って対応できました。
自分の都合を忘れて、相手の気持ちを想像するのがコツです。

今朝、タクシーに乗ろうとした車椅子のお客さんが、乗車拒否されたというニュースをテレビで見ました。
公務ではなく、競争が厳しい営利事業ゆえ、ついつい自分の都合を優先させてしまったのだろうと思います。
私も日々、忘我利他に努めているつもりですが、仕事上の立場で自分の都合を忘れるなんて、そう軽く言えるほど簡単なものではありません。

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消耗品
2019–03–21

昨日の休日、仕事で使用するズボンと靴を購入しました。
今日は、それらを身に着けて気持ちよく仕事をしました。

毎日、床に膝をついた姿勢で作業するため、ズボンの膝部分は油で汚れて日常で着用できません。
交換する前の靴は、昨年 9月に新調したのですが、半年で小指の横に穴が開いてしまいました。
これらは、仕事で使う消耗品です。

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たかが自転車
2019–03–22

「防犯登録は、なるべく店で販売した自転車だけにしてほしい」と、警察官の方から直接言われたことがあります。
なんでもかんでも登録されると、盗難車まで登録される恐れがあるから…ということらしいです。

ネット通販の自転車は、最寄りの自転車店で防犯登録をする場合が多いのですが、その依頼を断る自転車店は少なくありません。
そうなれば、ネット通販の自転車を購入された方は困ってしまうので、私の店では他店販売の自転車であっても登録を受けるようにしています。

しかし、個人譲渡された中古車の防犯登録は、旧登録書、譲渡証明書などを確認する必要があり、それらの不備ゆえに依頼を断ることがあります。
たかが自転車と思われるのですが、もし自分の自転車が盗難に遭って、知らないところで新規の防犯登録をされてしまったら嫌に感じるものです。

今日、書類の不備のため、一台の中古自転車の登録を断りました。

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悩ましい修理
2019–03–23

後タイヤの空気が完全に抜けてしまった自転車が持ち込まれました。
チューブを取出してみれば、極小の穴が一か所あり、チューブ全体の表面が擦れて傷んでいる状態でした。
購入から 1年半のタイヤは摩耗しておらず、一見して十分に使えそうな状態でしたが、内側は繊維が浮き出て、まるでヤスリ面のようにザラザラしていました。

さて、パンク修理をすべきか、チューブ交換を勧めるべきか、タイヤ・チューブ交換を勧めるべきか…、迷いました。
高額な修理の場合、キャンセルになる事は多いので、手っ取り早くパンク修理が無難かもしれません。
しかし、それでは別の箇所が直ぐにパンクします。
ならば、せめてチューブ交換…と考えましたが、根本的な解決ではありません。
本当にお客さんのためを思うなら、タイヤ・チューブ交換です。

私は、なぜパンクしたのか、お客さんに一生懸命説明して、タイヤ・チューブ交換をお勧めしました。
その結果、了解を得ることが出来ました。

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精度の高い工具
2019–03–24

私にとって仕事で使用する工具は、とても大切なモノで体の一部です。
工具が無いと何もできません。
しかし、大切なモノといえども使用頻度の高い工具は消耗品なので、ひとつの個体に執着してはいけません。
良い仕事をするためには、絶えず精度の高い工具を使ってこそなのです。
今日、ドライバーなど日頃からよく使っている工具を新調するため、工具屋さんに注文を入れました。

写真のBONDHUS社製ボックスドライバー10mmは、もっとも使用している工具の一つ。
グリップが摩耗して、使用すると手のひらが黒くなってしまいます。
使用頻度が少ない 9mmサイズの同品グリップと比較すると、摩耗しているのがよく分かります。
BONDHUS社製ボックスドライバーは、全長が一般的なドライバーと同じで、ナットからボルトが長く出た状態でも使用できたので気に入っていました。

今日、注文したドライバー類は、ドイツの工具メーカー Wera社を選択してみました。
同社のドライバーは、スイス工具メーカーの PB社と並ぶ傑出品らしいので、どんな工具なのか今から楽しみです。

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検品
2019–03–25

先週入荷した納車前の自転車は、リヤキャリアの一部が曲がっており、メーカーへクレームを申し入れました。
ところが、代替品のキャリアが欠品しており、入荷するのは  5月になると言われました。
担当の営業さんに、同じ自転車を代替品として送ってもらえないか期待して電話しましたが、つれない返事。
しょうがないので、同じ自転車を在庫として発注、それが今日届けられました。
検品すればリヤキャリアには問題なく、同品を納車予定の自転車に装着して問題解決。
しかし、それを外した自転車は、5月まで販売できない在庫品になってしまうなぁ…と思っていたところ、別の部品に不具合があることを発見しました。
そこで営業さんに電話をして、曲がっていたリヤキャリアと一緒に、自転車ごと返品することを承諾してもらいました。

お客さんに問題のない自転車を納車するために、いつも検品には気を使っています。

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名刺
2019–03–26

ずいぶん前の事ですが、お客さんから名刺をいただいた事があります。
拝見させていただくと大学教授の方でしたが、お名前以外の箇所に文字が読める程度に横線が引かれていました。
聞けば、最近退職されたという事でした。

給与所得者として長く勤務していた職場を退職して、社会人として職業が無くなった場合、名刺がないというのは不安なものです。
社会的地位の高い大学教授なら、その名刺を退職後も手放せない気持ちは理解できます。

2015年10月、私は22年あまり勤めた店を退職して無職になりました。
開業準備をする時、名刺がないのは不便でしたが、それ以上に、自分が何者なのかを説明できないことに不安を感じました。
失業して初めて、名刺のありがたさに気付いたわけです。

今日、印刷会社より発注した名刺が届けられました。
失業して独立開業したからこそ、今、自分が名刺を持てることに感謝できます。

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工具刷新
2019–03–28

注文していた工具が届けられました。
まるで趣味のモノを購入したような嬉しい気分で、運送屋さんから荷物を受け取りました。
写真のドライバー以外にも、8mmボックス/スタビー/ロング/貫通ドライバー、プライヤー、モンキーレンチを刷新しました。
楽しみにしていたWera社ドライバーは、10mmボックスはグリップが太くて少し違和感がありますが、私の手はとても大きいので慣れればトルクをかけやすくて都合が良いかなと思います。
その他のドライバーは、とても握りやすいグリップなので、まずはひと安心。
何といっても新品の工具なので、ネジにかかっている感がしっかりしています。
工具は定期的に交換しないといけないなぁと実感しました。

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摩耗?
2019–03–29

新調した工具を使って、気持ちよく作業をしています。
写真は、クニペックス社のプライヤー。
左右とも同じ品番の工具なのですが、マイナーチェンジで先端の形状が変わったのかな?
個体差? それとも摩耗?

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傘立て
2019–03–30

今頃?と言われそうですが、先の定休日に店の備品として傘立てを購入しました。
今日は購入以来はじめて雨が降る営業日となったので、早速店頭に傘立てを置きました。
細長いので倒れやすいかな?と思いましたが、安定するように底が重くなっていました。
一度聞いたら忘れられない「オバケツ」という名の姫路にあるバケツメーカーさんの商品です。

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モノ
2019–03–31

タイヤ空気の無料サービスは、一般自転車の他にも、クロスバイクやロードバイクの依頼が少なくありません。
高圧タイヤの場合、コンプレッサーでは適正圧まで上げられないため、最後は写真のフロアーポンプを使用します。

先月のコンプレッサーから、工具、傘立てに至るまで、自転車屋を営むために多くのモノを購入しています。
収入を得るために店の経費と割り切るのなら、もっと安価な商品を選択することは出来ます。

写真のポンプは、10000円以上もする高価なモノです。
自分のためのモノではなく、お客さんへのサービスのために使用するモノで、日々とても役に立っています。

商売とは、そういうモノなのかな。

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