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姫路駅近くにある下町の自転車屋

BUSINESS DIARY

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パンク修理

2025-08-04

長年、自転車の修理に携わっていますが、パンク修理ほど難しいものはないと常々思っています。
穴の形状や状態から原因を予想して、パンク修理なのかチューブ交換なのか、適正な判断が求められます。

少し前に受けたパンク修理は、チューブと穴の状態から突き刺さった異物が原因だと判断しましたが、タイヤの内外、内側のリム・ニップルを確認しても原因は見つかりませんでした。
穴の開いたチューブにパッチを貼って修理作業を完了させましたが、その5分後にお客さんから「また空気が抜けた!」と電話がかかってきて、再びチューブを調べたところ、先に修理した箇所とは別の場所に穴が開いていました。直ぐにタイヤに異物が突き刺さっていないか調べましたが原因は見当たらず…
結局、2回目のパンクも原因不明となりました。

今日、「別の自転車屋さんで修理してもらったけど、またパンクした」と自転車が持ち込まれました。
以前に修理した箇所はありましたが、今回のパンクはそれらとは別の場所に穴が開いていました。
チューブ内部にはパンク修理剤が充填されており、パンクの修理作業にとっては悪い条件。
穴が開いている周辺のチューブ表面は擦れた状態で傷んでおり、異物が突き刺さったパンクではないと判断できました。
そこで、タイヤの内側を調べたところ、写真のようにヤスリ目のように線状の傷んだ箇所があり、それがチューブに擦れて穴が開いたことが原因だと判断しました。
そこで、パンク修理ではなくタイヤ・チューブ交換をお客さんにお勧めしました。

穴が開いた箇所をパッチを貼って修繕するだけなら、きわめて簡単です。
しかし、なぜ穴が開いたのか、どのように修理をするのか、それに対する適正な判断がとても難しいのがパンク修理だと常々思っています。

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ホイール組

2025-08-09

初めてホイールを組立てた時、タンジェント6本イタリア組で教えてもらいました。
その時に聞いたのは、フランジの外側から出るスポークが引っ張られる方向になるように…ということだったように記憶していますが、その根拠は恥ずかしながら知りません。
師曰く「とにかく、フランジの外側から出るスポークの方が強いんや」という事でした。

イタリア組のホイールでは、リムブレーキの場合、ブレーキング時にフランジの外側から出るスポークが引っ張られる状態になるのですが、ディスクブレーキと一般車の後輪の場合、ブレーキング時に引っ張られるスポークは反対側になってしまいます。
そこで、ディスクブレーキと一般車の後輪はJIS組で組立てています。(ディスクブレーキ前輪は、逆イタリア組)
ブレーキング時だけのことを考えればイタリア組を逆にすればいいのですが、駆動時に引っ張られるスポークが右側(ドライブ側)フランジの外側から出るように組むのがJIS組です。

この事は、1999年だったと思うのですが、シマノ社のコンポ、XT M750系より初めて油圧式ディスクブレーキが発売された時、スポークの組み方について、前輪は逆イタリア組、後輪はJIS組が推奨されていたように記憶しています。

画像にあるJIS組のホイールは、ドライブ側のスポークの多くが破断している状態です。
先に記述した理屈から考えれば、ドライブ側のスポークは駆動時を優先しているため、ブレーキング時にかかる負担で破断した…ということになりますが、私はもっと根本的な問題があるように思います。

実は、画像のようなホイールの不具合は、ある特定のスポークにおいて特に多いのです。
子乗せ電動アシスト自転車の場合、過大な駆動力、積載荷重、サークルロックのカンヌキといった原因が考えられますが、画像の自転車は通学車です。
その特定のスポークの線径は通常より太いので、普通で考えれば破断しにくいはずです。
根本的な原因とは、ステンレス素材に起因する問題、太いスポークゆえに張力の問題でニップルが緩みやすい?などなど、私なりに考えていますが、破断する原因はよく分かりません。
画像の通学車はかなり高額な商品なので、販売した私は責任を感じています。

今回は、2日連続で画像のような不具合の自転車が持ち込まれたので、スポーク破断の不具合はたまたま起こった事ではないと確信して、この記事を出すことにしました。

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お盆の営業

2025-08-14

お盆の期間に入りましたが、私の店は通常通り営業しております。
例年、お盆期間の営業はのんびりしていますが、今日はびっくりするぐらい忙しかった。
「お盆でもお店が開いていて良かった、助かりました」と何度かお客さんからお言葉を頂きました。
これが何より嬉しいです。

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気が遠くなる

2025-08-26

アドビ社のインボイスをダウンロードするためアカウントにログインしたところ、次回の支払金額 9080円/月という数字が目に入り、気が遠くなりました。
これまで契約していたCreative Cloud コンプリートプランの料金は 3960円/月だったので、2倍以上の値上がりになるわけです。
アドビ社のプランが変更になって料金が上がることは知っていましたが、実際にそれが間近に迫ってくると現実を受け入れがたい心境になりました。
同社のカスタマーセンターに電話をかけてみたところ、AI機能を使用しないプランを紹介していただきましたが、それでも6480円/月とかなり高額です。
そもそも、これまで契約していたプラン 3960円/月というのは、正規料金よりかなり安く、カスタマーセンターの人も「何かの特典??」という返答でした。

私の店では、キャッシュレス決済を導入して以来、手数料にかかる経費負担がかなり大きくなっています。
今年の春は、事業用として自動車の使用を諦め、駐車場も解約することで経費を削減しました。
どうやら今年の秋は、アドビ社のサービスにかかる経費を削減することになりそうです。
同社のアプリは、店内のPOP印刷、ホームページ、YouTube動画の制作に使用しています。

当面、POP印刷とホームページ制作だけは続けられるように、2011年に購入したアドビ社のCS5をパソコンに再インストールしました。

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ゴム印

2025-08-29

インボイス登録番号のゴム印を購入しました。
いつも使用している領収書の記入欄の幅に合わせたゴム印です。
これまで領収書には手書きで番号を記していましたが、一枚ごとに13桁の数字を書くのがいいかげん辛くなってきたわけです。
使ってみると、やっぱり便利でした。

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ゆるみ

2025-08-30

通常より線径が太い12番スポークが 3本折れた状態で通学車が持ち込まれました。
今月に入って 3台目となります。
他のスポークも緩んでいたので、全スポークとニップルを交換しました。
フランジのスポーク穴部分が茶色く錆びていたので、スポークが緩んだ状態が長かったことが予想できます。
知りたいのは、スポークが折れてから緩んだのか、緩んでから折れたのか…

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