健康じてんしゃ店

2020

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今日は
2020–06–01

のんびりした営業日でした。
写真は、今日のパンク修理です。

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音楽のように
2020–06–02

私が輪界(自転車業界のこと)に入った当時のマウンテンバイクが整備点検で持ち込まれました。
サムシフターと呼ばれる変速レバー(写真)や、チドリ・アーチワイヤーの代わりに使用された初期のリンクワイヤーなど、懐かしい仕様です。
この度の整備では、カンティレバーブレーキのシューを交換しました。
作業には、5mmの六角レンチと10mmのスパナを使用しますが、当時は夢にまで見るぐらいやっていたので、その頃の感覚を手が覚えており、懐かしい気分でブレーキシューを交換しました。

懐かしい音楽を聴くと当時を思い出すような気分でした。

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便利なもの
2020–06–03

休日のエクササイズに、夢前川のサイクリングロードを走ってきました。
途中、はっと思えた風景を見た時に停車して、カメラを向けることが多いのですが、そんな時は、自立しない自転車が邪魔になります。

そこで、スタンドを取り付けました。

疲れて、ちょっと休憩したいなぁと思った時でも、場所を選ばず気軽に停車することができます。

いまだメーターもボトルケージも装備していませんが、写真と休憩を優先するなら、何よりもスタンドが便利なものだと思えました。

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今日は
2020–06–04

のんびりした営業日でした。

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今日は
2020–06–07

のんびりした営業日でした。

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商売の指針
2020–06–09

ひとりで店を経営していますが、日々お客さんとの出会いがあるため孤独を感じることはありません。
それはまるで一人旅をしているようなもの。
旅の途中に出会った人から学びがあるように、私もお客さんから日々いろいろなことを学んでいます。

Hさんとの出会いは、開業間もない頃に出張修理の依頼をいただいたのがきっかけでした。
タイヤの空気が抜けてしまったHさんの自転車を修理して、自宅へ届けた時のこと。

「私みたいな一人暮らしのバァさんは、膝を痛めとるから、自転車が無いと買物へも行かれへんのや。ほんまに助かったわ  ありがとう」

たかが自転車ですが、Hさんにとっては生活に欠かせない大切な自転車だと、その言葉で本当に実感しました。そして、自分の役割はコレだと気付いた時でした。

「あんたの店、チラシはあるんか?  近所に配ったるから持ってきな」
そんな優しい心遣いもいただきました。
「あんたの店は、どこにあるんや?  体の調子が良くなったら行ってみたいな」
Hさんがそう言われたのは、何度かあった修理配達の時でした。

今朝、しわがれ声の女性高齢者から電話がかかってきました。
「今日、あんたの店へ行くわ」
その声から直ぐにHさんだと分かりました。

数時間後、知人から譲り受けたという自転車に乗って、Hさんが来店されました。
自転車の整備を受けて、その作業をしている私にHさんは言いました。

「どうや、お客さんは増えたか?」
「おかげさまで」

現在、私の店は、展示している自転車の台数を減らして、一般自転車の修理を主な仕事にしています。
それが自分の役割だと気付くことができたのは、Hさんとのご縁でした。
私は尋ねました。

「Hさん、商売してたんですか?」
「そうや」

それがどんな商売だったか尋ねませんでしたが、Hさんからは商売の指針として最も大切なことを学ばせていただいたような気がします。

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梅雨入り
2020–06–12

梅雨に入って、湿度は一気に急上昇。
そこで、冷房のスイッチを入れてエアコンを稼動させました。
今年はコロナウイルス感染防止のため、店内を密閉空間にできません。
わずか 8坪の小さな店舗にて、1間幅の入口を全開にすれば、非力なエアコンから吹き出る冷風なんて焼け石に水のようなもの。
今年は過酷な夏になりそうです。

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自転車の整備
2020–06–13

マウンテンバイクの整備を受けました。
経年劣化のためアウターケーシングが裂けてしまっており、シフトレバーは空打ち状態。
そこで、ブレーキレバー、シフトレバー、ケーブル類を全て新品へ交換します。
約 2時間で作業は完了し、とても滑らかなレバー操作が復活しました。

古い自転車の性能を戻すには、新品の部品交換も大切ですが、それ以上にケーブル類の交換は効果が大きいと言えます。

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出張修理
2020–06–14

出張修理の依頼が入りました。
本日の店舗営業終了後にお客さん宅へ向かいます。
いつものように引取りの後に店舗で修理をするのではなく、現地で作業をする予定。
どうか、その時だけでも雨がやみますように…と暗い雨雲が覆う暗い空を見つめます。

営業時間終了が迫った頃、西の空が明るくなりました。
工具と必要な部品を準備して、店のシャッターを下ろします。
お客さんの自宅に到着後、スムーズに作業は完了しました。

修理作業は、全ての在庫と工具設備が整った店舗の方が確実に行うことが出来ます。
しかし、自転車を引き取ってから店舗で作業して配達すれば、お客さん宅まで 2往復することになるので、今回のようにお客さん宅で修理できる作業内容の方が負担が少なく気持ちも楽です。

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標準
2020–06–18

クロスバイクのチューブ交換をしました。
写真のバルブは、一般自転車に使われている最も標準的なタイプです。
お客さんにとって、チューブは、いつでも、どこでも、直ぐに交換できると思われますが、写真のチューブを在庫している自転車店は多くないかもしれません。
それは、サイズが700Cというより、バルブの長さが通常の 2倍(60mm)もあるからです。

ずっと以前の話ですが、ロードバイクのクランクセットを注文いただいた時の事。
「ギヤ構成は標準で」という注文でしたが、お客さんのご希望は、50×34Tのコンパクトドライブでした。
当時はまだ52×39Tが主流だったので、私にとっての標準と、お客さんにとっての標準が異なったわけです。

お電話で自転車修理の問い合わせがあった場合、「標準的な自転車ですか?」と尋ねますが、クロスバイクでも、マウンテンバイクでも、子乗せ電動アシスト自転車でも、折り畳み自転車でも、皆さん「普通の自転車です」と答えられます。

私の店では、幅広い車種の修理を受けているので、標準、普通という言葉はいつも慎重に考えるようにしています。

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自転車の寿命
2020–06–19

「自転車の寿命は何年ですか?」
パンクやタイヤ交換などの修理中、お客さんからよく尋ねられます。
修理すればまだまだ乗れるのに、そのまま捨てられてしまう自転車が多いことを話します。

今日、少し古いロードバイクを再生させました。
持ち込まれた時は、フロントディレイラーが固着しており、チェーンはアッと驚くほど伸びて、インナーワイヤー、バーテープは解けて、まともに乗れる状態ではありませんでした。

そこで、フロントディレイラー、チェーン、スプロケット、ブレーキシュー、全ケーブル類、バーテープ、そして、ブラケットカバー(写真)を新品に交換しました。

ロードバイクなどスポーツ自転車の場合、しっかり修理されることが多いので、一般自転車よりずっと寿命が長いと言えそうです。

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今日は
2020–06–21

のんびりした営業日でした。
写真は、作業で汚れた手を洗う時に使っている台所用スポンジ。
少し濡らして、スポンジの硬い面に石鹸を擦り付けてから、手の汚れた部分をゴシゴシと擦って洗います。
これまで使っていたスポンジは、硬い部分が剥がれてきたので、ハサミで2分割した新しい片方へ入れ替えました。

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食後の楽しみ
2020–06–22

今日ものんびりした営業日。
昼食は、妻が作ってくれた弁当を食べています。
いつも、弁当の上にお菓子を入れてくれており、今日はクッキーが一枚ありました。
美味しくいただきました。(お弁当も)

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出番
2020–06–25

雨が降るのんびりした営業日でした。
今日は出番の少なかった工具を拭いて掃除しました。

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西日
2020–06–26

店内に西日が差し込む中、パンク修理をしました。
マブシイ…

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時間
2020–06–28

後車輪のスポークが数本折れてしまった自転車が持ち込まれました。
ちゃんと直すためには、折れた分だけ入れ替えるのではなく、全スポークを交換した方がよいとお客さんに説明しました。
そのために必要な費用と時間を提示したところ、お客さんはしばらく悩まれてから修理を依頼されました。

商売は、お客さんからサービスに対する料金を頂きますが、「時間」もいただきます。
この度の修理も、ホイールを組み直す作業のため、他の修理より長い時間が必要でした。

時間に関する別の話…
修理で来店されたお客さんが重なってしまった場合。
後から来店されたお客さんに対して、「先の修理が終わるまで待って下さい」とお願いする時は、心の中で「時間を下さい」と言っています。

あの世には無く、この世だけにあるのがお金と時間。
ままならないお金と違い、時間は全ての人に等しくあります。
時間もいただく意識をもって商売しているから、日常においても、自分だけではなく、他人のために時間を使うように心がけています。
ただし、他人のために時間を使うのは我慢が必要。それは「待つ」ことだから。

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日本産
2020–06–30

高齢のおばちゃんが自転車の購入を検討するために来店されました。
乗って来られた自転車が重いので、とにかく軽い自転車が欲しいというご希望でした。
あまりに重いので他店で修理を依頼したら、「そんな中国産の自転車に乗っとるからや!」と店主に言われたそうです。
店内にあるブリヂストンの展示車を指して「これは日本産の自転車か?」とおばちゃんから尋ねられました。
私は、メーカーの国籍は日本ですが、中国にある自社工場で製造されたものだと説明しましたが、いまいち納得してもらえません。
5G通信技術など、いまや中国は世界の技術先進国なのですが、そんな話をしてもおばちゃんには通じませんでした。
おそらく、製造産業の空洞化以前、日本が元気だった昭和の時代を引きずっておられるのでしょう。

おばちゃんが乗って来られた量販店の自転車をチェックしてみれば、タイヤの空気が減っていました。
私は、タイヤに空気をしっかり入れておきました。

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