健康じてんしゃ店

2022

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結果良し
2022–03–01

雨が降る営業日、来店されたお客さんは 1人でしたが、注文していた自転車が 3台入荷しました。
展示在庫と納車予定、試乗車、代車、そして修理でお預かりの自転車を合わせると、置いている場所に余裕が無くなってきました。
バックヤードがなかったらとても無理な状態です。
そして、在庫している商品も過去最多を更新中。
中止したバックヤード改装の費用を運転資金に回しているので、今のところキャッシュフローに問題ありません。
店舗改装工事は諦めましたが、結果的には上手くいっています。

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暖かい日
2022–03–03

僅かな時間ですが、午後から店内に日が差し込むようになりました。
暖かな日だったのでストーブもエアコンも使わず、入口を少し開けて営業しました。

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当たり前
2022–03–04

タイヤ空気の無料サービス依頼を受けました。
「別の件なのですが、ライトを点けると大きな音がするんですが、何が悪いのですか?」とお客さんから質問をいただきました。

タイヤに空気を入れてからライトを見ました。
タイヤ側面でローラーが回転して発電するダイナモ式のライトは、回転軸の延長線がハブ軸からずれており、上部がドロヨケに接触して音が反響しているようでした。
私は手の力でグイグイと本体の角度とドロヨケの位置を修正して応急的な処置を施してから、
「このタイプの発電機は音が大きいんですよ。とりあえず応急処置をしたので少しだけ静かになりましたよ」と返答。そして根本的に改善するための料金を提示しました。
しかし、お客さんにとって高額だったようです。
自転車の修理はお客さんにとって余計な出費だから、修理依頼まで到達することは多くありません。

どこまでが無料で、何が有償なのか、そこにいつも迷いがあります。
以前は、タイヤ空気の無料サービスは見返りを求める偽善行為かもしれないという迷いがありましたが、もう何年も数えきれないほど沢山のタイヤに空気を入れていると、今では迷いはなくなり、他人から喜んでもらえる事が自分にとって活力になると実感しています。
では、今回のライトでは、応急処置ではなく工具を持ち出してダイナモの位置を正確に固定する作業まで無料にすべきだったのか?
それとも、それを有償作業として、先に料金を提示すべきだったか?
私は、それだけで異音を消す根本的な解決にならないと判断して工具を持ちませんでした。

今回のライトの応急処置は、お客さんにとって無料が当たり前のサービスだったと思われます。
お客さんの「それぐらいは無料が当たり前」という微妙なニュアンスを推し測って、「当たり前」をやや越えたところまで無料にするように努めています。

ただ、サービスを提供する側としての考えは、世の中に当たり前はないということ。
だから商売を続けられていることを当たり前とは思わず、今日も営業できる!と感謝しながらタイヤに空気を無料で入れるのです。

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それだけ
2022–03–05

先日のこと。
異音がするという自転車が持ち込まれました。
音を確認するため乗ってペダルを回しましたが何も聞こえません。
お客さんによれば、足を止めた時に音がするということだったのですが、それでも聞こえません。
そこで、お客さんに乗っていただくことにしました。
すると、お客さんがペダルを回す足を前後に素早く動かしたところ、カチャンカチャンと何かが当たる音が確認できました。
そこで、自転車を店内に入れて細部を見てみると、ある部分のネジが一本緩んでいるのを発見。
「これやー!」と思わず言葉が出ました。
「それだけで良かった」とお客さん。

で…料金といえば、昨日の日誌と同じ内容になるので、本日はここまで。

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通販自転車
2022–03–07

今月 3日、独立行政法人 国民生活センターより、通販自転車に関する注意喚起がありました。
それによると、組立が必要な状態で届く自転車について、正しく組み立てが出来ないと事故の危険性があると指摘されています。詳細はこちら >

実際、パンク修理等で持ち込まれた通販自転車を見ると、前輪のクイックレリーズレバーが正しく固定されていなかったり、ブレーキやハンドル部の組み立て不良が多く見られます。
お客さんご自身は、その危険な状態に気が付くことなく乗られている場合がほとんどなので、今回の注意喚起は、消費者だけでなく自転車業界への警告ともいえます。

通販自転車は安価なゆえに品質が粗悪なものが多く、万が一品質に起因した危害、危険事例あった場合であっても、販売業者ではなく組み立てた側に損害賠償を請求されることも考えられます。

私の店では通販自転車の組み立てを受けていますが、非常にリスクの高い仕事であることは認識しています。
お客さんご自身で組み立てられた通販自転車の多くが、不完全な組立・整備状態という危険な現状を憂い鑑みれば、組立依頼があった場合にそれを断ることはできないのです。

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寄付報告
2022–03–11

昨年 9月から募金箱にてお預かりしていた寄付金は、昨日までに 16554円になりました。
いつもなら皆さまからお預かりした寄付金は、その使いみちを活動資金として日本赤十字社へ寄付していますが、今回はウクライナ人道危機救援金として本日寄付しました。
私個人の勝手な判断ですが、ご了承ください。
ウクライナ危機における赤十字の活動はこちらです >

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収益の優先
2022–03–15

過日、タイヤ在庫の問い合わせがありました。
その電話から数時間後に来店されたお客さんは、後タイヤの空気が抜けたグラベルロードを持ち込まれました。
電話で問い合わせがあった時は、普通のロードバイクだと思い込んでいましたが、実際は700×33Cサイズのグラベル用チューブレスタイヤ。
「種類は問いませんからタイヤを交換して下さい。大きいモノが刺さってしまったんですよ」
お客さんの要望通りにすれば、タイヤ交換の料金として売上となります。
しかし、店の収益を優先するのは忘れることにして、大きな穴が開いているというチューブレスタイヤの状態を確認することにしました。

チューブレスなので、タイヤ内部にはシーラントが充填されています。
ホイールからタイヤを外し、シーラントでベトベトのリムとタイヤ内側をきれいに拭います。
そして、損傷部分をチェック。
その状態から、タイヤの交換は必要ないと判断しました。

お客さんはスペアチューブを携帯されており、それを受け取ってタイヤの中にチューブを入れます。
適正圧まで空気を入れてタイヤの損傷部分を再びチェックして、問題ないことを確認しました。
そのお客さんは、同日中に大阪まで走られるとの事でした。

シーラントで汚れた手と床をみて、チューブレスタイヤのロングライドは大変だ…と思いました。

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よくある話題
2022–03–18

過日、変形したバスケットの修正を依頼されました。
金属ワイヤー、メッシュタイプのバスケットは、樹脂製バスケットより変形破損しやすいのですが、金属製だから丈夫というイメージを強く持たれている方が多いように思います。
私は、両腕でグイグイ、プラスチックハンマーでコンコンと形を修正しました。
その作業の途中、
「油も注しといてか」とお客さん。
さらに、「空気も入れといて」と。
そして、「最近、自転車屋が少なくなったなぁ~」とよくある話題。
「そうですね~」と私が返答すると、
「なんでや、分からんなぁ~」
そして最後に、
「金は要るんか?」

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2023年
2022–03–20

シマノ社の部品を使用して自転車を修理しました。
作業が終わってから、同部品を補充するために卸屋さんの在庫を確認してみれば、入荷予定がなんと2023年 1月と...

先月から預かっている自転車もシマノ社の部品待ち。
今月入荷予定だったのが来月に順延されました。
果たして本当に来月入荷するのか、その可能性は低いように思います。
バックヤードがあるので、長期間預かるための場所は問題ないのですが…

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バースト
2022–03–25

過日、タイヤに空気を入れる依頼を受けました。
クロスバイクの仏式バルブだったので、専用ポンプを用意します。
まずは、ポンプをバルブにセット。
そして、ハンドルをグッと押し下げた時、「バーン」と大きな破裂音が店内に響きました。
「あーっ、やってしまった…」と焦る私。
すぐにタイヤを確認しましたが、不思議なことにタイヤの空気は抜けていません。
じゃぁ、どこが破裂したの?と調べてみれば、なんとポンプのホースが裂けていました。 日頃からタイヤ空気の無料サービスで酷使していたので、寿命がきたようです。

英式バルブが普及している日本では、仏式バルブはほとんど知られていません。 そのような一般の方を対象にしたタイヤ空気の無料サービスでポンプを使用していますが、すでに専用ポンプを所有されている方からの依頼もあります。 多くの場合は、上手く入れることができないという理由で依頼されるようです。

いずれにしても、収益よりお客さまへのサービス優先ということで、新しいポンプを用意することになりました。
これも経費です。

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最高の社会貢献
2022–03–27

過日、近所の郵便局さんから電話がありました。
「放置自転車なんですけど、処分してもらえませんか」
聞けば、警察に届けて処分の認可はとれているということでした。
私は快く自転車処分の依頼を引き受けました。

放置自転車は、社会問題です。
私の店でも、昨年の夏に店舗前に自転車が放置され困惑しました。
自転車の処分は、トコトンまで分解して資源となる部品を分別しています。
手間と時間がかかる分解作業ですが、専用工具と知識のある自転車屋だからこそできる最高の社会貢献だと自負しています。

私は毎朝のウォーキング時に奉仕活動としてゴミを拾っていますが、放置自転車もゴミのポイ捨てと同じように思えてきました。
だから、最近は自転車の処分を無料で引き受けています。

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サイクリング
2022–03–31

昨日の定休日は、今年最初のサイクリングに出かけてきました。
行先は、ルート沿いにある自転車屋として、姫路のサイクリストとして、いつかは走っておかないといけないなぁと思っていた銀の馬車道です。
JR播但線の生野駅まで輪行して、140年近く前の近代化産業遺産のルートを生野から姫路の飾磨まで出来る限り正確に辿りました。
途中、交通量の多い国道312号を走る危険な区間が何度かあり、それが理由でこれまで同ルートを走ることがありませんでした。
しかし実際に走ってみると、現存する馬車道をはじめ、神崎町の古い町並みなど見どころが多く、十分に楽しめるサイクリングとなりました。
これから、サイクリングのレポート、動画の制作を始めます。

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