BUSINESS DIARY
インナーケーブル
2025-02-03
変速しなくなったという自転車が持ち込まれました。
状態を確認してみれば、シフトレバー内部と変速機のアジャスター内部の両方でインナーケーブルがほつれていました。2か所同時とは珍しい。
シフトレバー側のインナーケーブルを取り出すのに苦労しました。
ラチェットの不具合
2025-02-06
ペダルを回しても空転するという自転車が 2台持ち込まれました。
1台目はシングルギヤ、2台目は外装 6段のシティサイクルで、潤滑スプレーオイルで応急処置をしましたが、2台とも改善しませんでした。
1台目は35年も使用されているということだったので部品交換は断念。2台目は、上写真のボスフリーとチェーンを交換することで対処しました。
ペダルを回しても空転する症状はラチェットの不具合が原因で、古い自転車において気温が低い季節によく起こります。
体力
2025-02-07
先日、個人経営の洋食屋さんが廃業するというテレビ番組を見ました。
廃業する理由は、80歳を超えて体力的にきつくなったからということでした。
確かに飲食業は体力的に厳しそうな業種だと、自分の仕事と比較しながらいつも思います。
できることなら死ぬまで自転車屋をやりたいと思っているのですが、それより先に体力的な限界で辞めざるを得なくなるかもしれません。
今日、ドロヨケとステーを固定する金具を交換する作業があり、
錆びついた古い金具を外すのにかなり時間を要しました。
無事、外し終えた時は工具を持つ手が震えて、頭もクラクラした状態。
今は問題なくても、老いた将来は難しい作業になるかもしれないなぁ。
JCBカード
2025-02-09
JCBカードを取り扱うようになってから 1年余りが経ちました。
キャッシュレス払いのうち圧倒的に多いのは、VISA・mastercardで、続いてPayPayになっていますが、それらに比べて極端に少ないのがJCBカードです。
販売店にとってJCBカードは手数料が高いというイメージがあります。
以前の私の店がそうだったように、VISA・mastercardは取り扱っていても、JCBカードは使えないというお店もあります。
そのためか、「JCBカードが使える店は少ない」と聞いたことがあり、その不便さが利用の少なさにつながっているのかもしれません。
今日、お問い合わせの電話で「カードは使えますか?」と尋ねられました。
その後、修理で来店されたお客さんはJCBカードでお支払いいただきました。
不思議なことですが「JCBカードは使えますか?」と尋ねられたことは一度もありません。
寒波の影響
2025-02-10
平常時、平日午前中に発注した商品は翌日に運送屋さんによって届けられます。
トラック運転手さんの働き方を改善する必要がある昨今、翌日に届けていただけるのは大変ありがたいと思います。
寒波の影響だったのか、先週に発注した商品の配達がいつもより遅れて今日届けられました。
こういう時は、慌てず騒がず、運転手さんの交通安全を思って、じっと待つのが賢明です。
センター
2025-02-13
ご注文いただいた通学用自転車の納車準備を始めました。
後ホイールをチェックしてみると、大きくセンターがずれていてビックリ。
自転車の販売
2025-02-16
「ライトが点灯しない」と、7年前に税込 2万円あまりでご購入いただいた自転車が持ち込まれました。
その場しのぎの修理より新品交換した方が良い状態でしたが、「安くない自転車なのに壊れるのが早い」と納得していただくことができません。
そこで、自転車を販売した責任において無料で代替品に交換することにしました。
個人店にとって自転車を販売する責任は大きい。
経費
2025-02-21
先の休日、接点復活剤とねじロックを購入しました。
それらは仕事で使用する消耗品費として店の経費に計上します。
家賃や光熱費などの必要経費に対して、サービス向上を目指すための経費は削減の対象になりやすい。
小規模事業者にとって、後者の最たるものはキャッシュレス手数料だと言えます。
なんとかなる
2025-02-25
写真は展示在庫する完成車で、これからホイールをチェックしてハブ軸をグリスアップします。
今月は寒かったせいか修理の売上が少なかったのですが、それを補う完成車の販売がありました。
人生なんとかなると言いますが、自営業はそれを実感する機会が多いように思います。
できることなら、もう少し心穏やかに過ごせたら…と願う私は貪欲なのかもしれません。
自己投資
2025-02-28
いわゆる「103万円の壁」協議について、時限措置の改正法律案を昨日の新聞記事に見ました。
私も妻も自営業なので、給与所得控除について残念ながら関係ありませんが、それでも基礎控除が増額されるのはうれしく思います。
給与所得控除について、サラリーマン時代の思い出があります。
「井藤君、会社の経費で購入してあげるから、なにか欲しい専門書があったら言いなさい」と、新入社員として配属された現場の所長から言われ、「国家試験の参考書が欲しい」と申し出ました。
当然それは却下され、「井藤君、それは自分の給料で買うものだ!」と所長から怒られました。
今から考えると、青二才の若輩者だったと恥ずかしい限りであり、給与所得控除とは正にそのための出費を考慮した税法だといえます。
それから35年経って個人事業主となった私は、事業の経費について熟考する毎日です。
経費とは、「仕入」「必要経費」「技術とサービス向上のための投資」そして「自己投資」があります。
事業における自己投資とは、目的意識を高めるためのものです。
つまり、なぜ仕事をするのか…ということです。