健康じてんしゃ店

2020

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自転車の在庫
2020–03–02

今日、自転車の展示在庫が 1台になりました。
そこで、追加で 1台発注しました。
それを合わせても展示自転車は 2台ですが、当面その体制で営業を続けていくつもりです。
空いたスペースは作業場所として使用することで、店内で同時に 2台を並べて組立・修理することが可能になります。
創業時は10台以上あった展示自転車ですが、今年は少数在庫で挑戦します。

お客さんにとって、商品の少ない店は魅力的とはいえません。
さらに、店のオーナーにとっても不安なことです。
小売店にとって商品を在庫することは「安心」を得ることで、お客さんの要望のまま、あれもこれも多種多彩な在庫商品で店を埋めて不安な気持ちを拭い去ろうとするのが、愚かな店主の悲しい性。

店の棚からトイレットペーパーが消えた社会のただならぬ様相を見れば、心の不安はモノへの執着心をあおり、モノを所有して「安心」を得る群衆の心理に、小売店の店主と共通するものがあるように思えました。

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この先10年後
2020–03–03

これまで、作業台と自転車が並行する状態で修理・組立作業を行ってきました。
それでは自転車と作業台に挟まれた狭いスペースで作業をすることになるため、タイヤ・チューブを交換するような場合は別の場所へ移動していました。

そこで、展示在庫の自転車を減らして作業スペースを拡張したことを機に、修理・組立をする自転車の角度を90度変えてみたところ、これが最高に良いのです。
背後に作業台が無いため、工具、部品などを身近な床に置いても邪魔になりません。
修理するための作業環境は整いました。

自転車の展示在庫を減らしたことで、販売台数の減少は覚悟しています。
この先10年後を考えれば、自転車の販売に頼った経営では個人小規模店舗にとって今以上に厳しい状況になるかもしれないので、将来のために今から準備していきたいと思います。

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消耗品
2020–03–05

ロードバイクのシフトケーブルを交換しました。
全く操作が出来ない状態で、原因はSTI レバー内のインナーケーブルが引きちぎれていました。
シマノ社のSTI レバーではよくある事です。
この度は完全に切れており、残骸が変速ユニット内部で引っかかって、解除レバーを操作しても全く動かない状態。
幸い、カバーを外してシフトユニットを露出できるモデルだったので、残骸を取り除くことが出来ました。
旧式のSTI レバーだったら大変でした。

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今できること
2020–03–06

組織に属するサラリーマンやフリーランスと比較すれば、完全に独立した個人事業者は、努力することで何でも自由にすることが出来ます。
しかし、収入が日単位に不安定で生活の保障はありません。だから今できること、つまり私の場合は、お客さんに何ができるのかを常に考えることが大切です。

先日は、あり余る時間を利用して、ホームページを SSL 化しました。
私の店にとって、ホームページは最も重要な集客手段となっています。
サイト内に入力フォームはありませんが、閲覧される方にとっては「安全に保護されたサイト」というだけで安心していただけるのではないかと思います。

ホームページ SSL 化のついでに、マイビジネスにあるすべてのタスクも完了させました。
これら全ては、検索エンジンの最適化を目指すための努力です。

分からないこと、新しいことを実行するのは、大きな労力を要します。
しかし、努力をすることで次へ進むことが出来ると思います。

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倉敷まで
2020–03–07

男子高生とお婆さんが来店されました。
「この子、学校が休みで暇を持て余してるんで、倉敷まで自転車で行くっていうんですよ」と心配そうなお婆さん。
そのための点検を依頼されたのですが、自転車が通学用のアルベルトでした。
変速は 5段あるのですが全体的にギヤ比が重く、峠の坂道を上るのには無理があります。
パンク対策について尋ねてみたら、「考えていない」との返答。
普通で考えたら無謀なのですが、 若い時に無謀な事をするのもいい経験かもしれません。
ルートを聞けば、国道250号を走るとのこと。
自転車では危険な国道 2号の船坂トンネルは走らないというので、後は若さと根性があれば何とかなりそうです。
水分と炭水化物の補給をまめにするようにアドバイスしておきました。

そういう私も、高校生の時に友人と岡山城まで日帰り往復した思い出があります。

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ストーブ
2020–03–09

今日は暖房なしで営業しました。
アラジンのストーブも、灯油が空になったのでガレージへ片付ける予定です。
今シーズンの冬は、灯油の経費が少なく済みました。

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今日は
2020–03–10

とてものんびりした営業日でした。

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寄付しました
2020–03–11

2019年 9月から昨日までの期間にお預かりした寄付金 5857円と、売上金の一部 3000円を合わせて日本赤十字社へ寄付しました。
ご賛同、ご協力いただきました皆さまに感謝します。

これまでの寄付活動 ▶

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今日は
2020–03–14

のんびりした営業日でした。

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スポーツ自転車
2020–03–15

店の前の人通りが少なくなり、のんびりした営業日が続いています。
グーグルのマイビジネスをチェックすると、マップ経由の検索数が激減していました。
やはりウイルス感染拡大の影響で、外出を控えている人が多いのかな?

創業以来のことなのですが、暇な状況になると「ポン」とスポーツ自転車の仕事が入ります。
昨日までは、ロードバイクが 2台続き、今日は、クロスバイクのメンテナンス、修理がありました。
大変ありがたい事です。

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ピカピカ
2020–03–16

今日も、のんびりした営業日でした。
こんな時は掃除に限ります。
入口のガラスを磨いて、木戸の傷を補修して、作業マットの裏側の汚れを拭きとって、床の隅々まできれいに掃除しました。
店はピカピカになりました。

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レジ袋
2020–03–17

亀岡市がプラスチック製レジ袋の提供を禁止する条例の制定を目指しているというニュースをテレビで見ました。
商品を提供する小売など、いろいろな立場があって難しい問題だと思いますが、個人がポイ捨てしない意識を持つことが何より大切。
村の鎮守さまにレジ袋が捨てられている様は、ウイルスが人に感染拡大する現状を見ているようで辛いです。

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共感
2020–03–19

下町の自転車屋には、性別、年齢にかかわらず様々なお客さんが訪れます。
修理中にお客さんの話を聞くことも少なくありません。
今日、パンク修理で来店されたお客さんは、最初の会話から辛い経験をされていることが直ぐに分かりました。
その壮絶な境遇のお話を聞いて、 お客さんが帰られてからもしばらく感情の整理がつきませんでした。

これまで、いろいろなお客さんの話を聞いてきました。
いつも自分の事だと思って一緒に悲しみ、そして喜ぶ時は一緒に喜んで、お客さんに寄り添い共感できるようになりたいと思っています。

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気になる
2020–03–20

まるで底なしの様相を呈している株価。
リスク資産は全く運用していない私ですが、他人事ではありません。
毎月の給料から社会保険料が天引きされたサラリーマン時代と違って、個人事業者になった今は、ダイレクトに年金を納めなければいけません。
だから気になるのが、年金の運用状況。

私たちが納めた年金の一部は、国内外の株式で運用されており、2014年秋からその割合は大幅に増やされています。
年金は長期運用を前提にしているので、一時的な暴落で運用状況を気にしてはいけないのですが…

「どうせ自分たちの世代では、年金なんて当てにできない」とはよく言われるフレーズです。
特に個人事業者なら、頼れるのは自分だけなので、体が動くうちは年金を当てにしない方が良いのかもしれません。

でも、一生懸命稼いだお金をダイレクトに年金として納めているので、少ない国民年金の受給額といえども、やっぱり気になります。

年金の運用状況 ▶

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仕方がない
2020–03–21

クランクがグラグラになった自転車が修理で持ち込まれました。
防犯登録は大阪でした。
見てみれば、クランク軸の部品が大きく緩んでおり、ベアリングも破損していました。
「なんで、こうなったんですか?」とお客さんから質問されましたが、仕方がないとしか返答できませんでした。

私の店で販売している自転車は、全てブリヂストン社の自転車です。
それらは組立時にしっかりチェックしたうえで納車し、購入後も定期的に点検整備を行っています。
それゆえに、納車後に大きなトラブルに至ることはありません。
整備点検も無料なので、お客さんの維持経費の負担は少なくなっています。

別のお客さんから、展示している自転車のプライスカード(31800円)を見て、「なんで、こんなに高いんや! これ電動アシスト自転車か?」と言われました。
また別のお客さんからは、「 2万円ぐらいの自転車はありませんか?」と言われました。
そのまた別のお客さんは、予算 1万円で自転車の購入を検討されていました。

予算が合わないのもまた、仕方がないことです。

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ホイール組
2020–03–22

昨日の閉店時間前に、後輪のスポークが多数本折れてしまった自転車が持ち込まれました。
重なる時は重なるもので、今日の午後にも同じ症状の自転車が持ち込まれました。
ということで、今日は 2台分の後ホイールのスポークを交換することに。

自転車修理の中で、ホイールの組立は最も好きな作業です。
汚れたハブやリムをきれいにふき取り、新品のスポークをハブのフランジ穴に通していきます。
36個のニップルを順番に回して、少しずつ縦横の振れをとっていき、テンションメーターでスポークの張力を測りながら、専用ゲージでセンターを調整して、丁寧にホイールを仕上げていきます。

気持ちを集中させて作業をして、組み上げたホイールを手に持った時は、とても満足した気分になります。

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悲しいパンク
2020–03–24

開口一番、「パンク、やられました」とお客さんが来店されました。
そのパンクの原因は、リム打ちでした。
パンク修理の作業中は原因についてペラペラと多弁になる私ですが、原因を特定する前からそう言われてしまうと何も言えませんでした。
いたずらが無いわけではありませんが、パンクを人のせいにする人は少なくありません。
そんなパンク修理は悲しい気分になります。

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ガリガリ亡者な人々
2020–03–27

のんびりした営業日が続いています。
そこで、少し前の話…
いつものように無料でタイヤの空気を入れた時の事、
「なんでお金とらへんのや。よそは、50円ぐらいとってるで」とお客さんから言われました。

仏教に自利利他という教えがあります。
利他とは、他人のために尽くして行動することです。
では自利とは、何をもって利とするのか?
これこそ自身に問うべきところです。
無料の空気入サービスでは、空気をしっかり入れることでパンクが予防でき、軽快に走ってもらえます。
自転車屋の私にとって、そこから得られる利とは、自己の満足です。

自分が満足できる仕事をやっていれば、貧しながらも商売を続けられると信じています。
もし我欲とお金のための仕事なら、商人道を見失うことになるでしょう。

昨日のニュースに、「食料品を買い占めないで!」というトピックスを見ました。
ガリガリ(我利我利)亡者な人々が炙り出されているように見えます。

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セキュリティホール
2020–03–29

キャッシュレス決済に対応するため、クレジットカード用端末を導入したのは、昨年秋のこと。
当然、その端末機器は最新なのですが、旧式の偽造されやすい磁気ストライプ型カードにも対応しています。
しかし現在では、ICチップ搭載のクレジットカードへの移行が大きく進んでいるそうです。

お会計の時、ICクレジットカードを端末に挿入して、お客さんに暗証番号を入力していただきます。
ところが、その暗証番号が分からないというお客さんが少なくありません。
ICカードにも従来の磁気ストライプがありますが、私の店にある端末は最新機器のためか、リーダーにICカードを通してみても情報を読み込むことは出来ません。

今日も、クレジットカード払いのお会計の時、暗証番号が分からないお客さまがいらっしゃいました。
以前、サービスセンターに暗証番号の入力をスキップする操作方法を教えてもらったので、この度は伝票のご署名欄にサインをいただくことで決済できました。

日本は、クレジットカード決済における世界のセキュリティホールになるかもしれないそうです。
一定数の販売店では、偽造されやすい磁気ストライプ型の読取端末から、ICカードに対応した最新の端末への移行が遅れているそうです。

実は、改正割賦販売法に基づき、今月2020年 3月を期限に、加盟店は ICカードの読取端末の導入が義務付けられています。
私の店もクレジットカード決済の加盟店ですから、スキミング防止のための管理など、強固なセキュリティ意識を持つことが大切なのかもしれません。

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比較
2020–03–30

他人を羨んで妬ましく思ってしまうのが人の性。
他人は他人で自分は自分と、私は他人と比較しない事に決めています。
しかし、商売人として過去の自分と比較してしまうのが悲しいところ。

昨日と比べて今日は暇だ。
先月と比べて今月はのんびりしている。
昨年と比べて、今年の3月はコロナウイルスで…

テレビを見ていると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、売上が通常よりいくらダウンしたという経営者の悲痛な声をよく聞きます。
私の店も例外ではありません。
だから、もう過去と比較するのはやめて、将来の不安も捨て、今この瞬間できることを考え実行することにします。

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満足
2020–03–31

ペダルを回しても空転して前に進まない自転車が修理で持ち込まれました。
調べてみれば、後輪のラチェット部分に不具合がありました。
そこで、ハブとスポーク(錆びていた)を交換することに。
お客さんに「90分ほどかかりますが、預かりましょうか?それとも…」と尋ねると、
「待ってます」との返答。
ホイール組は、私にとって一番楽しく思える仕事です。
そこで、各工程を丁寧に解説しながら作業を進めました。
途中、電話がかかってきたりして中断することもありましたが、ほぼ予定通り90分で作業は終了。
とても満足した仕事ができました。

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