健康じてんしゃ店

2020

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利を提供するには
2020–04–03

「ホイールの振れをとってほしい」とお客さんが来店されました。
他店で修理を依頼した時、新品のホイールに交換することを勧められたけど予算が合わず、傷んだスポークだけ入れ替えてもらったとお客さん。

自転車を見れば、先端を曲げて自作されたスポークが数本ありました。
正規のスポークへ交換する場合、車体からホイールを外して、さらにスプロケット、ブレーキまで外さないといけないため、料金を安くするためにスポークを自作したと思われます。
しかし、その自作スポークは通常より細く、そのうち一本がフランジから抜けて、もう一本は自作で曲げられた先端部分が破断していました。
さらに、他の自作スポークは規定値より長いため、ニップルを回し切った状態でも張力がかからず、グラグラ緩んでいました。

そんな状態なので、補修で入れ替えられたスポークで振れを修正するのは無理ということで、全てのスポークを新品に入れ替えることをお客さんに提案しました。
料金は問題ないという返答を頂いたので、直ぐに作業を開始。
いつものように90分ほどで新品のスポークに入れ替えたホイールを車体にセットして、気持ちよく作業は完了しました。

私にとってホイール組は楽しい仕事です。
楽しいと思える仕事だから、お客さんにとって「利」があるのだと思います。

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ザウルスパンク
2020–04–05

「チューブを交換してもらってから(他店で)、3時間でパンクしました。」とお客さんが来店されました。
3時間とは早いなぁと思いながら、空気が抜けてしまった前輪のチューブをみてみれば、上写真のようにバルブ下の楕円形ゴム(バルブベース)の端に、 局所的な膨らみ及び破裂を確認。
以前、自転車タイヤ・チューブのメーカーであるパナレーサー社さんから教えてもらった「ザウルスパンク」を思い出しました。

以下は、パナレーサー社の説明文からの抜粋
側面部分が厚いゴムで覆われている構造のタイヤでは、空気を入れる前の状態においてバルブベースがビードの上に乗ってしまい、 空気圧を上げてもリム側に落ちにくくなります。
バルブベースとリムに空間がある状態で空気を入れていくと、 空気圧の上昇とともに本来はバルブベースがリム側に落ちていきますが、 バルブベースがリム側に落ちる前に 周りのチューブが空間を埋めようと変形してしまうことがあります。
この変形により、膨らみや破裂が発生してしまいます。

パンクの原因は、他にあったかもしれません。
しかし、明らかにザウルスパンクが起きやすい条件だったので、ホイールにタイヤ・チューブを装着してバルブ部のチューブが噛んでいないか点検。その後、バルブをリム穴から引上げる作業を十分に行ってから空気を入れました。

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アピール
2020–04–07

自転車の展示台数を減らしてから 1ヶ月あまり経ちました。
来店されたお客さんから、「どうしたの?」と尋ねられることがあります。
これまで通り一台一台を丁寧に販売しながらも、パンクなどの修理サービスをさらに充実させていきたいと返答しています。

私にとって楽しいと思えることは、ホイール組をはじめ、自転車の修理です。
先日は、クロスバイクの整備を受けました。
ボロボロに傷んでいたアウターケーシングとインナーケーブル、錆びたチェーンとスプロケット、そしてブレーキシューを新品に交換することで、各レバー操作のスムーズさと機能を復活させました。

4月からは、西日が店内に差し込む季節です。
これまで、修理で待っていただくお客さんの場所は、まともに西日が当たっていました。
そこで、お客さんに座っていただく椅子の場所を反対の南側壁面へ移動。
これまで修理中に待っていただく場所からは、展示している自転車が正面にありましたが、 椅子を移動させたことで、上写真の商品と壁面一杯にある工具をお客さんに見てもらうことになりました。

気が付けば、自転車ではなく、たくさんの工具でお客さんにアピールする店になったようです。

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緊急事態宣言
2020–04–09

4月 7日に緊急事態宣言が出された影響なのか、一般自転車の修理が極端に少なくなりました。
私のような個人事業者は、必要経費の支払いがあるため、収入がゼロならまだしも、マイナスになることも覚悟する必要があります。

そんな時にポンと入るのが、スポーツ自転車の仕事。
今日は、同じメーカーの、同じ車種の、同じ症状で、写真のような作業を 2台分行いました。
続く時は続く不思議。
有難いです。

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一端を担う
2020–04–11

今日、ブリヂストン社のハンドルロック「一発二錠」無償点検・改修の部品交換をしました。
最近は、新規で受けることは少なくなりましたが、交換用の部品を待っていただいているお客さんはまだ多くいらっしゃいます。

緊急事態宣言の発出から極端にお客さんが少なくなりましたが、それでも自転車のトラブルで来店されるお客さんはいらしゃいます。

それらを考えれば、ほんの少しだけ社会下部サービスの一端を担っているのかなと思いながら、のんびりした営業日を過ごしました。

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写真整理
2020–04–12

先の定休日、外出自粛に努めるべく自宅で過ごしている時、暇つぶしに写真の整理を始めました。
ここ数日のんびりした営業日が続いているので、店でも写真整理を続けています。

その写真とは、妻が高校生、私が高専生、そしてお互いの社会人独身時代、そして交際を始めて結婚して子供が家族に加わって…と、フィルムで撮影したものを中心におよそ2000枚前後もありました。
それらを時系列に並べて整理してみれば、多くの写真に自転車があり、私の生活にはいつも自転車が関わっていた事を再認識することになりました。
今、自転車店を経営して生活できているのは、前職の社長をはじめ、たくさんの出会いがあったからなんだなぁと、写真に写っている懐かしい方々を思い出しながら感謝しています。

今日、5日目にしてようやく写真整理が終了。
若い頃は髪毛がたくさんあったなぁ~とは、自分の写真を見た感想です。

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22台目?
2020–04–13

自転車を組み立ました。オーナーは私。たぶん、22台目のスポーツ自転車です。
ロードバイク用のフレームにクロスバイクで使用されるフラットハンドルを装備した、いわゆるフラットロードと呼ばれるカテゴリーの自転車で、ブリヂストン社のANCHOR RL3 FLATというモデルです。
私の店はANCHOR特約店ではないのですが、期間限定でエントリーモデルに限っての販売契約を交わしました。
「じゃぁ、スポーツ自転車を扱う店になるの?」って尋ねられそうですが、同モデルが売れたらそれは嬉しいのですが、やはり「修理」に力を入れていきたいという基本方針は以前に書いた通りです。

現状の店舗では、一般車の修理がほとんどです。
ゆえに、スポーツ自転車の修理は、これから伸ばせる可能性があるといえます。
大切なのは、お客さんに期待していただくこと。
これまで、クロスバイクのタイヤが摩耗しているお客さんに「交換した方がいいですよ」とアドバイスしたところ、「えっ、直ぐに出来るんですか?」と驚かれたことが何度もありました。
つまり、「普通の自転車屋だからクロスバイクのタイヤは扱っていないだろう」と期待されていなかったのです。
タイヤだけでなく、ブレーキやシフトの操作系が傷んだまま放置して乗られているクロスバイクは少なくありません。
そのようなお客さんに、どのようなサービスを提供できるのかアピールすることをこれまで怠っていたように思います。
まずは、この度用意したスポーツ自転車を店舗に常設することでお客さんにアピールをしていきます。

これまで私は、ランドナー 2台、マウンテンバイク 10台、ロードバイク 8台、クロスバイク 1台を乗り継いできました。その間、野宿ツーリング、シングルトラックライド、ダウンヒル、ロングライド、通勤ライドなど、様々なスタイルで自転車に乗ることを楽しんで喜びを感じていました。
スポーツ自転車のサービスとは、自分が楽しんで喜びを感じているからこそ、期待以上の価値をお客さんに提供できると考えています。そのサービスが、たとえ修理であっても…

独立開業以来この 4年間、スポーツ自転車から遠ざかっていましたが、フラットロードという私の自転車人生にとって初カテゴリーのスタイルで、ウイルス災禍の終息に備えて再開のためのペダルを回し始める準備を整えたいと思います。

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修理の難しさ
2020–04–16

前後のシフト操作が不能になったロードバイクが持ち込まれました。
長期間の保管によるSTIレバーのシフトユニット内部の固着、通称「空打ち」の症状でした。
アウター / ローギヤにチェーンが固定されたまま、解除レバーを操作しても、全く無反応。
こういう時はシフトユニット内に潤滑スプレーオイルを注入して固着した部分を解すのですが、ワイヤーが巻き取られてテンションがかかったギヤポジションのためなのか、解除レバーを何度も操作しても反応がありません。
そこで、発想を転換して別の方法を試してみます。
その後、解除レバーを操作すれば「カチッ」と音がして変速操作をすることが出来ました。

おそらく15年以上も前の部品であると考えれば、この度の処置は「痛み止め」になるかもしれません。
部品を新品に交換すれば、症状が再発することなく、より多くの売上を期待できたかもしれません。
大切なのは、お客さんの立場になって真摯に問題に付き合うこと。
そうすれば、どんな結果になったとしても納得いただけると思っています。

どのように対処するのか、そこに修理の難しさがあります。

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見直される自転車
2020–04–17

緊急事態宣言が発出されて以来、「営業はされていますか?」という電話での問い合わせが増えています。
私の店では、生活必需品およびサービスを提供する店舗として通常営業を続けています。

先日、パンク修理で来店されたお客さんは、感染防止のために公共交通機関に乗るのをやめて、自転車で移動するようになったと言われていました。
テレビでは、お父さんがストレスが溜まった息子さんを見かねて一緒にサイクリングに誘ったところ、息子さんが元気になったという内容が報じられていました。
非常事態宣言が発令されているニューヨークでは、自転車ショップもエッセンシャルサービスとして食料品店と同様に営業が許されているそうです ▶ https://cyclist.sanspo.com/519883

緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、さらに売上は減少することになるでしょうが、万事塞翁が馬という言葉もあるように、より広く一般の人にも自転車の良さが見直されることになると期待します。

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接客サービス
2020–04–19

んー…っと息を止め、カメラを構えて上の写真を撮っている時、背後から声がかかりました。
「あのう…、タイヤの空気をお願いしたいんですけど」とお客さん。
「あっ、すみません。のんびりしてるんで写真撮ってました。直ぐに空気を入れますね。」と慌てる私。

お客さんの話によれば、先ほど昼食のために姫路駅周辺へ出かけたところ、多くの飲食店が休業している状況に愕然。
ようやく見つけたお店ではステーキをガッツリ食べて満足できたということだったので、じゃぁ、自転車に乗って消化して下さいと言ったところ、こんな自転車(シティサイクル)だから走りにくいので、やっぱりスポーツ自転車かな?という話になり、先日入荷したフラットロードを前にして、何が違うのか云々といった話に花が咲きました。

接客サービスという仕事において、何が楽しいかと尋ねられたら、私はいろいろなお客さんとの出会いだと返答します。
私は下町の自転車屋ですが、来店されたお客さんと会話ができることに有難いと感謝しています。

2015年10月、私は20年以上勤務した自転車店を退職。長く続けてきた接客サービスという日常から突然身を引くことになりました。
無計画な退職だったので、家族を扶養する世帯主であるにもかかわらず、無職・無収入の中年ニートです。
朝起きて「今日は何をしようか」と思いながら眺めた窓の外に、通勤・通学で行き交う多くの人を見て、社会とのつながりを失った現実を思い知らされました。
やがて自転車店の開業を決意。その準備資金と生活費のために貯金を切り崩しながらの不安な生活は長く続くことになりました。
そんなある日、お知り合いの自転車店を訪問。そこへお客さんが来店されました。
あいにく店長が不在だったので、私が接客することに。

「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」

久しぶりに発するその言葉に、自身心しみるものを感じました。
そして、2016年 4月。
店舗が完成して、再びお客さんとの会話を楽しむ日常が戻ってきました。

ウイルス渦中、飲食サービスをはじめ多くの事業所が休業を余儀なくされています。
その心境を想えば、あの接客サービスの日常から突然身を引いた期間を思い出してしまうのです。

いらっしゃいませ
ありがとうございました
それらは商売人にとって魂の言葉です。

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タイヤ空気入れ
2020–04–20

今日も、タイヤ空気入れ無料サービスでお客さんが来店されました。
修理はずいぶん減りましたが、タイヤに空気を入れるサービスだけでも人の役に立てるのなら、気持ちは満たされます。

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クロスバイク
2020–04–21

クロスバイクの整備・点検の依頼を受けました。
以前にクロスバイクのオーバーホールをさせていただいたお客さまからの紹介です。
毎日の通勤に使用されているというクロスバイクは、汚れがなく、しっとり適度なオイルが付いたスプロケットとチェーンなどを見て、とても大事にされている様子が分かりました。

早速、各所の状態を点検してみると、ブレーキシューの摩耗、各ケーブル類の錆び傷み、走行距離6000キロオーバーのチェーンの伸び、ヘッド、ボトムブラケットにガタがある状態でした。
まずは、チェーン、シフト・ブレーキケーブル類の交換。
ブレーキ本体は、より制動力に優れたSHIMANO社のデオーレへアップグレードすることになりました。

グニャ~としたブレーキは、ダイレクトなレバータッチに改善。変速操作も誤作動なくレスポンス良くカチッ、カチッと正確に作動。ボトムブラケットのガタは、左ワンの緩みが原因でした。
ヘッドベアリング部のガタも直して、最終チェックのために試走してみます。

6000キロも使用したチェーンのため、歯飛びの症状が出ないか心配でしたが、スプロケットはギリギリ問題ないようだったので、さらに通勤で乗っていただいて様子を見ることに。

乗り込まれたクロスバイクでしたが、整備することで再び気持ちよく乗っていただけるようになりました。

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エクササイズ
2020–04–22

水曜日の今日は、定休日。
そこで、体を動かすエクササイズとして、サイクリングに出かけました。
毎朝30分のウォーキングはしているものの、まとまった時間を自転車(モーター無)に乗るのは久しぶりです。
調べてみれば、最後にロードバイクに乗ったのは、2015年12月30日でした。

先日組立てたばかりのアンカー RL3 FLATの初乗りは、道の駅 みつを目指すことにしました。
同モデルは、ロードバイクのフラットハンドル版なので、その乗車姿勢はドロップハンドルの「上ハン」部分をずっと持っている感じ。
ベースはロードバイクなので、クロスバイクと比較してカチッとしたダイレクトさと軽快なペダリングに好感が持てます。
しかし、エントリー向けのゆるいポジションであっても、4年以上もブランクのある私にとって、久しぶりの前傾姿勢はきつかった…

おしり痛い
首痛い
ひじ痛い
腹減った
しんどい

そんな150分のサイクリングとなりました。
帰宅すると、妻が昼食を作って待ってくれていました。
美味しかったです。

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必要経費
2020–04–23

今日は、地元の卸問屋さん、ブリヂストン社に仕入代金を支払いました。
これから月末までに、家賃、駐車場、ガレージの賃料、電気料金、スマホ、固定電話やプロバイダー等の通信費などの支払いが続きます。
普通は、収入を増やすために経費を抑えるものですが、 私の場合、店の経費は惜しまず支払ってきました。

ところが今、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、これまでと同じように経費を惜しみなく支払っていけるのか、この先の状況が分からなくなってきました。
家賃などの固定経費は仕事を続けていく上で必要なものですが、キャッシュレス手数料、冷暖房費、タイヤ空気や注油などお客さんへのサービスにかける経費もまた必要なものです。

収入を確保したい気持ちから、必要な経費が見えなくならないように気を付けなくては…

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出張修理
2020–04–24

自転車が走れない状態になって、修理のために来店できないお客さんのため、私の店では店舗営業が終了する19時以降に対応するようにしています。
昨日は、三左衛門堀西の町のお客さん宅まで営業車で出向いて、パンクした自転車を預かりました。
今日、最初の作業はその自転車の修理でした。
朝起きた時、「今日やるべき事がある」というのは、それだけで気持ちが落ち着くものです。

早くウイルス感染が終息すればよいのですが、長期戦になる事も考えておかなければいけません。
テレビを見ていますと、店舗営業を自粛されている飲食店さんの中には、テイクアウトやデリバリーはもちろん、長期戦を見据えてキッチンフードカーを準備して移動販売店として営業を再開されている方もいらっしゃるようです。

今日も店舗で営業できたことに感謝です。しかし、店舗を離れて営業車だけで自転車屋をする時が来ることも覚悟しています。

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配 達
2020–04–25

昨日は営業を終えてから、パンクの修理を終えた自転車を三左衛門堀西の町まで届けました。
そして今日は、納車のために飾磨区妻鹿まで自転車を届ける予定。
軽ワンボックスの営業車は大活躍しています。

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タイミング
2020–04–26

昨日の晩、この先の生活費を考えている時、ある事に気が付いて「うぉ♪」と喜んでしまいました。
それは、毎月末に口座振替で引き落される国民健康保険料について、今月と来月の 2ヶ月間は引き落しがないということを忘れていました。
ウイルス災禍の影響で収入が減少している個人事業主にとっては、なんとも絶妙なタイミングに胸を撫で下ろしました。
通常、昨年の収入を反映した保険料の引き落としは 6月末から始まりますが、確定申告の期限が延長された今年はどうなるのかな?
もし救済措置がなければ、ウイルス災禍による減収が保険料に反映される一年後まで待たなければいけません。
その国民健康保険について、来年から青色申告控除が減額されるため保険料が高くなります。
これまでと同額の控除を受けるためには、マイナンバーカードによる申告が必要となります。

そのマイナンバーカードを見てみると、有効期限が 2つあることに気付きました。
来年の申告に必要な電子証明の有効期限が 7月の誕生日になっており、なんじゃそれ?と驚きます。
調べてみれば、もう直ぐ更新通知書が届けられるとのこと。
控除が減額される前に有効期限が切れるという、まるで図ったようなタイミングに冷汗が出ました。

更新の通知書が届いたら、忘れないうちに手続きに行かないと…、と思ったところで気付きました。
昨今の新型コロナウィルス感染症拡大防止の影響で、役所の窓口はものすごい混雑しているようです。
それを考慮したうえで適切な時期に窓口へ行くべきこのタイミングに、ため息が出ました。

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西日の季節
2020–04–27

店内に西日が差し込む季節が到来。
そこで、今年初の西日を遮るための暖簾をあげました。
今季は、妻が作ってくれたピカピカの新品です。
少し前、お客さんが待っていただく場所を日陰になる南側壁面へ移動したので、西日の影響が少なくなり、例年に比べて暖簾を出すタイミングが遅くなりました。

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試練
2020–04–28

自転車を修理している時、その作業を待っていただくお客さんと世間話をします。
最近の話題は、もっぱらウイルス災禍。

サラリーマンのお客さんは、慣れないテレワークについて話されることが多いです。
会社組織に属して仕事をする環境がテレワークになるって、一体どのようなものなのか?
チームワーク、人間関係は?
独りで仕事をする私にとって、その生の声を聴くのは、大変興味深いものでした。

ある日、タイヤの空気が抜けてしまったお客さんが来店されました。
チューブを見れば空気不足で交換が必要な状態でしたが、修理代金を安く抑えるためにパンク修理となりました。
その同じ日、ペダルを踏み込むと激しい異音がする自転車が持ち込まれました。
調べてみれば、クランク軸部のベアリングが激しく損傷している状態でしたが、修理代金を抑えるために、グリススプレーを浸透させて応急処置で済ませました。

その 2件の修理をしている時、お客さんが話されたのは、「失業しました」「店が休業して仕事が無くなりました」という話題。
先日来店された飲食店を経営されているなじみのお客さんは、「失業者になったんで…」と声を落として話されていました。

中央銀行 黒田総裁の「なんでもやる」という言葉が示すように、厳しい世になりそうです。

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エクササイズ
2020–04–29

水曜日の今日は、定休日。
そこで、体を動かすエクササイズとして、先週に続いてサイクリングに出かけました。
この度の行き先は、夢前川サイクリングロード。
自宅横に流れる水尾川に沿って南下すれば、直ぐに夢前川サイクリングロードの最南端まで行けます。
まずは、川の西側から北に向かってスタート。
うららかな春の陽気の下、のんびりとペダルを回します。
新緑に輝く緑は美しく、川の水面はキラキラ光っています。
復路は川の東側を南下して、全ルートをじっくり走りました。

日頃、来店されるお客さんが少なくなった店舗でひとり過ごしているため、休日のサイクリングは良い気分転換になります。

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