BUSINESS DIARY
西日
2021-04-02
春のやわらかな日差しが店内に入って~…と、心地よい気分に浸れるのも今のうち。
日を追うごとに店内に差し込む西日の範囲が奥へ奥へ伸びており、私にとっては戦々恐々とする日々であります。
修理作業中、待っていただくお客さんの場所を北面から南面の壁へ移した理由は、上の写真から理解してもらえると思います。
より北側に位置するバックヤードは、一足早く、午後からまともに西日を浴びている状態。
一体どうなるのやら…
兵庫県の自転車道
2021-04-03
昨日、YouTubeに加古川右岸自転車道のサイクリング動画をアップロードして、今日公開しました。
前回のサイクリング動画の続きとなるのですが、同自転車道路を紹介する動画として独立させた内容にまとめました。
私自身、起点から終点までじっくり走ったのは初めてだったので、あらためて自転車専用道路として見直すきっかけとなりました。
加古川右岸自転車道は、播磨中央自転車道・姫路明石自転車道と一体に県で管理されているようです。
先日、播磨中央自転車道を走ったので、次は姫路明石自転車道といきたいところですが…
同自転車道の東区間は、浜の散歩道として既に動画をアップしています。
私にとって姫路明石自転車道は、自転車を趣味として始めるきっかけとなった道です。
ここからスタートしたと言っても過言ではなく、多くの思い出が詰まったルートです。
兵庫県の自転車道
2021-04-04
上写真は、播磨中央自転車道の北側起終点から少し走ったところにあった案内板地図。
播磨中央自転車道は、加古川右岸自転車道を経て、姫路明石自転車道と繋がっていることが記されていました。
それら3つのルートは、兵庫県管理の大規模自転車道として県庁のホームページでも紹介されています。
私にとって初めての長距離サイクリングで走ったルートが、姫路明石自転車道でした。
中学 1年生の夏休みに、神戸市垂水区にある親戚の家まで、父に付き添ってもらって往復した思い出があります。
道を覚えた私は、それ以来たびたび姫路明石自転車道を通って、明石の大蔵海岸までのサイクリングを楽しみました。
その後、中学を卒業して、明石にある学校の寮に入りました。
週末、姫路の自宅に帰る際、電車代を節約するために自転車で走ったのもまた、姫路明石自転車道でした。
そういうわけで、私にとって姫路明石自転車道は、今の自転車生活のきっかけとなった道なのですが、もう何十年も走っていません。
現状を知らないので評価することは出来ませんが、新幹線の高架下にある歩道のような走りにくい道路だった記憶があるので、これまで人に勧めたことがありません。
久しぶりに走れば、懐かしい思い出がよみがえると思うのですが、今はどうなっているのかな?
サイクリング
2021-04-08
昨日の定休日は、サイクリングに出かけてきました。
行き先は、夢前町です。
満開の桜の時期は逃しましたが、季節が進んだ分、新緑は増したかもしれません。
この時期のサイクリングは本当に気持ちがよいもので、目的地にしていた雪彦山登山口まで到着すると、さらに走りたい欲が出てきました。
そこで、思い切って「小畑隧道」へ。
久しぶりの峠でしたが、なんとか足を着かずに上り切りました。
峠を下ってから、菅生川沿いに南下します。
中国縦貫自動車道まで走ったところで、まだ時間も体力もゆとりがあったので、坪川に沿って走ることにしました。
結局、最後は疲労困憊になって自宅に到着。
ハンガーノック気味だったので何か食べたい~という顔をしていたのか、
「晩御飯、直ぐ食べる?」と妻。
おかげで、帰宅して直ぐにお腹を満たすことができました。
今日は、昨日の疲れが残って、一日ボーっとしていました。
記念メモ
2021-04-09
店にとって初めての自転車の修理でお客さんが来店されたのは、5年前の 1月27日のことでした。
あいにく交換用の部品の在庫がなく、卸屋さんから取り寄せることになりました。
部品が届いた時に連絡するため、メモ用紙にお客さんの電話番号を書いていただきました。
その時のメモ用紙は、初修理・注文の記念として、今でも大切に保管しています。
先週、オートライトの故障で自転車が持ち込まれました。
交換部品の在庫がなく、取り寄せることになりました。
その時に連絡先を書いていただいたお名前を見ると、5年前の初修理・注文のお客さんでした。
昨日、注文していた部品が入荷したので電話をかけました。
ところが、どうしたことか違う人にかかってしまいます。
電話機で発信履歴を確認してみたところ、メモと同じ番号…
そこで、記念のメモ用紙に記されている番号で確認してみたところ、6番目と7番目の数字が入れ替わっていました。
そういうことで、今日無事にお客さんに連絡をとることができました。
よくあることですよ
2021-04-12
出張・引取り修理の依頼で、お客さんの自宅への訪問時間は、日が暮れた19時半前後となります。
お客さんにとってはプライベートな生活時間帯。
出張・引取り修理とは、そのようなタイミングに面識のない他人(私)の訪問を受け入れていただく事になります。
詐欺事件が多発する昨今、「セールス訪問販売お断り」は世の常となり、知人以外からの電話はとりにくいものです。
ゆえに、出張・引取り修理の依頼では、お客さんに会うまで時間がかかることも少なくありません。
以下は、これまであった話…
そのお客さんは、独身の若い女性でした。
到着したらインターホンでお知らせするという事前約束でしたが、ボタンを押しても反応なし。
ピンポーンと何度かボタンを押しましたが全く出てもらえません。
そこで、迷いましたが、お客さんの携帯電話へ連絡することで、ようやく玄関のドアを開けていただくことができました。
◇◇◇
そのお客さんは、注文していた部品が入荷しましたが、なかなか電話に出ていただけない方でした。
自転車の引取りのため訪問するスケジュールを決めるため、何度も何度も電話をかけましたが着信拒否の状態です。
そこで、迷いましたが、事前連絡なしの「ぶっつけ訪問」を試みることにしました。
営業車を運転して、お客さんの自宅前に到着。
幸い、表札もインターホンもある一戸建て住宅です。
私は、運転席から最後の望みをかけて電話をかけます…が、やはり出てもらえませんでした。
こうなれば最後の手段、玄関のインターホンしかありません。
「ピンポーン」とボタンを押しますが、反応なし。
2回目のピンポーンで、ようやく玄関のドアを開けていただくことができました。
◇◇◇
そのお客さんは「パンクしたので自宅まで来てほしい」との依頼でした。
約束の時間に教えていただいた集合住宅の前に到着後、運転席からお客さんへ連絡します…が、やはり出てもらえません。
個人情報である部屋番号までは教えてもらえなかったので、インターホンという手段が使えませんでした。
「電話に出てください」と祈るような気持ちで何度も電話番号を押します。
そして40分ほど経った頃、ようやく電話が通じました。
お風呂に入っていたそうです。
お会計の時、「コンビニでおろしてきます」と、これまた長時間自宅の前で待つことになりました。
◇◇◇
そのお客さんの自転車は、土砂降りの雨の中を自宅まで配達することになりました。
「到着したら私の携帯電話から連絡しますので、お風呂に入らずに待機して、必ず電話に出て下さい」と念を押してお願いしました。
ところが悲しいかな、激しく雨が降る中、電話をかけても聞こえてくるのは、「ツーツー」と通話中の音だけ。
その後、長電話が終わって、ようやく自転車を引き渡すことができました。
◇◇◇
そのお客さんは、自宅の住所を個人情報であるマンションの部屋番号まで話されませんでした。
そこで、「到着しましたら電話をかけますので、下に降りて来てください」と念を押してお願いしました。
到着後、営業車の運転席からメモに記したお客さんの電話番号に連絡しますが、聞こえてきたのは通話中の音。
しばらくして再びかけてみましたが、前回と同じく「ツー、ツー、ツー、ツー」と4回繰り返して自動で切れます。
どうやら、登録していない番号からの着信設定になっているような感じでした。
それでも私は、しつこく、しつこく、電話をかけました。
40分間で14回チェレンジして、もう諦めかけていたその時、ようやく電話が通じました。
機種変更したので慣れていなかったそうです。
謝るお客さんに、私は返答しました。
「よくあることですよ」
サイクリング動画
2021-04-13
がホームページでサイクリングの紹介を始めたのは、今から20年ほど前だったと思います。
自分が走った時に見た風景、達成感などを他の誰かに伝えたいという気持ちが原点です。
美しい風景を伝えるためにデジカメを購入して、たくさん写真を撮りました。
その時に制作したツーリングレポートの一部は、現ホームページの定休日誌に残しています。
2015年、現店舗の立上げにおいて、より幅広い世代において日常生活に使用される一般自転車を事業の対象にすることを決心して、スポーツ自転車から離れることにしました。
もうサイクリングの魅力をホームページで紹介することはないかなぁ…と思っていたのですが、昨年 4月に現在愛用しているフラットロードを購入。
その翌月には、YouTubeにチャンネル登録しました。
その時は、サイクリング動画を公開する考えはなかったのですが、昨年 4月のコロナ禍による緊急事態宣言が発出されたことで、がむしゃらに働いてきた自分を見直すきっかけになりました。
奇しくも、緊急事態宣言の発出と、フラットロードの入荷が同じタイミングでした。
現在でも、一般自転車の修理による収益を事業の柱に考えています。
それでは、私自身がYouTubeにサイクリング動画を公開する目的は何なのか?
自分が楽しむことでサイクリングの魅力を発信することで、それが他の誰かにとって意義のあるものになれば、それだけで本望と考えています。
サイクリングの魅力は多様なので、全ての人にとって意義のあるコンテンツ制作は不可能ですが、動画が持つポテンシャルは写真と同様に大きいと感じています。
まだまだ撮影、編集ともに技術的に未熟で、サイクリングの魅力を動画で上手く伝えられていませんが、それも試行錯誤していれば道が見えてくるかもしれません。
これまで、当サイトにある播磨野自転車愉道において、近隣のサイクリストに知られている定番ルートを写真で紹介してきました。
今、新たに動画という発信手段を得たことで、近隣地域の枠を超えて、全国の道を動画で公開するようなホームページを制作していきたい思いが大きくなってきました。
今年52歳になる私は、これからの人生、熱中できる何かを見つけたような気がしています。
動画を撮影するサイクリングでは、機材が多くなるため、愛用しているデジカメは携帯していません。
それでも、サムネイルに使用する画像は必要なので、不本意ながら動画カメラの写真機能を使って撮影しています。
実は、これが難しい…
写真撮影に特化した機能を持つデジカメと違って動画カメラのGoProは非常に使いにくく、機関銃のようにシャッターボタンを押しながら、偶然に期待した撮影を行っています。
いろいろな修理
2021-04-15
上写真は、変速の調子が悪かったロードバイクから交換して取り外した個体です。
最初、不調の原因としてチェーンとワイヤーを疑いましたが、最終的に変速機を交換することで調子良くなりました。
プーリーの摩耗やガタなど、一見して問題ないように見えたのですが…
スプロケットとガイドプーリーの間隔が大きかったので、Bテンションボルト部分のスプリングが弱っていたのかなぁと思っています。
午後からは、想定外の修理が入りました。
その一般自転車は、リヤホイールの回転時、体重をかけた時だけ「ギューギュー」と大きな異音がしていました。
ハブ軸ベアリング部分に大きなガタがあったので、その箇所が原因と特定して、滑らかに回転するように調整しました。
しかし、異音は改善せず…
他の場所を疑ってみましたが、やはりハブ軸からの異音みたいでした。
ホイールを左右に強く動かしてみると、先ほど調整したはずのハブ軸が僅かに動いて「ギュ、ギュ」と同じ異音が聞こえました。
「もしかしてコレ?」と思って、再びホイールを外してハブ軸を点検します。
調整具合は完璧でしたが、左右にはないガタが、上下方向に少しあります。
その上下方向のガタを取るためには、回転がゴリゴリになってしまう程度の不本意な調整が必要でした。
仕方がないので、その方法でやってみると、異音は消えました。
修理というもの、長く自転車屋をやっていますが、本当にいろいろあるなぁ~と今でも思います。
交通事故の話
2021-04-16
先月、保険会社より、交通事故の見積・修理の依頼が入りました。
その翌日、事故被害者の方が壊れた自転車を持って来店。
幸い軽度の破損で、修理代金は 1万円以内に収まる状態でした。
私は、その場で保険会社に電話をして、自転車の状態を報告したところ、「修理をお願いします」との返答でした。
物損事故賠償金の支払いは、保険会社にとって事業収益の低下につながります。
保険会社は加害者(保険加入のお客さん)に、「等級が下がるので保険を使うのは損ですよ」とアドバイスします。
だから、加害者(保険加入のお客さん)が自腹で支払えそうだと判断した場合、保険会社が修理代金を支払うことは稀です。
加害者さんは、交通事故を起こしてしまった精神的ダメージを受けた状態で、保険会社からも「自動車保険の等級が下がってしまう」と言われて、物損事故の賠償金を自腹で支払うことになります。
人というのは、自分の都合の悪いことが起こると、他人のせいにしてしまう性があります。
だから、「自分が悪かった」と素直に反省して、直ぐに修理代金を自腹で支払う加害者は稀です。
自転車を壊された被害者さんは、相手が悪いのだから早く修理してほしいと考えるのは当然のこと。
しかし、修理代金を誰が支払うのか決まっていない見積の段階では、直ぐに修理できる状況ではありません。
だから、「私が修理代金を立て替えます」と言って、修理の作業依頼をされる被害者は稀です。
以上のように、保険会社、加害者さん、被害者さんそれぞれが「お金を払いたくない」という思惑の中で、見積・修理を依頼された自転車屋の私…
さて、どうしたかと言えば、保険会社に連絡をした後、すぐに自転車を修理しました。
交通事故の修理というのは、自転車屋が修理代金に執着しないことで、保険会社、加害者さん、被害者さんの 3者にとって最も都合良く事が前に進むのです。
過去に、加害者さんからの修理代金支払いがなく、保険会社に相談したこともありましたが…
この度の修理では、加害者さんが私の銀行口座へ修理代金を振込むことになり、保険会社からの書類、FAXの受取りは一切ありませんでした。
これは、保険会社から修理の依頼を受けたという事実を後日になって証明できないことになります。
また、来店された被害者さんについても、私は個人情報に関する一切を尋ねませんでした。
つまり、最初から損を被る覚悟の上で修理をしたのです。
この度の事故の修理代金は、1週間経っても、2週間経っても、予想通り?入金はありませんでした。
私が思うに、交通事故とは、都合の悪い事が起こってしまった時、どのような行動をとるのか試されている機会です。
そして、3週間が過ぎて諦めかけていた今日、ようやく加害者さんからの入金を確認できました。
なぜ、3週間も経ってからの入金なんだろう?
あっそうか、今日 4月15日は年金の支給日…
もしかしたら、加害者さんはギリギリの生活費の中から修理代金を振込まれたのかもしれません。
そう思うと、振込んでいただいた修理代金が重く感じられました。
広告宣伝
2021-04-17
ロードバイク整備の依頼がありました。
そのお客さんから、私のサイクリングについての話題があり、YouTubeに公開しているサイクリング動画もご覧いただいているとのことでした。
ありがたいです。
まだまだチャンネル登録、視聴回数は少ないですが、店の広告宣伝として役に立っているようです。
自分も楽しみながら、それが仕事になっているのですから、なんとも幸せなことです。
平凡な
2021-04-19
いつもと変わらない平凡な営業日でした。
いつもと変わらないことが幸せなのかなと思います。
日没
2021-04-20
日没の時刻が遅くなってきました。
バックヤードで作業をしている時に、それに気が付きました。
日が短かった冬、電気が通っていないバックヤードは夕方には真っ暗でしたから。
スムーズな入金
2021-04-25
少し前の話。
交通事故の被害者さんから、自転車の修理を依頼されました。
修理の見積をお客さんに伝えたところ、「保険会社に言っておくので直して下さい」との返答。
保険会社から連絡があるのかな?と思いましたが、とにかく修理することにしました。
発注した交換用の部品は数日後に入荷して、問題なく自転車は乗れる状態になりました。
同日、お客さんの自宅まで自転車を配達したところ、被害者であるお客さんが修理代金を立て替えて支払われました。
こんなに早く、スムーズに事故修理代金の入金があったのは初めてのことです。
お客さんには、見積・請求書、領収書をお渡しして、立て替えられた修理代金を保険会社、または加害者さんに請求できるように説明しました。
1万人の死
2021-04-26
事業を拡張したタイミングで売上が下がる…という商売のジンクスがあるそうです。
まさしく、それは私の店。
昨年、隣区画の賃貸契約を交わした後、緊急事態宣言が発令されて売上が落ちました。
季節が春になって、ようやく売上が上向きになりかけた時、緊急事態 3度目の宣言。
昨日から、パッタリと客足が途絶えました。
個人的には、新型コロナウィルス感染防止のため、仕方ないことだと考えます。
日本の感染死者数は、もうすぐ 1万人。
人が死ぬのは、とても悲しいことです。
優先すべきは、人の命。
親友が、家族が死んでしまったら…
人の死というものをじっくり考える時かもしれません。
ゴールデンウィーク
2021-04-29
今日は、ゴールデンウィーク初日。
朝のテレビ番組がいつもと違うことで、それに気が付きました。
「あっ、世間は今日から休みか…」
私の店は、連休中も通常通り営業します。
カレンダーを見れば、5月5日が水曜日なので、その日は定休日となります。