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リコール
2022–12–01

最近はリコールの話題が多いこの日誌。
先日はリコール交換部品が入荷して、交換の準備が整った旨を伝えるべく電話をかけたのですが、悲しいかな一件も繋がりませんでした。
準備した交換用部品は、サイズや変速、オートライトの有無などにより、他の自転車に流用できないため、お客さんが来店されるまでバックヤードに保管することになります。
したがって、お客さんにご来店いただけない場合、バックヤードの保管スペースの問題で次の交換部品を入荷させることができない事態となります。
しかし、それはこちらの都合で、お客さんには関係のない話。
そんなことを考えながら、昨日の定休日は営業車のリコールのためにダイハツさんへ行ってきました。

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休息日
2022–12–05

今月に入ってから気温が下がり、それとともにお客さんの来店が少なくなりました。
先週入荷したリコールの交換部品は、昨日までに作業を完了することができ、今日は休息日です。
そこで、YouTube動画とサイクリングレポートの制作に集中することができました。
今晩は、閉店後に出張サービスの予約が入っています。
前回と同じく、リコールの出張対応がないタイミングの良い時です。
昨晩は、リコール出張対応で太子町まで行きました。

今日は、月末までに入荷させる予定のリコール交換部品を手配しました。
今週は、先月22日に手配したリコール交換部品が過去最多の量で入荷する予定。
バックヤードに収まるか心配です。

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サイクリングレポート
2022–12–06

播磨野自転車愉道を更新。
天橋立ちりめん自転車道」のレポートをアップロードしました。
これまで岡山県が続いていましたが、そこに京都府が加わったことで、タイトルにある「全国各地」というワードに少しだけコンテンツが追い付いてきました。
全国各地のサイクリングについては真剣に考えていることで、いわゆる後期高齢者の年齢に達する前の元気なうちに可能な限り日本全国を訪れたい。
問題は、店舗営業との兼ね合い。
年末年始以外、休日は水曜日だけなので、日帰りで行けるところは限定されます。
臨時休業でサイクリングに出かける事を検討しています。

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個人の自転車店
2022–12–08

通販を始め、ホームセンターや量販店などの台頭により、個人の自転車店はその数が減っています。
価格を比較すれば、安い方が選択されるのは仕方がないこと。
それでも個人の自転車店を選択されるお客さんはいらっしゃいます。
その理由は、個人の店を信頼されているからではないでしょうか。
「もし、何かあった時に…」という理由が安い価格より勝るのなら、個人の自転車店はその信頼に応える必要があります。
この夏から始まったリコールについて、知らぬふりをせず積極的に対応している理由は、お客さんの信頼に応えるためです。
これまで何度も「あなたの店で買って良かった」という言葉をいただきました。

今日も大量にリーコル交換部品が入荷してきました。
上写真のトラックに積まれた荷物の中には、他店販売自転車の交換部品も含まれています。

他店販売のリコール対応は、宣伝効果という点で大きな好機です。

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幸せとは
2022–12–11

マウンテンバイクが修理で持ち込まれました。
みれば、ペダルが取付られているクルクル回る左右の棒(クランク)の付け根の軸(ボトムブラケット)が緩んで、フレームから抜けていました。
まずは、軸から左右の棒(クランク)を取るためにネジ(フィキシングボルト)を緩めようとしましたが回りません。
そこで、工具に全体重をかけて渾身の力を込めたところ、工具がネジから滑って外れて、指を強打してしまいました。
あまりの痛さに呼吸が止まります。
それと同時に仕事を続ける気力も萎えてしまい、「これ無理かもしれません…」とお客さんに弱音を吐いてしまいました。
「なんとかなりませんかねぇ」と悲しげなお客さん。
そうしているうちに指の痛みが和らいできました。
痛みがなくなると「なんとかしたい」という気持ちが再び湧いてきて、別の工具を手に取って、写真の延長パイプも使用したところ、ネジを緩めることができました。
その後、全ての部品を組み直して、自転車を乗っていただける状態に戻すことができました。

お客さんにとても喜んでいただいたのですが、仕事を完了させることができた自身の喜びはお客さん以上だったかもしれません。
「自分は何ができるのか」と日頃から考えているがゆえ、自分のスキルで他人の役に立つことができたという単純な事でも、自分にとってその価値は高いのです。
人によって幸せの定義は異なりますが、私にとっての幸せはそこにあります。
そのために、両手はもちろん、身体を大切にしなければ…
幸い、指の怪我は軽いものでした。

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なんとかなる
2022–12–15

昨日の定休は、店の備品を購入するため自宅近くのホームセンターへ行きました。
パンク修理の作業で使用している電動ヤスリの替用エンドレスベルトが残り少なくなってきたので、久しぶりに補充しておくことにしました。
電動ヤスリはRYOBIというメーカーですが、売場にあった商品パッケージにはRYOBIと一緒に京セラいうロゴが入っていました。
後で調べてみれば、その事業部が京セラへ譲渡されたということ。
同じ型式の電動ヤスリは継続して生産されているようなので、ほっと安心。
仕事において無くてはならない工具なので、売り場にRYOBIのロゴが入った電動工具が見当たらなかった時はかなり焦りました。

ホームセンターの売り場をウロウロしていると、開業準備のために同店を何度も訪れた時の事を思い出しました。
季節も同じ12月。
希望より不安しかなかった 7年前の自分に「なんとかなるよ」と声をかけてあげたい。

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近道
2022–12–19

時々小雪が舞う寒い営業日でした。
例年、最初の寒波がやってくる頃は、来店されるお客さんが少なくなります。
雨の日と同じく、自転車で外に出かける機会が少なくなるからでしょう。
その寒さに慣れた 2月になれば、売上が復調するのも例年の流れです。

ブリヂストン社のステンレスリムに関するリコールは、過去に販売した対象車をリストアップしてから早いもので 2ヵ月経ちました。
リコール受付済みであっても保管スペースが確保できない分は保留していましたが、今日ようやく全ての保留分を注文することができました。
それらが入荷するのは、おそらく 2週間後の予定です。
長かったトンネルの出口が見えてきた気分です。

膨大なリコール作業量で疲弊していた私に、「出口の見えないトンネルでも、厳しい山を越えなくてもよい近道だと思えば気持ちが楽になりますよ」と声をかけて下さったお客さんがいらっしゃいました。
今日、最後の注文FAXを送信して、その言葉の温かさをかみしめています。

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サービス中毒
2022–12–23

私の店では、店内の機械を使用して、無料でタイヤに空気を入れていますが、 作業中で手が離せない場合は貸ポンプ(上写真)を使用して頂きます。
ところが、正しい方法でポンプを使用される方が少ないのです。

先日ポンプを使用された方は、座った姿勢でポンプのハンドルを片手に持って、わずかな量だけ上下させていました。
私が自転車店に就職した頃では考えられなかった事です。
駅やスーパーの駐輪場に無料の自動空気入れが設置されるようになり、手押しポンプを使用する機会が減ったというのが原因のひとつだと考えられます。

サービス業に携わる私は、サービス至上主義者です。
同時に、行き過ぎたサービスは人の心も体も退化させることを知っています。

「駐輪場の自動空気入れが壊れている」と文句を言う人。
修理作業中で手が離せない時、「順番待ちなんて無理」と無料空気入れサービスで来店された人。

世の中はどんどん便利に暮らしやすくなっていますが、その恩恵を「当たり前」に利用している人にサービス中毒の危うさを感じるのです。

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棚卸
2022–12–26

個人事業者の決算は、12月31日です。
今年の営業も残すところ僅かとなったので、年末恒例の棚卸を始めました。
正確な売上の総額と正確な在庫の総額を帳簿に記すことは、経理で最も大事なことです。
今年は度重なる値上げのため、同じ商品でも仕入時期によって価格が異るので、商品の原価と数量の管理が大変でした。
そのような状況で、毎日の売上ごとに使用した在庫品の数量を管理して、日ごと貸借対照表を合わせて決算をしてきました。
しかし、バタバタ忙しい時に間違いはあるものなので、やはり棚卸はやっておかなくてはいけません。
在庫している商品を数えてみるとやはり違っている項目があり、最初の帳簿は実際より6000円あまり少ない在庫総額でした。
棚卸しなかったら、脱税するところでした。
僅かな金額ですが、そこはキッチリ合わさなくてはいけないのが経理です。

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休日カフェ
2022–12–28

以前から訪れたかった「HUB CAFE」さんへ、妻と一緒に行ってきました。
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ありがとうございました
2022–12–30

2022年が暮れようとしています。
今日は、年内最後の営業日。
おかげさまで、今年も無難に営業を続けることができました。
ありがとうございます。

今日は、YouTubeにサイクリング動画「天橋立ちりめん自転車道」を公開しました。
少し前ですが、サイクリング動画の視聴者さんが来店されたことがありました。
友人からロードバイクを勧められ、最近になってサイクリングの楽しみを知ったそうです。
YouTubeでサイクリングコースを捜している時に私のチャンネルを見つけ、来店されたその日も動画で紹介しているコースを走ってきた帰りということでした。
「どれも走ってみたいコースばかりで、短めのルート設定は初心者の自分にちょうど良い」と大変うれしい評価をいただきました。

社会における私の役割は、 生活の移動手段として使用される自転車の修理や整備を通して他人の役に立つことだと考えながら、これまで地域に根差した自転車屋をやってきました。
今年は、もうひとつの役割を見つけたような気がします。
それは、サイクルツーリズムに関する情報を発信することで、サイクリングの普及に貢献すること。
小学生の時から自転車が好きで、青年期にランドナーで各地を旅してきた私にとって、それは必然的な役割なのかもしれません。

どうすれば日常と非日常(サイクリング)を両立できるのか、今はまだ模索しているところです。
できることから少しずつやっていきたい。

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