BUSINESS DIARY
植木
2018-05-03
ゴールデンウィーク後半に入りました。
昨日の水曜日は、雨の定休日。
雨天に来店されるお客さんは少ないので、「定休日が雨で良かった♪」と世間とは逆に喜んでおります。
その定休日を利用して、昨日は出張の仕事をしていました。
雨の予報だった今日は晴れて、営業的には昨日に続いて天気が味方してくれた形になりました。
世間が休みの日でも、仕事があることに感謝です。
写真は、シャッター前の植木さん。
若葉が見えてきました。
一番安い自転車は?
2018-05-04
若い女性のお客さんがパンク修理で来店されました。
「自転車を買い替える予定なんですが、こちらで一番安い自転車はいくらですか?」とお客さん。
残念ながら、お客さんの予算に合った価格( 1万円前後)の自転車は、私の店では取り扱いがないため、最寄りのホームセンターを紹介させていただきました。
さて、パンク修理の方ですが、チューブの傷みが激しいため、修理するより交換した方が良い状態でした。
しかし、パンクしたその自転車もまた安価なため、「チューブ交換の料金は出せないので、出来るだけ安く直してほしい」とお客さん。
安価と言えども、一見してきれいな状態で、買い替えるのはもったいないように思えたのですが、聞けば、他にも調子の悪い箇所があるということ。
とりあえず、「その場しのぎ」のパンク修理をしてお代金を頂きました。
お客さんは、次も安価な自転車を購入されるようで、調子が悪くなる度に新車に買い替えられる「負の連鎖」が続かないように願うばかりです。
私がホームセンターを紹介したことは、そのお客さんにとって本当に良かったのか、考えさせられました。
営業時間外
2018-05-06
今朝は、自転車をお客さんの自宅へ届けてから店のシャッターを開けました。
昨晩は、営業を終えてから出張修理。
この連休は、営業時間外の仕事が多かったように思います。
連休最終日の今日は、のんびりした営業日でした。
雨の営業日
2018-05-07
昨日から続く、雨の営業日。
「大雨の今日は、きっと暇だろう」と、気持ちの準備をしてから営業を始めたところに、4台の自転車が修理で持ち込まれました。
雨の日でも仕事をさせていただけることに感謝です。
写真は、シフトケーブルを交換しているところ。
フレームに内蔵されているケーブル交換では、写真の透明リードパイプを使います。
極細パイプのためシフト専用ですが、アウター受の穴にも通すことが出来るため、インナーケーブルをフレームに通す時に重宝しています。
少しずつ
2018-05-08
シャッター前に置いている植木さんの若葉は、少しずつ伸びてきています。
働き方
2018-05-10
昨日の水曜日は、定休日でした。
ゴールデンウィーク中の水曜日は仕事をしていたので、久しぶりの休日といいたいところですが、そうでもありませんでした。
何をしていたかと言えば、写真のホイールを直すための準備で卸屋さんへ行ったり、店の備品を買いに行ったり、銀行へ行ったり、帳簿をつけたり…
現在、国会では「働き方改革」が審議されていますが、それは勤労者のためのものです。
事業経営者にとっての「働き方」とは、そのまま「生き方」であると思います。
スポーク
2018-05-12
昨日の夕方のことです。
「後タイヤが車体に接触して回りにくい」と、若い女性のお客さんが来店されました。
みれば、3本のスポークが折れており、ホイールが大きく振れていました。
この場合、折れた 3本のスポークを入れ替えれば直ぐに乗れるようになりますが、根本的な解決策ではありません。
経年劣化で傷んだスポークは、次々と折れていくことが予想できるため、36本全てのスポークを交換するのが理想的です。
その事をお客さんに説明して、全てのスポークを交換するため、週末の間、自転車を預かることになりました。
私は、直ぐに車体から後輪を外して、それを分解します。
リムは歪んでおらず、まずは一安心。
問題は、スポークでした。
私の店には、35種類、1250本のスポークを在庫していますが、その中に必要なスポークが無かったのです。
お客さんが月曜日から通勤で乗っていただけるように、早急にスポークを用意しなくてはいけません。
そこで、いつもお世話になっている地元の卸問屋さんへ連絡。
在庫があることを確認して、今朝は開店前に卸屋さんへスポークを受け取りに行ってきました。
「イトウくんの店は、スポーク、よう(頻繁に)買うてくれる
なぁ~」
卸屋さんからそう言われるように、私自身も以前勤めていた店に比べてホイール組みが多いことに驚いています。
今日は
2018-05-13
雨の営業日。
今日は、店舗ファサードの大部分を占めるガラスを徹底的に磨き上げました。
特に、長く放っていた引戸の上部にあるガラスは、薄っすら曇っていたので、ピカピカに磨いて気分はスッキリ。
続く時は続く
2018-05-14
先日の日記で書いたスポーク交換の自転車は、本日お客さんに無事お引渡しできました。
今日は、別の自転車のリム・スポーク交換の作業を開始。
続く時は続くもので、先の自転車と同じ長さのスポークが必要となり、店の在庫、卸屋さんの在庫も無く、写真の状態で作業は中断となりました。
おでかけ
2018-05-16
定休日の今日は、妻と一緒に、淡路島へ行ってきました。
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重なる
2018-05-20
先日、女性のお客さんから電話がありました。
「自転車がパンクしているんですけど、そちらに持って行かないといけませんか?」
あいにく、その日は店の留守を頼む妻が不在のため、「営業時間外なら対応ができます」と説明したところ、
「早朝から深夜まで働いていて、休日も無いんです。だから、自宅に来てもらう日に休暇を申請しないといけないんです」とお客さん。
結局、パンク修理の依頼は保留となりました。
しばらくして、男性のお客さんがブレーキとチェーンのトラブルで来店。
その作業を始めたところに、先の電話の女性のお客さんが来店されました。
「会社から少しだけ時間をもらって、自転車を持ってきました」
重なる時は重なるとは、この事。
貴重な時間を作って来店された女性のお客さんのために、出来るだけ早く対応したかったのですが、先に来店された男性のお客さんの自転車の修理もやらなくてはいけません。
その時、男性のお客さんが、 「どうぞ、私は後でいいですよ」 と言って下さいました。
おかげで、女性のお客さんの自転車を早く直すことが出来たのです。
スポーク長
2018-05-23
定休日の今日は、朝からホイールを組んでおります。
昨日の18時ごろ、フロントホイールが大きく曲がった自転車を持って、お客さんが来店されました。
直ぐに作業を始めたいところでしたが、先に 2人のお客さんから修理を受けており、営業終了まで 1時間という状況で、私一人では何もできずに、自転車をお預かりすることになりました。
大破したフロントホイールは、ハブ(ダイナモタイプ)を残して、リムとスポークを交換します。
27インチ・アルミ製のリムは在庫がありますが、問題はスポーク。
曲がったホイールから数本のスポークを外して、長さを測ってみたところ、291mmでした。
標準的な292mmなら在庫はありますが、曲がったホイールのニップルから見るスポークの先端の位置は微妙…
ニップルからスポークの先端が出る場合、絶対に組み立てることは出来ないのです。
そこで、困った時の地元の卸問屋さんに電話をかけて相談。
「あの~、291mmのスポークってあります?」
「イトウくん、普通は292mmやけどなぁ~。291mmは取り寄せですわ」
「取り寄せてもらった場合、いつ入荷しますか?」
「水曜日の昼までに注文もらったら、木曜日やね」
話は長くなりましたが、そういう訳で定休日の朝から、卸屋問屋さんの言葉を信じて、在庫していた292mmのスポークを使ってホイールを組みました。
そして、結果は、全く問題なしにホイールは完成。
いつものように、スポーク張力もテンションメーターで確認したところ、写真の数字からまだ余裕で上げられました。
では、最初の291mmのスポークって…、リム形状の違い?
質問
2018-05-27
「休日は、ツーリングに出かけるんですか?」
「自転車は何台持っているんですか?」と尋ねられることがよくあります。
それらは、スポーツ自転車を前提にされた質問です。
お客さんの期待に反して、現在はスポーツ自転車を所有していません。
「通勤は、当然自転車ですよね?」と言われたこともあります。
5月の今、気候が良いので自転車で通勤したいところですが、私は自動車で通勤しています。
今日の晩は、お客さんの自転車を修理するために、姫路市別所町まで行く予定になっています。
感謝のリレー
2018-05-31
日本一周の途中のお客さんがトラブルのために来店されました。
自転車は、STIレバーのラチェット部分が破損していたため、後の変速できない状態でした。
たまたま代替用の部品があったので、なんとか修理することが出来ました。
今月は、4台の長距離ツーリングの自転車がトラブルで持ち込まれました。
旅ではいろいろなトラブルに遭遇するものです。
次々やってくる問題を解決しながら前進する自転車旅行は、人生の旅の縮小版のようなものかもしれません。
私が社会人になる前に、何度も長距離ツーリングに出かけ、その旅先で多くの方に親切にしていただきました。
今は自転車屋として、ツーリング中のトラブルで来店されるお客さんに、その時の感謝の気持ちをお返しするようにしています。