正しい商品名は分かりませんが、「パンク防止剤」が注入されたチューブをよく見ます。
その名前からしてパンクを防止する役割があるようですが、「パンク防止剤」が注入された自転車がパンク修理で持ち込まれる事は少なくありません。
「本当に空気漏れが防止できるのかな？」と、パンク修理で持ち込まれたチューブを数日観察してみましたが、止まる気配はありませんでした。
空気を入れた状態でタイヤを回転させ続けないといけないのかな？
ものすごく小さな穴なんですけどね。

200円の収入印紙を10枚購入しました。
それらは、領収書に貼り付ける度に200円の経費として計上します。

早いもので今年も残すところ１ヶ月あまりとなったこの時期、おおよそ今期の事業成績を予想することができます。
起伏の激しい売上が続く中でも、不思議なことに毎年同じような数字に落ち着くのですが、「何とかしたい」といつも思うのが経費の多さです。

収入印紙や切手など、形に見えて手に取れるモノは、その費用を認識しやすいのですが、継続している形のないサービスを前払いした費用については、支払った後、その金額をすっかり忘れています。

例えば、店舗にかけている火災保険やパソコンのウィルス対策ソフトなど、それらの費用は前払いのため、日々費用がかかっているという認識が乏しくなります。
このホームページを公開するための費用、つまり、レンタルサーバーやドメイン使用料についても同じです。

本日の時点で、収入を得るために支払った費用（商品仕入と減価償却を除く）を調べてみると、210万円もありました。
それとは別に、前払いしているサービス未使用分の費用は10万円を越えています。

毎年この時期になると、経費削減について考えるのですが、店の経理やホームページ制作は他に任せることなく自力でやっているので、「まぁ、いいか」と自分で納得させているのも毎年の事。
家賃、税金に次いで高額なのが、それらの費用ですから。

11月に入って一気に気温が下がって、来店されるお客さんの数も一気に減りました。
自転車屋とは、なんと気候に左右されやすい商売なんでしょうか…
今日は、連日の寒さから一転して暖かくなり、それに合わせるように来店されるお客さんも通常に戻りました。
ポカポカ陽気に誘われたのか、ハイビスカスの花が咲きました。
これから開くつぼみもいくつかあります。
この時期に咲く花でしたっけ？

タイヤに空気を入れてほしいとお客さんが来店されました。
私は自転車受け取り、コンプレッサーのホースを手に取りました。
後タイヤの空気を充填している時、油切れで茶色く錆びたチェーンが目に入りました。
私の店では空気は無料ですが、注油の料金は100円としています。
声をかけるべきか悩んでいるその時、お客さんは募金箱の方へ移動して、そーっと硬貨を入れられました。
それを見て迷いはなくなり、そーっとチェーンに油を注しました。

仕事をする上で無くてはならないのが工具です。
いくら技術があっても、工具が無いと何もできません。
しかし、日々酷使しているにもかかわらず、それらにかける費用は決して多くはありませんでした。
数ある備品の中で収益を得るために最も出番が多く、無くなると直ちに仕事が止まってしまうのが工具なのだから、もっと多くの費用をかけるべきです。
そこで、上写真の欧州ブランドの工具を刷新、追加しました。
1ユーロ160円を越えている円安の今、決して安くない買い物でしたが、一流の工具を手に持って、納得のいく仕事をしたい。