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セコ
2024–05–02

「油を注してほしい」とシニア女性のお客さんが来店されました。
自転車を見れば、サドルにビニール袋が被られています。
サドル表面の亀裂から雨水が染み込んで衣服が濡れてしまう…とお客さん。
そこで新品のサドルへの交換をお勧めしましたが、「そんなお金は無いわ」とお客さん。
何とかして差し上げたいなぁと考えたところ、少し前に処分する自転車からサドルを外しておいたことを思い出しました。
そこで「中古品ですが…」と料金を提示して、そのサドルをお客さんに見ていただいたところ、交換することになりました。

数時間後の話…
「空気を入れてほしい」とシニア男性のお客さんが来店されました。
タイヤを見れば、接地面がすり減って交換時期でした。
「そろそろ交換時期ですね」と私。
「なんぼするんや」とお客さん。
そこで一番安い料金を提示したところ、
「そんな高いんか! セコ無いんか?」とお客さん。
一瞬「セコ?」と考えましたが、セコ=中古と直ぐに理解して、中古のタイヤがあることを思い出しました。
「あります、ありますよ!」と返答すると、「また来るわ」と言い残してお客さんは帰られました。

私は、中古品を扱うことについて少なからず抵抗があります。
ある程度傷んでいるわけですから、それを販売することが「お客さんのためになるのか」について考えた場合に適正ではないかもしれません。
しかし、年金暮らしのシニア世代の方にとって昨今の物価高の影響は大きく、私の父も「年金だけでどないせーって言うねん」とぼやいています。
それを考えた上で中古品を提供することは、多少罪悪感を感じつつも、「何とかして差し上げる」ことができるわけです。

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商売は方便?
2024–05–04

ゴールデンウィーク後半、絶好の行楽日和です。
そんな営業日、シニア女性のお客さんが自転車を押して来店されました。
「押しピンが刺さってパンクしてしまったんよ。連休やから、わーっ、最悪や!って思って調べたら、こちらのお店を知ってね。開いてて良かったわ~ ありがとう」とお客さん。

「なんで自転車屋(商売)をするんだろう」
店の売上がどん底で精神的にきつい時、そう思うことがあります。

もちろん、生活するお金を稼ぐために自転車屋をやっているのですが、
それは前提として、「店が開いてて良かった ありがとう」という言葉をいただくことに自転車屋をする目的があるように思います。

お客さんからいただく「ありがとう」は、 不安な時に心を落ち着かせてくれる言葉であり、
幸せで安心を感じられる値千金の言葉です。
その前において商売とは、値千金の言葉に気付くための方便でしかないのでは?と思うようになりました。
もし商売が順調だと、「店が開いてて良かった ありがとう」という言葉の真実に気付くことなく、きっと祝日は休業しているかもしれません。

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