今日は、雨が降る営業日でした。
雨が降れば、のんびりした営業日になる私の店。
有り余る時間をどう使うか…、できれば有効に活用したいところです。
そこで店内に陳列している商品の配置について、あれこれ見直すことにしました。
修理の作業中に待っていただくお客さんの正面に、上写真の壁面が位置していますので、何を展示するか、その位置とバランスなどなど、かなり奥深い仕事となります。
自分自身にとっても、お客さんへの提案するための意識的なきっかけになるので、意外と大切な仕事だと言えます。
昨日、Adobe社の契約をCreative Cloud コンプリートプランというものに変更しました。
同社の主要なアプリを全て利用できる高額なプランです。
私の店のような小規模事業で利用するのは贅沢の極みですが、この先長くホームページを維持管理する上では避けられない経費だと考えました。
契約の変更はもう少し先でもよかったのですが、スマホによるホームページ閲覧が圧倒的多数となった今、レスポンシブwebデザインの基本から考えても、現在使用している14年前の制作ソフトと最新版の操作方法は天と地ほどの差があるはずです。
全ての機能は使いこなせないとしても、せめて基本操作だけでも習得する必要があり、そのための学習期間として今のタイミングで契約しました。
50歳も半ばになって新しいことを学ぶのは腰が重い事ですが、私の店にとってホームページは重要な広告の手段。
専門業者に依頼することを考えれば、毎月の契約料なんて安いと考え、早速今日からチュートリアルの動画で学び始めました。
のんびりした日曜の営業日。
数日前から軽い腰痛だったので、今日はいい休息日になりました。
先日、交通事故で曲がってしまった車輪のリム(上写真)を新品に交換する作業がありました。
サイズは、24インチ。
私が自転車業界に就職した30数年前は、24インチというホイールサイズは当たり前にあったのですが、現在はかなり少数派となっており、創業 9年目にして初の24インチリム交換となりました。
私の店には、補修用リムの在庫がなく地元の卸屋さんに発注、無事お客さんに自転車を引き渡すことが出来ました。
さて、次回の修理のために同サイズのリムは在庫すべきか…と悩んだ末、再び地元の卸屋さんに発注。
今日それが入荷しました。
さて、その補修用24インチリムが役に立つのは何年後なんだろう…
お会計の時…
「あぁ、ごめんなさいね。大きいのしかないわ~」と 1万円札でお支払いされるお客さん。
「ぜんぜん大丈夫ですよ」と笑顔で応える私。
それは、偽りのない笑顔です。
対して、キャッシュレスでのお支払いにおいて「ごめんなさいね」と口にされるお客さんは皆無。
キャッシュレス支払いでは、偽りの笑顔となります。
その理由は、私のような小規模店舗でも年間10万円を越える手数料コストが発生するから。
レジ会計が日に何百何千件もあるような大規模店舗では、釣銭の確保や現金管理、レジ会計の人件費といった現金支払いに関するコストが大きく、キャッシュレス支払いに関するコストは相殺されます。
それに対して、レジ会計件数が日に10件前後の私の店の場合、年間に両替をする回数は僅かで、現金管理もきわめて簡単なため、キャッシュレス支払いのメリットはありません。利益率の低い物販小売業においてもそれは同じです。ただし、接待・アルコールをともなう飲食サービス業においてクレジットカードのメリットは大きいと聞きますが…
政府のキャッシュレス推進政策を機に、キャッシュレス支払いの割合は年々増加しており、同時に消費者の財布はますます薄く小さくなりました。
そして、サービスを提供する側にとっては、確実にキャッシュレス支払いに関する手数料コスト、設備投資(セルフレジ等)の増大に繋がっています。
不思議なことがあります。
ニュースを見るたびに「物価の上昇」という文言をうんざりするほど見聞きする昨今。
その理由に、円安、原材料費、光熱費、人件費、運送費…等の要因が上げられています。
しかし、年々増大するキャッシュレス支払いコスト上昇分については、誰も、どこも、NHKも、全く触れられていません。なぜでしょうか。
ゆえに抵抗感なく、むしろ喜んで消費者はキャッシュレス支払いを利用するため、サービスを提供する側としては心理的に「話題に出ないし、喜んでもらえるから、キャッシュレス手数料コスト上昇分を価格に転嫁しやすい」とも言えるのです。
国税局、消費者ともにメリットのあるキャッシュレス推進政策だから、都合の悪いことは「見ざる聞かざる言わざる」なんでしょうか?
Adobe社の契約をCreative Cloud コンプリートプランに変更してから 2週間経ちました。
今日の業務日誌は、最新版ソフトを使った初めての更新となります。
およそ14年ぶりのソフト更新となるため、これまで通りに操作できるのか戦々恐々としていましたが、同じAdobe社ということで今のところ何とかなっています。
考えてみれば、ホームページ制作に関してアメリカ合衆国に本社をおく会社のサービスを多用しているなぁと思いました。
私の店のホームページを公開するための費用として、まずAdobe社ソフトのサブスクリプションがあげられます。
その他、FC2社にレンタルサーバー、ドメイン料金を支払っています。
PCそのものはDELL社、そのPCのセキュリティはMcAfee社…と、全てアメリカの会社です。
さらに、ホームページとは関係ありませんが店の経理はMicrosoft社のエクセルと、あげたらきりがありません。
小さな町の自転車屋ですら、これだけアメリカのサービスを購入しているわけです。
これらのことは、NHKが言う「デジタル赤字」「構造的要因」を私自ら実践しているようなもの。
今日、円安が加速して 1ドル=161円台を突破しました。
円安の要因は日本とアメリカの金利差といわれていますが、アメリカが提供するサービスを購入すればするほど円が売られドルが買われることになり、つまり円安の要因は私にもあるようです。