チューブがずれたまま長期間乗車すると、上写真のようにチューブがボロボロに傷んできます。
長い期間チューブが引っ張られ、上写真のように伸びてしまうことがあります。
クチャクチャに折重なっていることもあります。
その形容から、誰が呼んだか「うなぎチューブ」。
パンクしにくいタイヤがあるように、パンクしにくいチューブもあります。
少しぐらい空気が減っても分かりません。
肉厚で丈夫なチューブであるために、伸びることも折重なる事もなく、バルブが引きちぎれるトラブルが多いのが欠点。
当然、乗っても重~いチューブです。
シワシワに折れ重なったチューブは、シワの部分に穴が開きます。
応急処置でパンク修理しても直ぐに別のシワ部分に穴が開くため、新品のチューブへ交換することになります。
長期間チューブがずれた状態は、バルブの根元に大きな負担がかかります。
やがて、バルブの根元が引きちぎれて空気が抜けてしまう事があります。
引きちぎれたバルブは修理できないため、この場合も新品のチューブへ交換します。
空気が少ない状態で乗るとタイヤの変形が大きくなります。
その状態が長く続くとタイヤの側面にヒビが入ります。
空気不足は、チューブだけでなくタイヤも傷めてしまいます。
空気が少ない状態で自転車に乗った場合、タイヤは大きく変形します。
その状態が続けば、チューブはタイヤの内面に消しゴムのように擦られて、やがて表面が削れて薄くなりパンクします。
実際、上写真のようにチューブが擦れて薄くなってパンクするケースがとても多いのです。
タイヤにモノが刺さるかどうかは運かもしれませんが、空気不足でパンクしたなら、それは運が悪いのではありません。
空気不足によるリム打ちパンクが、5.2パーセント
タイヤ摩耗によるパンクが、10.0パーセント
空気不足によるパンクが、51.4パーセント
それらを合わせると、66.6パーセントのパンクは事前に予防できたのではないでしょうか?