健康じてんしゃ店

2020

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今日は
2020–05–01

のんびりした営業日でした。

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廃業
2020–05–02

私の店は、姫路駅近くにあるホテルのレンタル自転車の定期点検を請け負っていました。
今朝、そのホテルの社長さんが来店。
「廃業することに決めました。」
「えっ、休じゃなくて、廃?」
思わず絶句してしまいました。
これまで、来店されたお客さんから「失業しました」とは何度か聞きましたが、廃業は初めてです。
「これまで41年間やってきましたが、この度は全く何もできませんでした」と社長さん。
これからどうなるんだろう…と、とても不安な気持ちになりました。

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防犯登録
2020–05–03

防犯登録の在庫が少なくなったので、数日前に仕入れました。
何気なく、そこに添付されていた用紙の文面に目を通せば、防犯登録の発注で支払った代金は「仕入」ではなく、「差入保証金」と記されていました。
なんと! そんなん知らんなんだ

防犯登録は、新車販売と同時にキャッシュレス決済になることが多いため、差入保証金として処理した場合、経理がものすごく複雑なことになります。
それでも帳簿を修正できないものかと試行錯誤してみましたが、すでに昨年分を仕入として申告しており、経理素人の私では無理だと諦めました。

差入保証金として処理するメリットは、課税事業者としての売上を減額できることでしょうか?
そもそも防犯登録は非課税だから、関係ないのかな?
いずれにしても今年はウイルス災禍なんで、心配しなくてもいいんですけどね…

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今日は
2020–05–04

とてものんびりした営業日でした。

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チョコレートムース
2020–05–05

テレビを見ている時、チョコレートムースを作る場面になりました。
美味しそうだったので、その視線をじーっと妻の方へ移します。
すかさず「私は作らへんで」と切り返す妻。
そして、衝撃的なことを知りました。
それは、我が家には砂糖がない…
2年前からないらしい。

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エクササイズ
2020–05–06

水曜の今日は定休日。
エクササイズのために、1時間ほど自転車に乗りました。
行き先は、先週と同じ近所の夢前川。
3週連続となるので、きつかった前傾姿勢も慣れてくるかな?と期待しましたが、まだ上半身、特に腕が疲れます。
それを妻に言ったら、
「初心者の人の気持ちが分るでしょう~」と、つれない返事。

自転車のせい、ポジションのせいにしたいところですが、ここは素直に我が身体の衰えであることを認めざるを得ません。
4年のブランクで、ここまで衰えるのね~…

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パンク
2020–05–07

今日は、空気不足が原因のパンクが多かった。

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取扱い説明
2020–05–09

先月末、中古のロードバイクの整備依頼がありました。
今日は、同じく中古のクロスバイクの整備を受けました。
いずれも、お客さんにとって初カテゴリーのスポーツ自転車です。

依頼内容はケーブル類などパーツ交換と整備点検でしたが、初カテゴリーという事を考えれば、ちゃんと整備した自転車だけでは乗りこなせません。
そこで、取扱い方を説明することにしました。

クロスバイクのお客さんは、スポーツ自転車が初めてなので、基本から全て説明。
ロードバイクのお客さんは、長くマウンテンバイクの経験があるため基本は省略。
ロードバイク特有の、例えば、フロントディレイラーのトリム操作、ドロップハンドルの持ち方、タイヤの空気圧、サドル高の調整、ケイデンス等…について説明しました。

新車ご購入時なら無償でも、それが中古車であれば、説明は有償サービスなのかもしれません。
しかし、自転車を楽しんでいただきたいという思いから、無償で惜しみなくお客さんにアドバイスをさせていただきました。

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3時のおやつ
2020–05–10

妻の手弁当は休みの今日、通勤途中にあるパン屋さんに寄って、昼食用のパンを買いました。
ついでに、3時のおやつ用にクリームパンも追加。
たいへん美味しくいただきました。

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健康じてんしゃ
2020–05–11

おばちゃんが来店。
「自転車の掃除をしてちょうだい」
そう言われて、近所のショッピングモールへ買い物へ行かれました。

エンジ色の24インチ婦人用自転車は、どちらかと言えばリーズナブルな仕様でしたが、回転部分やブレーキなど各部の調子は良好で、とても丁寧に大切に扱っていらっしゃる様子が見て取れます。
私は、前後の虫ゴムを交換して、エンジ色のフレームをピカピカに磨き上げました。

しばらくして、買物袋を手にぶら下げたおばちゃんが戻って来られました。
「きれいに乗られていますね」
「以前は車輪の軸も自分で磨いとったんや。ピカピカになってうれしいわ」
しばらく世間話をして、おばちゃんは帰られました。

ボロボロで傷んだまま乗られている自転車が多い中、おばちゃんの自転車はとても健康でした。

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今日は
2020–05–12

とてものんびりした営業日でした。

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オーバーホール
2020–05–14

数日前のことですが、ものすごい異音がするスポーツ自転車が持ち込まれました。
直ぐに原因を突き止めて異音を消すことができましたが、 試走の時、他にも気になることろがあったので、トラブルが起こらない程度に簡易的な調整をやっておきました。

今日、同じお客さんが来店。
「この前直してもらったらすごく調子良くなったので、オーバーホールもお願いします」と作業を依頼されました。
前回、簡易的に直したところを根本的に直すことができました。

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破棄
2020–05–15

昨日、自転車の修理が持ち込まれました。
後輪のスポークが多数折れている状態です。
そこで、リム・スポーク交換を提案したところ、社用の自転車なので社長に相談するということで、修理は保留となりました。

今日、その自転車は修理に持ち込まれませんでした。
ホイール以外は傷んでいない自転車でしたが、廃棄されることになったのかな?

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整理
2020–05–16

先の休日、これまで 4年間使っていた冷蔵庫を家電リサイクルに出して廃棄しました。
冷蔵庫があった場所には、新しい棚を設置する予定にしています。
プリンター、電話、カタログ、そして書類などは、新しく設置する棚へ移動させ、チューブや小物パーツ等の在庫商品を現在の棚へ入れます。

今日は、その移動準備のために書類などを整理しました。
できるだけ効率よく仕事をするために、あれこれ考えながら模様替えするのは楽しいものです。

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サビ取り
2020–05–17

自転車の整備を受けました。
「サビも取ってもらえますか?」とお客さん。
綺麗に取ることは出来ないことを了解してもらってから、サビ取りも引き受けることにしました。
最初は仕方なくという感じでしたが、サビついた部品の表面をゴシゴシ削り、磨いているうちに、だんだん熱が入ってきて、最終的には自分でも驚くほどピカピカになりました。
きれいになった自転車は、明日の晩に営業車で配達します。
お客さんの喜ぶ顔を早く見たい。

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正常です
2020–05–19

今日、ブリヂストン社の自転車「アルベルト」を組立ました。
左側の写真がアルベルトです。

そのクランク軸とフレーム部分を見ると、黒い部品のネジが露出して、緩んでいるように見えます。
しかし、その状態が正常なのです。
クロスバイクなどスポーツ自転車では、必要以上に締めこむと回転が渋くなることもあります。
アルベルトのクランク軸には、防塵、防水、耐久性に優れたカートリッジタイプのシールドベアリングが使用されており、従来タイプ(右側写真)のような樹脂製カバーは装備されていません。
樹脂製カバーの目的は、防水、防塵よりも、ロックリングに脚を引っかけても怪我をしないための防護カバー、外観を良くするデザイン意匠カバーと考えた方がいいです。

今晩、完成したアルベルトを営業車に載せて配達する予定。
自転車屋にとって当たり前の事でも、お客さんにとっては不安な要素です。
納車時には、「部品が緩んでいるのではなく、この状態が正常です」という説明を忘れないように気を付けなくては…

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完了
2020–05–22

先の定休日に棚を購入して、その日のうちに設置。
同日から、書類や在庫品の移動を始めました。
その作業を続けて、3日目の今日、ようやく配置の変更が完了しました。

これから、何がどこへ行ったのか、捜しまくる日々が始まりそう。

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ツールボックス
2020–05–23

機械をいじる仕事では、作業の効率を上げるために工具を納める場所に工夫が必要です。
メジャー工具メーカーがリリースするツールボックスは、重量のある工具を大量に入れても滑らかにスライドする引き出しが何段にも重なって、そのクールな外観、重厚感は、ただモノではないイメージを来店客に与えます。
それとは対照的に、我が店のツールボックス、いや工具箱は、写真の「揖保乃糸」。
使用頻度の高い工具は、壁面と上段の木箱に納めていますが、クールなメジャー工具メーカーのツールボックスが持つ存在感には足元にも及びません。

今日、女性のお客さんが来店され、タイヤの空気を入れました。
「この揖保乃糸の木箱、カッコイイですね~」
女性のお客さんからそう言われると、とても嬉しく思いました。
男性が求めるクールさに対し、女性の「オシャレ、カワイイ、カッコイイ」は、全く違います。
スポーツ自転車店ならクールな演出も大事ですが、下町の自転車屋は、女性の感性に応える方が大切なのかもしれません。

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BGM
2020–05–24

店舗を営業する上で欠かせないのがBGM。
思い返せば、店舗工事前の仮営業中、吹きさらしの過酷な環境で初めて電気が開通し、その時に聴いたラジオから流れる音楽に心が癒されたものでした。(2016年 2月 5日の業務日誌より)
開業準備の時は、天井に備えられた高性能スピーカーから、営業用BGM有線放送の音楽が流れる店舗に憧れましたが、現状、私の店ではラジオから流れるFM放送。
音楽CDを店内BGMに使用しているお店もあるようですが、個人で楽しむ音楽CDを営業用に使用するのは間違っているような気がします。

先日、事務系備品や商品在庫の配置場所を大きく変えた際、それまで木製の棚に置いていたラジオを入口近くの床へ移動させました。
設置場所が硬くなったのが原因なのか、スピーカーから流れる音が全く変わってビックリ。
「この店、BGM流れてましたっけ?」
お客さんの感想です。

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ストドロではないのに…
2020–05–26

知識と技術があれば、個人で自転車の整備や部品交換など、メカをいじるのも自転車の楽しみのひとつです。 プロ顔負けの工具を揃えて、何でも自分でやってしまうアマチュアメカニックさんもいらっしゃいます。

今日、知人のアマチュアメカニックから購入したというクロスバイクが持ち込まれました。
見てみれば、後輪の固定部分がずれて、フレームにタイヤが接触していました。

持ち込まれたクロスバイクは、ルック車に多く見られるタイプのエンド(上の写真)に、ハブ軸の並行を出すための細工が施された状態でした。
このタイプは、下の写真のように海外の一般自転車でよく見られるフォワードドロップアウト形のエンドです。
シングルギヤの場合、ハブ軸をスライドさせることでチェーンの張り具合を調整することができ、チェーンを外したり切ったりすることなく後ホイールを着脱できるのが特徴。
日本国内では、外装変速機がエンドに後付けされた状態で販売されていることが多いです。
フォワードドロップアウトエンドは、ペダリング時の力により、ハブ軸が前方へずれやすいのが欠点。
したがって、接触面の大きいワッシャーとナット、または、固定力に優れたクイックレリーズで確実にホイールを固定する必要があります。

この度持ち込まれたクロスバイクは、固定力の弱いクイックレリーズをフォワードドロップアウトエンドのフレームに使用した事に問題がありました。
本来、そのようなクイックレリーズは、現在のスポーツ自転車で採用されているストレートドロップアウトエンド(ストドロ)でのみ使用すべきなのです。

私が初めてスポーツ自転車を購入した1980年中頃、ストドロはランドナーやキャンピングなどのツーリング車だけで、ロードバイク(当時はロードレーサーと呼んでいた)は、ディレイラーハンガーが一体化したフォワードドロップアウトエンドに、ハブ軸を平行にスライドさせるアジャストネジが備わっていました。当時はそれを「ロードエンド・逆爪」と呼んでいたような記憶があります。
当時でも、クイックレリーズの固定力不足でホイールがずれる事もありました。

スポーツ車 = クイックレリーズが正義という概念は理解できます。
自転車の改造についても、個人で楽しむ範囲であれば不具合が生じても自己責任のうちで済みます。
しかし、経験が浅く資格も有しないアマチュアメカニックが、改造した自転車を他人へ販売する行為について、法的には問題ありませんが、この度のような不具合が発生する事もあるのです。

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咲いた咲いた
2020–05–28

我家のベランダにバラの花が咲きました。
妻は、とてもうれしそうです。

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牛乳石鹸
2020–05–29

最近、手がきれいになりました。
コロナウィルスの影響で仕事が減った…というより、洗い方を変えたから。
ミルク成分配合 COW印の「牛乳石鹸」を使って、スポンジの荒い面でゴシゴシと擦って洗うようにしたら、指紋の間の油汚れも取れて、これまで使用していた業務用洗剤よりきれいに洗えるようになりました。
おまけに経済的なので気に入っています。

閑話休題
自転車の部品についての問い合わせがありました。 続きはこちら ▶

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今日は
2020–05–30

のんびりした営業日でした。
久しぶりに営業終了後の引取り、配達もありません。
「そうや、アンカーさんに乗って帰ろう♪」って思ったら、天気予報では明日は雨らしい…
営業車で帰宅します。

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職業
2020–05–31

H君は、勉強が出来て小学校の時に学級委員長をつとめました。
そのH君のお母さんが自転車の修理で来店された事があります。
「H君は元気ですか?」
「今、あの子、スプリングエイトで働いでいるのよ」とお母さん。
その時、ふと考えました。
私の母が同じ質問を受けた時、「あの子は、自転車屋をやっている」と答えるのかな…と。

先日、水色のワンピースを着た高校 3年生の女の子から、修理で来店された時に質問を受けました。
「自転車屋さん(私のこと)は、生まれ変わったら次はどんな仕事をしたいですか?」
私は堂々と答えました。
「生まれ変わっても、ぜひ自転車屋をやりたいね」
「えっ?そうなんですか…」
女の子は、それを聞いてやや不思議そうな顔をしながら言いました。
「私は、スパイになりたいんです。誰も知らない秘密を知ることが出来るから」
「好きな事を仕事にしたらええよ。ボクはね、ほら、自転車が大好きやから」
「あっ、そうか」

仕事は純粋に、自分の幸せのため、自分ファーストでいいと思います。
得意な事、好きな事を職業にすることで、自分ファーストと両立できます。
例えば私は、苦手な自転車の営業販売より、好きな修理に力を入れています。
本格焼酎だけを提供する居酒屋さん、スポーツ自転車だけを扱うサイクルショップのような専門店は、得意で好きな事と自分ファーストが両立している職業だといえます。

得意な事、好きな事を職業にすれば、結果的にその職業は、世界中の人が笑顔になるため、他人の幸せを求めて働く仕事になるのかもしれませんね。

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