健康じてんしゃ店

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レトロビル
2022–04–03

2日前のこと。
営業時間が終わった頃、片付けをしている時にバックヤードから「タタタタタタタタ」という音が聞こえました。
照明のない薄暗い中、「何の音だろう?」と捜してみれば、天井から水が漏れていました。
慌てて荷物を移動させ、ゴミバケツを設置してから大家さんに連絡しました。
大きいバケツなので一晩は問題ないだろうと考え、その日は帰宅。
翌朝(昨日)は業者さんが来店されて工事の段取りをしてもらい、明日の午後、天井に穴をあけて水が漏れている箇所を捜すことになりました。
築50年以上のレトロビルなので、何が起こっても笑える心のゆとりは持っているつもりです。
それにしても、バックヤードの内装工事をやらなくて良かった…

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場所の余裕
2022–04–04

水漏れ箇所を確認するため、天井に点検口が設けられました。
ところが原因となる個所の特定は出来ず。
今のところ水漏れはありませんが再発することも考えられるため、先日水漏れのあった周辺の荷物を片付けて、真下に大きなバケツを置きました。
タイミングよく、今日で修理のために預かっていた自転車は 1台まで減りました。
在庫していた新車は全て無くなり、納車予定の新車も明日でゼロになるので、現在はバックヤードのスペースに余裕があります。
しかし、在庫用の新車が箱の中に 2台あるのですが、それらを組立た状態で保管する場所が無くなってしまいました。
家賃の経費はかかっているので、いつまでもバケツを置いたままスペースを無駄にしておくわけにはいけません。
困ったものです。

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諸行無常
2022–04–07

平家物語の祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり~とあるように、形ある物は永遠に存在することはありません。
何十万円もするような高価なロードバイクやマウンテンバイクでも、いつかは廃車になるものです。
しかし「それを何とかしてほしい」と諦めきれないお客さんは少なくありません。
高価な自転車だからその気持ちは分かります。
人が持つモノへの執着をこれまで幾度となく見てきました。

今回、天井からの水漏れトラブルを体験してみて、建物についても同じだと痛感しました。
パンテオンのように2000年も建っている建築は例外ですが、自分の店が入っている建物がこの先何年建っているのだろうと考えてしまいます。
先日、コンクリートスラブ表面から水滴がにじみ出ている状態を目の当たりにして、はたして大家さんは52年前の建物をこの先長く修繕を続けながら保有されるのだろうか…と不安になってきました。
出来ることなら今の店で80歳まで自転車屋を続けたい。

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今日は
2022–04–08

のんびりした営業日でした。

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誕生日
2022–04–09

私の店は、開業日を11月 1日として税務署に届出書を提出しています。
実際は、開業に向けての準備を始めたばかりの頃で、その後、店舗の場所を現在の建物に決めて賃貸契約を交わしました。
しかし店舗の内装工事が始まらず、電気も水道も電話も建具も何もないスケルトン状態のまま、仮営業を始めたのが 1月24日のこと。
寒さが緩み始めた3月になってようやく店舗の工事が始まり、現在の店舗が完成して営業を始めたのが2016年 4月 9日でした。
つまり、今日は店舗にとって 6回目の誕生日となります。

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春の訪れ
2022–04–10

この時期、店内の奥まで日が差し込むようになると、春の訪れを感じます。
銀の馬車道のレポート制作に没頭しましたが、残念ながら最後まで仕上げることができませんでした。

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制作の目的
2022–04–11

今日、ようやく銀の馬車道サイクリングのレポートが完成しました。
次は動画制作にかかりたいと思います。

私の店は、生活の移動手段として自転車に乗られているお客さんを対象に商売をしています。
にもかかわらず、サイクリングのレポートや動画を制作しています。
それによって、スポーツ自転車に関する売上を伸ばそうとしているわけではありません。
実際に、その分野の売上は僅かです。

制作の目的は、事業の収益ではなく、サイクリングの普及です。
私が高校生だった時、自転車が趣味とは大きな声で言えませんでした。
1980年代当時は、自転車イコール競輪(ギャンブル)というイメージが強かったから。
今はそのようなことはなく、多くの人がスポーツとして自転車を楽しまれるようになりました。

だから、興味のある人、これから始める人に、サイクリングの楽しみを伝えたいという目的で、写真レポートや動画を制作しています。

収益を優先するばかりが事業ではないと考えます。

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先輩
2022–04–12

昨日までにアップロードした馬車道サイクリングのレポートについて、#6に大沢公民館の画像と説明文を追加しました。
実は、姫路市船津地区に卒業した同じ学校の先輩のご縁があり、私自身びっくりしました。
自転車に関する資料を送っていただいたり、YouTubeに動画を公開して間もない頃に貴重なアドバイスを頂いたり、以前からお世話になっている他府県にお住まいの先輩からのご紹介でした。
先輩っていいもんだなぁとしみじみ思いました。

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テレビを見ながら…
2022–04–15

町の自転車屋という商売柄なのか、退職されたお客さんとお話する機会が多いです。
60代のお客さんは、「長い間働いてきたので、好きなことをしたい」と話されます。
それは、ターミナル駅に到着した列車が満載していた積荷を降ろし、希望に満ちた第二の人生へ向けて再出発するような感じです。

ところが、70代前後のお客さんは「少ない年金だから…」というように、頻繁に年金という言葉を口にされます。
さらにご高齢の方は、「することがない」とか、「体が不調で不安」など、その話題は暮らしや健康に及びます。

大型商業施設を訪れると、ぼーっと椅子に座っている高齢者の男性をよく見かけますが、定年退職後に待っている第二の人生とは、「お金」「生きがい」「健康」がキーワードになるようです。
趣味三昧の老後もアリですが、それにはある程度のお金と飽きない気持ちが必要かもしれません。
先日来店されたお客さんは、「テレビを見ながら死ぬのを待っているみたい…」と口にされました。

少し前は、自分には関係ないと思っていた老後。
しかし、2ヵ月前に妻が誕生日を迎え、夫婦そろって50代となったことで、意識の向こうに隠れていた老後がいよいよ近づいてきたような気がします。

6年前、46歳で無計画のまま無職になった私は、その時に少しだけ定年という気分を味わいました。
30年近く前に転職した経験もありますが、その時は独身で若く、次の就職先も決まっており、夢と希望がありました。
46歳無職の時は、まるで人生というレールを脱線してしまった列車で、今日、それを題材にした「小さな店の日常#20」動画をアップロードしました。
自分をさらけ出すような内容で恥ずかしいのですが、このテーマは町の自転車屋を営む理由に繋がるので、これからも続けていきたいと思います。

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重なった
2022–04–19

重なる時は重なるもので、2台分のリヤホイールを組み立てることになりました。
後輪を外した状態で置いたままにできるのはバックヤードのおかげ。
商売にとって床面積は広ければ広いほどよい。

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ネジ山
2022–04–21

バスケットを取り付けている時、ドライバーを回しても回してもネジがかからないので、
「なんでや?」と見てみたらネジ山が無かった…

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互換性
2022–04–25

上画像にあるディレイラーとSTIレバーは、シマノ社10速用の部品だけど互換性はありません。
それは認識していますが、ただ知識だけのもので試したことがありませんでした。
それでは、走ったことがないルートを知ったかぶりする店員と同じようなものです。
まぁ、ケーブル固定部のアーム長を比較すれば予想はつくのですが…
過去にシマニョーロの依頼を受けたり、カタログ上の互換性がなくても実用的な性能を確認したことがあったので、実際に試してみることにしました。

結果、全く互換性ナシ!!ということが分かりました。
実際に経験したので、これで説得力が増しました。

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クレープとコーヒー
2022–04–28

もうすぐゴールデンウィークですね。
昨日の定休日は、妻と一緒に姫路駅周辺を散策して、ひと足早く行楽気分を味わいました。
まずは私の店の近所にあるクレープ屋さんへ。
いわゆる行列のできる人気店で、若い女性やカップルがクレープ片手に歩いている姿を頻繁に見かけるようになり、近頃は町の雰囲気が変わったように思えます。

そのお店の名は、辻クレープ研究所。
店名に「研究所」と漢字を用いられているところに地方らしからぬセンスと品の良さを感じます。
私の店名にも漢字を用いていますが、
「こちらは健康になるような特殊な自転車を売っているんですか?」
と真に受けられる事もしばしば…
姫路の自転車屋だから、カタカナ、アルファベットの店名の方が受入れられやすかったようです。

さて注文したクレープは、SNS映えしそうな上画像の通りで、コーヒーとセットで大変美味しくいただきました。
コーヒーは、今月17日に新店舗オープンされたNAKAZAKI CAFFEE RASTERさんによる焙煎で、カップを手に持ったその時、なんとナカザキさんご本人が納品に来られました。
すごいタイミングに驚きながらも、妻と二人で開店祝いの言葉を伝えることができました。
ナカザキさんと私は、同じ日(2016年4月9日)が開業日。
新店舗の計画を聞いた時、私もバックヤードの店舗拡張を計画していたので、「またまた同じタイミングになりそうですね~」と話した一年前がつい最近のように思えます。

ということで、クレープとコーヒーで幸せ気分の妻と私は、ナカザキさんの新店舗を見に行くことにしました。
白鷺小中学校前にあるテイクアウト専門のお店に到着すると、その正面には姫路城が大きく見えます。
レトロな建物をセンス良く改装され、ファサードに掲げられたCOFFEEの白い文字が印象的でした。
日曜日のみ営業ということで、水曜定休の私が店へ入る機会はずっと先になりそうです。

◇ ◇ ◇
YouTube動画に、銀の馬車道サイクリングをアップロードしました。
是非ご覧ください。

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雨の日
2022–04–29

雨の日は、ポンプを入れているバケツが傘立てになります。
居場所が無くなったポンプさんを写真のようにブロックに入れてみると、これがハマった。
この方がイイ感じ。

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