健康じてんしゃ店

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好きな仕事
2020–07–02

穏やかな時間が流れる営業日、前輪のリムとスポークを入れ替える作業を受けました。
数ある修理の中で、好きな作業のひとつです。
写真は、スポークのテンションを上げる前にニップルの位置を揃えているところ。
スポークのネジ山を見ながらの作業なので老眼鏡が欠かせません。
ニップルの位置を揃えてから、少しだけスポークのテンションを上げ、その後、テンションゲージで全スポークのテンションを揃えます。
この度はステンレス製リムなので、アルミリムに比べてスポークテンションのばらつきが振れとして出にくいため、均等なスポークのテンションになるように気を使います。

今日のホイールも、スポークテンションが揃ったきれいなホイールに仕上がりました。

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雨の営業日
2020–07–03

雨が降る営業日。
こんな日は、デスクワークでゆるりと過ごします。
ホームページの更新、
伝票の入力…
やることがなくなってしまっても、たっぷり時間はありました。

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通販の自転車
2020–07–04

私の店は、通販で購入された自転車の修理も快く受けています。
今日は、通販の自転車の修理ではなく、販売されたばかりの新車を組立ました。
前輪とハンドルが外された状態で大きな段ボール箱に入って送られてきた自転車です。
前輪は、クイックレリーズ・レバーによる固定なので、自転車に興味のない一般の方が適正に操作することは困難です。
ふと、サドルを見るとシールが貼られていました。
そこには、フォークを前向きにしてから前輪を固定するように注意書きがありました。
自転車に詳しくない一般の方にとって、理解しがたいクイックレリーズ・レバーの固定方法の前に、フォークの前後方向を認識するという問題があるわけですね。
自転車屋なら当たり前の事でも、自転車に興味のない一般の方なら分からなくて当然です。

先日、ニトリで 3段の棚を購入しましたが、同じように自分で組み立てる商品でした。( 5月22日の業務日誌)
しかし、自転車はニトリの棚と大きく異なる点があります。
それは、人の命を乗せて走る商品だということ。

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熊本豪雨
2020–07–06

熊本豪雨による被災地の状況を見ると心が痛みます。
何かできないものかと日本赤十字社のホームページを見れば、まだ義援金の受付は始まっていませんでした。
しかし、被災された方のニーズに対して即時に様々な支援を行うために、寄付金が支援サービスという形で直ぐに被災された方に届けられる方法があります。
それは、日本赤十字社の「活動資金」としての寄付です。
当店では、お客さまからお預かりした寄付金(募金箱)と売上の一部を活動資金として寄付しています
今後は、日本赤十字社の活動に期待するばかりです。

今日も平常通り営業できたことに、感謝しなければいけません。

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今日は
2020–07–07

のんびりした営業日でした。

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営業時間外
2020–07–08

実家の町内で自転車屋を営む80歳半ばのMさんは、自宅と店舗を兼ねています。
「営業時間が終って、夕食時や就寝中であっても、店の入り口からドンドンと叩く音がして、パンクを直してほしいとお客さんが来ることがあるんや…」
以前、そんな話を聞いたことがありました。

「店やめたのに、今でも自転車を持ってこられるんや…」
80歳を過ぎて体が不調になり、数年前に自転車屋を廃業された東となり町のNさんは、今でも近所の人から自転車の修理を頼まれるそうです。
廃業時に、修理に必要なものや工具を全て片付けてしまったNさんは、お客さんに同じ自転車屋の私を紹介していただくことがあります。

昨日、私の店にお客さんから電話がかかってきました。
「修理してくれへんか? 自転車はNさんの店に預けとるからな。あんたの店、明日は定休日やろ。10時過ぎに持って来てくれへんか。」

私は、営業が終ってからNさんの旧店舗へ出向き、自転車を受け取りました。
「店の方は、どうや?」
Nさんは私に優しく声をかけました。

日が明けて、今日は定休日でしたが、昨日Nさんから預かった自転車を修理するため、いつもより早く店に来ました。
ところが、直した自転車を10時過ぎに届ける約束が、お客さんの都合が変わって午後 3時に変更。
予定外に時間が空いてしまったところへ、たまたま別のお客さんから店に電話があり、出張修理の依頼が入りました。
急遽入った出張修理はスムーズに終えることができ、午後 3時には、Nさんから預かった自転車をお客さんの自宅へ届けることができました。

実は、先週の定休日も店に来ていました。
個人事業者にとっての定休日とは、営業中に出来ない仕事をしていることが多いです。
しかし、80歳半ば現役のMさん、廃業しても修理を頼まれるNさんを思えば、営業時間外の仕事どころか、人間死ぬまで仕事なんだなぁと考えさせられました。

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今日は
2020–07–10

のんびりした営業日でした。
処分を依頼された自転車を分解して、たまっていた廃タイヤの処分もして、気分はスッキリ。
一息ついて、新しい軍手を下ろしました。

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平凡な
2020–07–12

パンク修理やタイヤの空気入れなど、自転車屋として当たり前のような仕事をしました。
平凡な営業日でしたが、そうやって日々過ごせることがありがたいと思えます。

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利害関係
2020–07–13

雨が降る営業日、パンク修理でお客さんが来店されました。
空気が抜けた後タイヤを触ると、パンクしにくいタイヤです。
タイヤの中に納まっているチューブは、タイヤがずれたことによって大きく引っ張られ、その表面は擦り切れており、典型的な「パンクしにくいタイヤ」が原因によるパンクでした。

私は、パンクの原因をお客さんに説明しますが、けげんな表情…
それも仕方がない事だと思います。
お客さんの立場で考えてみれば…

雨が降る日にパンク…というツイていない最悪な日に、
修理に持ちこんだ自転車屋から「パンクしにくいタイヤだからパンクした」と、訳の分からないことを説明され、
パンク修理しても応急処置だから、チューブ交換、いや、タイヤも交換した方がいいと、ぼったくられているようなことを言われるのだから。

結局、私はパンク修理をしました。
傷んだチューブの状態から、いずれまたパンクすることは予想できたので、お客さんのためを思うならタイヤ・チューブ交換をもっと強く勧めるべきところでした。
しかし、私の説明だけでお客さんに納得していただくのは困難と判断。
そこで、「なぜ自転車はパンクする?」の QRコードをプリントした紙を手渡して、納得・信用していただくまで待つことにしました。

お客さんとの人間関係とは、シビアな利害関係です。
厳しい環境ですが、日々その中で信頼関係を築いていくことが大切で、それを楽しみに私は自転車屋をやっています。
そういう点では、下町のママチャリ屋という環境に身を置くのはうってつけかなと思っています。

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緊張と心配
2020–07–14

いろいろな業務の中で緊張するのが、お客さんからの注文です。
商品は、インターネットを通じて発注しますが、形式やカラー、サイズ、数量の入力ミスがないか緊張します。
発注後は、問題なく受注されたのか心配になります。
受注された商品は、問題なく発送されたのか心配になります。
発送された商品は、大雨などの災害、行き先違いによるトラックの積み間違いがないか心配になります。
入荷した商品は、発送間違いがないか開封時に心配になります。
補修部品は、自転車に適合するのか心配になります。
自転車の場合は、検品の時にキズ等の不具合がないか心配になります。

今日は、注文を頂いていた商品が問題なく入荷し、納車前の自転車が問題なく組み立てられました。
無事にお客さんに商品をお渡しするまで、あともう少し緊張は続きます。

仕事はいつでも緊張感をもってやるべきです。
特に私の年齢になれば、気の緩み、慣れ、そして、失念してしまうことが多いので…

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ちょっと隣
2020–07–17

「パンクはいくら?」
お客さんからよく受ける質問です。
その原因が、チューブやタイヤの傷みであることも少なくないので、パンク修理の料金だけでなく、タイヤ・チューブを交換した場合の料金も説明した方がよい場合が多いです。

今日、タイヤの空気が抜けてしまった自転車を押したオバちゃんが来店されました。
「直しといて。ちょっと隣に行ってくるから、終わったら呼んで」
チューブやタイヤが原因であるかもしれないことを説明しようかと思いましたが、すでにオバちゃんの姿はありませんでした。

私は、空気が抜けてしまった後輪を見てみます。
そしたら、写真のようにタイヤが裂けていました。
慌ててオバちゃんを追いますが見当たりません。
北隣のスーパー「さのや」さんに「うちのお客さん来てませんか?」と尋ねましたが、来ていないとの返答。
南隣の介護事務所「くじら」さんにもオバちゃんの姿はありませんでした。

さて、どうしようか…と思ったところへ、オバちゃんが帰ってきました。
「どうや?」
「タイヤがダメですわ~」
そういうことで、タイヤ・チューブ交換となりました。

後で聞いたのですが、オバちゃんは、スーパー「さのや」さんの交差点の、さらにその向こうにあるお知り合いの家へ行っていたそうです。

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ドライブ
2020–07–19

今日は、営業終了後に修理で預かった自転車を営業車に載せて配達する予定になっています。
行き先は、市街地の北部に位置する夢前町宮置。
片道約30分のドライブは、日中ずっと店から離れられない私にとって、良い気分転換になります。

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始業時間
2020–07–21

通常、修理のための預かり・配達は、営業が終了する19時以降に出かけています。
ところが、預かり・配達の場所が事業所の場合、19時以降はすでに業務が終了していることが多く、対応できなくなります。
昨日と今日、近所の事業所へ自転車修理の預かり・配達をしました。
時間は、通常の19時以降ではなく、午前 9時過ぎ。
近所の事業所なので、店の営業が始まる10時には余裕のあるスケジュールでした。

そういうことで、たまたま今朝はいつもより早い時刻に営業を始めたところ、10時までに 2人のお客さんが来店。
むむっ、開店時間、早くした方が良いのかな…

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在庫が揃う
2020–07–23

注文していた商品が入荷しました。
これで、ようやく欠品していた商品の在庫が揃ったことになります。
完成車の在庫も、通常の 2台となりました。
長く欠品していたものもあったので、なんだかホッとしました。

今日は、のんびりした営業日でした。

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YouTube
2020–07–26

店にとっての集客手段は、新聞折込み広告やポスティングのチラシからインターネットのホームページ、SNSなど沢山あります。
「YouTube をやってみては?」
バックカントリー穂高の太田さんから、そう背中を押されたのは 4月のことでした。
最初は「えっー!」と戸惑いましたが、業種は違えど同じ店舗経営者として有難い助言として受け止めて、それ以来コツコツ準備を進めてきました。
そして今日、最初の動画を公開することが出来ました。
チャンネル登録から、使用する機材、編集作業まで分からないことだらけだったので、YouTube をどのように集客につなげるのか、まだそこまで考えられていません。
とにかく、無事に公開できてホッとしています。
最初の動画は、姫路駅からお店までの道案内です。
この 4連休はのんびりした営業日が続いたので、編集作業を一気に進めることが出来ました。
嬉しいのか、悲しいのか…

動画で案内
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店のシール
2020–07–27

「タイヤの空気を入れて下さい」と男性のお客さんが来店されました。
これまでも、タイヤの空気や自転車の修理で、時々来店される方でした。
ところが、いつもの小径ホイールの折り畳み自転車とは違います。
そのフレームを見れば、私の店シールが貼られていました。
「これ、父の自転車だったんですよ」とお客さん。
聞けば、昨日亡くなられたということでした。

私は、タイヤの空気以外にも、注油や各部のチェックなど、感謝の気持ちを込めて点検をしました。
「私の店でご購入いただいた自転車は、家族の方ならいつでも無料で点検をしていますので、これからもぜひ定期的に持ってきてくださいね」
私はそうお客さんにお願いしました。

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今日は
2020–07–28

のんびりした営業日でした。
YouTubeの動画制作も終わって、やることがなくなってしまいました。
次の動画は、店舗を紹介する内容にしたいと思っています。

撮影で使用したカメラについて、最初は当ホームページに使用しているリコーGRを使用してみました。
ところが、撮影中にモニターは見づらく、手振れが激しい映像は全く使えませんでした。
そこで、妻が仕事で使っているオリンパス ペンを借りて撮影したのがこの度の動画です。

現在、動画用のカメラを注文しているところです。
そのカメラを使って、この業務日誌のようなVlog(ブイログ)スタイルで続けていけたらいいなぁと考えているところです。

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映像の世界
2020–07–31

昨日、自宅近くのカメラ屋さんから注文していたカメラが届いたと連絡がありました。
そこで妻にお願いして、お店まで取りに行ってもらいました。
現在、インターネットの説明書で取扱いを理解しているところ。
写真カメラなら、説明書を熟読せずとも大体分かるのですが、映像カメラとなれば専門用語から流儀まで全く未知の分野です。
まだSDメモリーカードも無い状態ですが、ぼちぼちと日常を撮っていきたいと思います。

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